Atsunobu Kimura's Research Activities

リビングラボ(Living Labs)、Coデザイン、参加型デザイン、共創・協働、地域創生、社会システムデザイン、ソーシャルデザイン、UXデザインなどの研究&実践活動をまとめたページです。


 木村篤信 (博士 工学)

地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナー
東京理科大学 工学研究科 情報工学専攻 客員准教授
大牟田未来共創センター(「問いと対話」のメディア 湯リイカ
日本リビングラボネットワーク (Japanese Network of Living Labs) 代表理事 
デザインイノベーションコンソーシアム フェロー
ソーシャルビジネスネットワーク  フェロー

大阪大学、奈良先端科学技術大学院大学を修了後、NTT研究所に入社。2016年よりリビングラボ・Coデザインの研究・実践プロジェクトを立ち上げ、2021年にNTT西日本グループの子会社として地域創生Coデザイン研究所を設立、現職。博士(工学)。主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事。デザイン研究のチームを牽引し、企業内のUXデザインプロジェクト、地域の社会課題に関するリビングラボプロジェクトを多数実践し、コンサルティングや教育活動も行っている。現在は、大牟田市などの地域主体ともに、まちづくり、地域経営、サービスデザイン、社会システムデザインなどの文脈で新しいソーシャルデザインのあり方を探求中。2019年に大牟田未来共創センター(愛称:ポニポニ)設立、2023年に日本リビングラボネットワーク(略称:JNoLL(ジェノール))設立。著書に「2030年の情報通信技術生活者の未来像」(NTT出版|2015年)等。

連絡先 kimura.atsunobu01●is.naist.jp (●をアットマークに変更してください)
講演、取材、視察などのご連絡はこちらまで。


Research

どのようにすれば、セクターを超えた共創オープンイノベーションソーシャルイノベーションが、個人の特性や組織のミッションを乗り超えて実現できるのか?

どのようにすれば、共創の環境(コミュニケーション,プロジェクト,社会システム)をアップデートできるのか?

について考え、リビングラボ(Living Labs)、ソーシャルデザインなどのテーマで実践と研究に取り組んでいます。

リビングラボについての簡単な説明はこちらのページにまとめています。

もう少し詳しくお知りになりたい方は、サービス学会特集論文国会図書館報告書をご覧ください。

note記事はこちら

研究内容

社会課題の解決で注目される「セクターを超えた共創」

地域創生・地域活性化・SDGs・ソーシャルデザインなど社会課題についての関心が、さまざまなところで高まっています。住民の立場からすると、老後や子育ての不安などがあるでしょう。行政は人口減少に歯どめがかからない中でどのように持続して行くのかが課題です。企業もこれからの社会で求められるサービスを生み出すことに苦労しています。

いずれのステークホルダーも、自分たちだけで解決していくことの限界を感じ、他のステークホルダーとの「共創(Co-Creation)」(共に価値を創っていく・課題を解決していくこと)に可能性を見出しています。しかし、今の社会で「共創」することは、簡単そうにみえて、うまくいかないものです。

どうすれば、「共創」がうまくいくのか

そこで実践や研究を通じて方法論を生み出すことを研究テーマとし、リビングラボ(Living Labs)、ソーシャルデザインなどのキーワードで実践と研究をしています。みなさんが、こどもの時に砂場で自由に遊んでいたときと同じように、息をするように組織を超えて共創活動できる社会を目指しています。

現在興味をもっている具体的な研究テーマ: 

–地域と企業の持続可能な共創モデル(地域の有形・無形の知財が一方的に搾取されないあり方 & 企業の新しい価値・示唆の見出し方)

–住民が主体的に共創活動に関われる仕組み(安心、対等、刺激、冒険、学び)

–専門家が自身の専門性を乗り越えて共創できるための条件

–共創するステークホルダー間のガバナンス

-共創の環境(社会システム)アップデート

Publications

住民自治体・企業が共創する方法論であるリビングラボ(Living Labs)や、社会課題解決を進めるサービスデザイン、企業においてサービス開発を進めるUXデザインの研究について執筆しています

リビングラボに関する知見

リビングラボの手引き - 実践家の経験から紡ぎ出した「リビングラボを成功に導くコツ」(左図)などにご興味のある方は,ご連絡ください.

Contents/Activities

リビングラボ(Living Labs)、ソーシャルデザイン、サービスデザイン、UXデザインに関わる活動、コンテンツ発信の情報をまとめています

Main Works

■基本的なリビングラボの特徴と効果、課題をまとめた論文

木村, 赤坂(2018)「社会課題解決に向けたリビングラボの効果と課題」『サービソロジー』5 巻, 3 号, p.4-11. [PDF]

■日本のリビングラボの構造的課題とそれを乗り越える可能性について述べた論文

木村,(2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局.[PDF]

リビングラボのような共創活動が持続するための仕組みについて述べた論文

【グッドプレゼンテーション賞受賞】木村, 原口, 山内, 松浦, 金(2021),持続的な活動/持続的な変化に向けたリビングラボ概念の拡張, 日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会. [PDF]

【グッドプレゼンテーション賞受賞】木村ら (2019)、持続的なリビングラボ運営に向けた地域経営モデルの構築と実践,日本デザイン学会研究発表大会概要集Vol.66, pp.476.[PDF]

木村,新井田,長島,白井,赤嶺.(2023).リビングラボプラットフォームの実践知共有フレームワーク:リビングラボ曼荼羅,Designシンポジウム2023予稿集

企業のイノベーション創出につながるリビングラボについての論文
木村,原口,山内,松浦,原口,(2021),新たなアーキテクチャを見出す地域共創プラットフォーム~リビングラボが産業イノベーションを起こす可能性~,ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.23, No.6.[PDF]

本質的な社会課題解決(社会システムのアップデート)の共創手法を提案している論文

木村, 山内, 原口, 松浦, 林(2020)リビングラボを組み替える地域主体~ポニポニ(大牟田未来共創センター)の社会課題へのアプローチ~、ヒューマンインタフェース学会研究報告集、Vol.22, No.7.[PDF] 

■社会課題を本質的に捉えて乗り越える社会システムデザイン方法論の提案論文

【TOP SELECTED PAPERS】Atsunobu Kimura et al.(2022),Social System Design Methodology for Transitioning to a New Social Structure, In Proc. of Open Living Lab Days 2022.[PDF]

木村, 原口, 山内, 松浦, 原口,(2022)新たな社会構造に転換するための社会システムデザイン方法論, 日本デザイン学会 第69回春季研究発表大会. [PDF]

Atsunobu Kimura, Hisashi Haraguchi, Yutaka Yamauchi, Katsuta Matsuura(2023)Social System Design Methodology for Transitioning to a New Social Structure - A Holistic Urban Living Lab Approach to the Well-being City -, Front. Sociol. Sec. Sociological Theory, Vol. 8.[PDF]

木村, 原口, 山内, 松浦, (2023)社会システム転換による根本問題解決を志向するデザイン実践事例~社会システムデザイン方法論の検証を通じて~, 日本デザイン学会 第70回春季研究発表大会. [PDF]

新しいデザイン方法論(パーソンセンタードデザイン)の提案論文

木村ら(2019),パーソンセンタードデザイン:その人らしい暮らしを目指す人間観に基づくデザイン方法論, 日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会. [PDF]

Atsunobu Kimura  et al. (2019), Sustainable person-centered Living Lab for regional management as extension of Japanese dementia care activities, In Proc.of OpenLivingLab Days 2019, pp. 312-321, 2019.[PDF]


Books

リビングラボの手引き - 実践家の経験から紡ぎ出した「リビングラボを成功に導くコツ」(2018)共著 ※関連論文はこちら(手引きの冊子本体にご興味のある方はご連絡ください)

2030年の情報通信技術 生活者の未来像NTT出版2015)共著

新情報通信概論、電気通信協会2011)共著

ユーザビリティハンドブック、共立出版2007)共著


詳しい論文リストはこちら(Publications)


Patents

特許出願43件、登録特許31件

アクティビティ


2014/11/18-20    デザインイノベーションコンソーシアム主催 プロフェッショナル・デザインキャンプ 2025年 徒歩5分圏の空間の暮らし方を考える

2015/09/16-18 サマーデザインスクール2015:卸売市場を核に街の魅力を創出するサービスデザイン

2016/06/10  「ヒトから学ぶ」サービスづくりのためのCo-Creation Method 1時間から始める実践と学習ガイド 

2016/09/07-09 サマーデザインスクール2016:外国人のおもてなしをする接客業におけるサービスデザイン

2017~    デザインイノベーションコンソーシアム フェロー

2017~    社会的インパクト評価イニシアチブ 賛同メンバー

 2017/06/03 ソーシャルイノベーション・アカデミー2017「社会をどうデザインするか?ビジネスパーソンの目から社会課題を考える」

2017/06/23 NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ主催 横浜市政策デザイン勉強会Vol.44「地域から社会に役立つサービス等を生み出す「横浜型リビングラボ」の展開を考える」

2017/08/24  株式会社コンセント主催 Service Design Seminar vol.17「デザインする組織、組織のデザイン?」

2017/09/13-15  サマーデザインスクール2017:未来の人生最後の1年をデザインする

2017/07/28  NPO学会主催 座談会「企業とNPOとの協働~企業が担う社会課題解決について~」

2018~   東京理科大 工学研究科 講師 ソーシャルデザイン概論

2018/04/04 回全国リビングラボネットワーク会議 ポスター発表

2018/09/12-14  サマーデザインスクール2018:これから就職する人たちとデザインする働き方改革

2018/09/17 SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA主催 ソーシャルデザインの本質,SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2018

2018/11/21 QUM BLOCS~組む、そして地域から照らす未来への光~,自走する地域セッション

2019~   同志社大学  総合政策科学研究科 講師 ソーシャルイノベーション研究プロジェクト

2019/03/15 回全国リビングラボネットワーク会議 登壇

2019/04/02  Public Intelligenceセミナー ヘルスケア革新のための北欧型デザイン・インフラストラクチャ

2019/5/21  社会課題解決のためのCo-Creation Method 地域の人とはじめる実践と学びのガイド

2019/07/08 SD Drinks Tokyo主催 SD Drinks 11: Design for Aging Population 登壇

2019/11/28-29 韓国 Global Creative City Forum in Daegu  招待講演

2021/2/25 品川スタイル研究所主催 これからの”品川港南” 登壇・寄稿

2021/03/24 回全国リビングラボネットワーク会議 基調講演「リビングラボの可能性を広げるためにできること」

2021/06/25 ドイツ日本研究所(DIJ)主催 Technology and Society in/beyond Japan登壇

2022/03/14 回全国リビングラボネットワーク会議 主催

2022/5/31 NTTデータ経営研究所主催のイベント「ReDesign Talk 住民と共に創る地域DX 第2回~新しいコモンズを共創するリビングラボ~」 登壇

2022/06/25 デザイン学会 情報デザイン研究部会オーガナイズドセッション「足元のWHYを問い直すデザイン -時間がうみだす構造を捉えて持続可能な社会をかたちづくる-」企画・登壇

2022/8/30 新潟大学主催イベント 第2回データ活用・DX推進産官学連携セミナー:リビングラボ特集 ~データ立県にいがたを目指して~ 登壇

2022/11/17 公益財団法人 原総合知的通信システム基金主催 特別セミナー「自治体DXの最前線」 「Coデザインで取り組む統合的な地域DX」登壇

2023/6/3 横浜市主催の「明日をひらくYOKOHAMAセンター」キックオフイベント~国内外のリビングラボ動向とこれからの”共創”の可能性~ 登壇

2023/6/17 山口県デジタル技術振興財団主催 「やまぐちリビングラボ」キックオフイベント 「リビングラボに期待できる可能性」 登壇

2023/9/17 三条ものづくり学校 中島郁子の『デザイン論』第1回キックオフワークショップ 登壇

2023/9/12~13 韓国 科学技術政策研究院主催 第453回STEPI科学技術政策フォーラム「社会的インパクト創出のための企業イノベーション~日韓事例を中心に~ 招待講演

2023/10/11 Quintbridge・地域創生Coデザイン研究所共催イベント 「ビジネスとソーシャルのあわい ~あわいの価値を生み出す共創(Coデザイン)に向けて~」 企画・登壇

2023/10/13  全国市町村研修財団 全国市町村国際文化研修所(JIAM)主催 「デザイン思考を活用した新たな行政課題の解決方法」 講義・演習

2023/10/27 佐渡自然共生ラボ 第4回セミナー&ワークショップ 共創型地域課題解決「リビングラボ」のこれから 登壇

2023/11/11-14 回全国リビングラボネットワーク会議 主催

2023/11/17-19 天川村ホイスコーレpresents Living Lab コース 共催

2024/1/24-25 第28回関西大学先端科学技術シンポジウム 招待講演 これからの科学技術・イノベーションと「リビングラボ」

2024/2/2 東京大学 高齢社会総合研究機構未来社会共創センター主催 2023年度第1回リビングラボ研究交流会「日本のリビングラボの新たな展開~日本リビングラボネットワークの創設と鎌倉リビングラボの構想」講演「最新のリビングラボ動向と日本リビングラボネットワーク(JNoLL)」

ニュースリリース


2016/06~12 京都銀行×NTTデータ 新規ビジネス創発ワークショップ 

2017/03/29 豊富な学習コンテンツを利用できる学校向けのオープンプラットフォーム「まなびポケット」の提供を開始

2017/05/24 ホームコミュニケーションデバイス「petoco(ペトコ)」を共同で開発

2017/09/19  F(Farm)to Cプラットフォーム型ECサービス「FreshFirst(フレッシュファースト)」 

2018/02/26 地域と企業の共創による「地域密着型リビングラボ」共同実験の開始について

2018/03/22「睡眠教育 Peels for すらら」の提供開始について 

2018/05/18 おとなの社会科見学をテーマにしたイベント型の実証実験 

2019/08/30 地域と企業が新しい形で関わり合うパーソンセンタードリビングラボによる社会課題解決の共同実験を開始 

2020/11/10 社会課題の解決と新たな価値創出を実現する奈良リビングラボ構築に関する共同実験を開始 

2021/7/1  人々が主体的に共創できる社会の実現に向けて地域創生Coデザイン研究所を設立

2022/3/14  第4回全国リビングラボネットワーク会議を主催(地域創生Coデザイン研究所、大牟田未来共創センター、未来社会共創センター、東京大学 高齢社会総合研究機構

2023/5/31 横浜市主催「明日をひらくYOKOHAMAセンター」キックオフイベント~国内外のリビングラボ動向とこれからの”共創”の可能性~に登壇

2023/6/19 山口県デジタル技術振興財団主催「やまぐちリビングラボ」キックオフイベントに登壇


これからの社会・地域を考える対話のコンテンツ


湯リイカ」シリーズ

人が作り出し、そこで生きているのに、なにかよくわからない。多くの問題が起きているのに、捉えどころがない。そんな「社会」の根っこを捉え、手触りのある実践をするためには、ぐっと深いところから考え直す「問い」と示唆を生み出す「対話」が大事。湯リイカは、そんな「問いと対話」のメディアです


問いと対話 湯リイカ(にんげんフェスティバル)

心と体が動き出す、VRと「わたし」の不思議な関係 ゲスト:登嶋健太(福祉×VR、東京大学 先端科学技術研究センター 稲見研究室)

障害と「わたし」 −ディスアビリティプライドと社会モデル ゲスト:近藤武夫(東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野・教授)

ウェルビーイングを実現するテクノロジーの身体性と共同体性 -触覚技術とブロックチェーン ゲスト:渡邊淳司(触覚・ウェルビーイング、NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員)

時を重ね、引き継がれる「生き方」 –場所・コミュニティ・文化 ゲスト:赤星成子(ケアリング、姫路獨協大学看護学部 教授)、石川裕子(文化人類学、鞆の浦さくらホーム 社会福祉士・主任介護支援専門員)

わたしたちと人工知能の現在、そして未来 ゲスト:三宅陽一郎(ゲームAI研究者・開発者)

差異にもとづくコミュニティ −哲学対話で起きていること ゲスト:梶谷真司(哲学対話、東京大学 教授)

ずれていく世界と「わたし」のゆくえ –環世界の人類学から考える ゲスト:石井美保(文化人類学、京都大学人文科学研究所 准教授)

時空を超える「わたし」 −輪廻の思想と養生の思想 ゲスト:西平直(教育人間学・死生学・哲学、上智大学グリーフケア研究所・特任教授/京都大学名誉教授)

「弱いロボット」が問いかける、人間・ロボット共生のかたち ゲスト:岡田美智男(社会的ロボティクス、豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授)

まちと「わたし」の関わり合い −アジアン・コモンズとデンマークのスマートシティ ゲスト:篠原聡子(建築家、日本女子大学学長/空間研究所主宰)、中島健祐(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部 社会イノベーション・エバンジェリスト)

老いと看取りからみえる「わたし」 −在宅ホスピスと介護の現場から ゲスト:二ノ坂保喜(にのさかクリニック理事長)、村瀬孝生(宅老所よりあい代表理事)

ままならない体と、わたしたちの工夫・テクノロジー ゲスト:伊藤亜紗(美学、東京工業大学科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長)


ひらめき源泉かけながしch.

しょうがないの地平 ゲスト:村瀬孝生(宅老所よりあい代表理事)

思いがけずに「やってくる」 ゲスト:郡司ペギオ幸夫(理学者、早稲田大学理工学部教授)

障害はどこにあるのか? ゲスト:近藤武夫(教育・障害者雇用、東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野・教授

「交通」から「移動」へ ゲスト:野村実(モビリティ・交通 、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員)

哲学対話の場でなにが起きているのか? ゲスト:梶谷真司(哲学対話、東京大学 教授)

逆らいがたい「数字」と、諦めきれない「わたし」 ゲスト:磯野真穂(人類学者)

「分解」から捉え直す社会 ゲスト:藤原辰史(歴史学者、京都大学人文科学研究所 准教授)

「生き心地の良い町」ってどんなまち? ゲスト:岡檀(健康社会学・社会疫学、統計数理研究所 特任准教授)

同期する社会システム:デンマーク ゲスト:中島健祐(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 ソーシャルインパクト・パートナーシップ事業部 社会イノベーション・エバンジェリスト)

憲法13条を基盤とする社会保障の可能性 ゲスト:菊池馨実(社会保障法、早稲田大学教授)

「孤独な体」に会いに行く ゲスト:伊藤亜紗(美学、東京工業大学科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長


テクノロジック・リフレーミング

「ウェル・ビーイング」から「ビーイング・ウェル」へ ゲスト:古賀徹(哲学・デザイン思想、九州大学教授)

人間に寄り添うテクノロジーは、(事実ではなく)「実感」にフォーカスする!? ゲスト:村瀬孝生(宅老所よりあい代表理事)

制御型から自律型へ:「ウェルビーイングの探求」を支える技術のありかた ゲスト:渡邊淳司(触覚・ウェルビーイング、NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員)

情動のインターフェースと体験の「きっかけ」をサポートする技術 ゲスト:上岡玲子(テクノロジスト、株式会社zeroinon代表取締役社長/nudge LAB代表)

人工知能は「人間」を相対化する!?―人工知能の「身体」と日本的文脈の問題 ゲスト:三宅陽一郎(ゲームAI研究者・開発者)


Sustainability Deep Dive

環境をめぐる「価値観」をアップデートするには? ゲスト:古賀徹(哲学・デザイン思想、九州大学教授)

「動物園」から自然を考える ゲスト:椎原春一(動物福祉、大牟田市動物園園長)

「文化人類学」から自然を考える ゲスト:石井美保(文化人類学、京都大学人文科学研究所准教授)

分解から考える - 「サーキュラーエコノミー」を超えて ゲスト:藤原辰史(歴史学者、京都大学人文科学研究所 准教授)


不可思議な「わたし」を巡る

型にハマれどズレていく−探求されるアイデンティティ ゲスト:西平直(教育人間学・死生学・哲学、上智大学グリーフケア研究所・特任教授/京都大学名誉教授)

対話が取り戻す「物語としてのアイデンティティ」-リロケーションダメージへの関わり ゲスト:赤星成子(ケアリング、姫路獨協大学看護学部教授)

苦しくも生き生きとしたアイデンティティー他者と呼び起こす主体性の空間 ゲスト:浜田雄介(スポーツ社会学、京都産業大学現代社会学部 准教授)

「ここに居てもいい」という信頼感―場所アイデンティティが成り立つところ ゲスト:大谷華(産業・組織心理学、環境心理学、駒澤大学 心理学科非常勤講師)


公と共と私たち

呼びかけの声を聴く−テレコミュニケーションの公共性 ゲスト:宮﨑裕助(哲学・美学・現代思想、専修大学文学部教授)

自分事から始める公共性と絶対包摂の共同体 ゲスト:辻田真佐憲(評論家・近現代史研究者)

祝祭の非日常性が公共性を自分事に変えていく ゲスト:石田雅樹(政治哲学、宮城教育大学教育学部 教授)

決断する政治、遊びの政治―新しく目的を見出す民主主義の領域 ゲスト:大竹弘二(近現代ドイツ政治思想、南山大学国際教養学部 准教授)


ポニポニ文化会議(2019年公開イベント)

「これからのニンゲン:「老い」の向こう側」 ゲスト:村瀬孝生(宅老所よりあい代表理事)×伊藤亜紗(美学、東京工業大学准教授)

「わたしのきもち:中動態と自由」 ゲスト:國分功一郎(哲学、東京工業大学教授)

「ほんとうの働き方改革:超短時間雇用の理念」 ゲスト:近藤武夫(教育・障害者雇用、東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野・教授

「社会保障のパラダイムシフト:25条から 13条へ」 ゲスト:菊池馨実(社会保障法、早稲田大学教授)

 

ポニポニ文化会議(クローズドイベント)

ゲスト:須永剛司(デザイン論、東京芸術大学教授)

ゲスト:近藤克則(JAGES、千葉大学教授)

ゲスト:石田英敬(メディア論・哲学、東京大学教授)

ゲスト:小川全夫(高齢社会・社会学、九州大学名誉教授)

ゲスト:徳久悟(サービスデザイン、九州大学芸術工学部准教授)

ゲスト:高橋英之(認知科学・ロボット工学、大阪大学特任講師)

ゲスト:郡司ペギオ幸夫(理学者、早稲田大学理工学部教授)

ゲスト:道山淳児(パナソニック株式会社 パナソニックラボラトリー福岡 所長)


本飯店」シリーズ

ようこそ味本飯店へ!今宵も当店では、いろんなゲストが、選んだ本に触発されて、時代や社会、人や自然のことを巡る話題を、ホストと一緒に深めています。聞こえてくるのは、私たちの当たり前を解きほぐし、そこから自由にしてくれる様々なヒント。ゲストとホストが織り成す話は、それぞれに時代をまなざす問いを投げかけていて、より本質的な思考へ、無防備な感性へ、あなたを誘います。宇宙技芸的食本好吃!お気軽に寄ってってください!

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選んだ書籍リスト
『クリエイティブ都市論――創造性は居心地のよい場所を求める』(リチャード・フロリダ著/ダイヤモンド社)
『〈老いがい〉の時代――日本映画に読む』(天野 正子著/岩波書店)
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)――百年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン他著/東洋経済新報社)
『イモムシハンドブック』(安田守著/文一総合出版)
『外来種は本当に悪者か?:新しい野生 THE NEW WILD』(フレッド・ピアス著/草思社)
『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(伊藤亜紗著/医学書院 )
『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術』(平田オリザ著/講談社)
『社会保障再考 〈地域〉で支える』(菊池馨実著/岩波書店)
『長生きできる町』(近藤克則著/KADOKAWA)
『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹他著/学芸出版社)
『問い続ける力』(石川善樹著/筑摩書房)
『「創造性」を育てる教育とマネジメント』(佐藤大輔編著/同文館出版)
『中動態の世界 意志と責任の考古学(シリーズ ケアをひらく)』(國分功一郎著 /医学書院)
『カイエ・ソバージュ1巻 人類最古の哲学』(中沢新一著/講談社)
『学びとは何か――〈探究人〉になるために』(今井むつみ著/岩波書店)
『社会イノベーションと地域の持続性 ――場の形成と社会的受容性の醸成』(松岡俊二著/有斐閣)
『新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想』(岡倉天心著/角川書店)
『男子』(梅佳代写真・著/リトル・モア)
『アルスエレクトロニカの挑戦:なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、世界中から人々が集まるのか』(鷲尾和彦著/学芸出版社)
『南方熊楠 地球志向の比較学』(鶴見和子著/講談社)
『突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』(ロベルト・ベルガンティ著/日経BP)
『べてるの家の「当事者研究』(シリーズ ケアをひらく)』(浦河べてるの家著/医学書院)
『サードプレイス―コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』(レイ・オルデンバーグ著/みすず書房)
『マップス: 新・世界図絵』(アレクサンドラ ミジェリンスカ他著/徳間書店)
『黄色い本(KCデラックス) 』(高野文子著/講談社)