次回例会の要領は以下のとおりです。
■日時 2026年1月10日（土）13:00-17:00
■報告1（13:00-15:00）
「リベラル市民教育における収斂テーゼの再定位、あるいは消去（仮）」
大野孝太氏（名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程）
参考文献
・Gutmann, Amy (1995) “Civic Education and Social Diversity.” Ethics 105(3): 557-579.
・Neufeld, Blain (2022) Public Reason and Political Autonomy: Realizing the Ideal of a Civic People. New York: Routledge.
・Rawls, John (2005=2022) Political Liberalism. Expanded ed. New York: Columbia University Press. (神島裕子・福間聡訳『政治的リベラリズム 増補版』筑摩書房)
■報告2（15:00-17:00）
「フェミニスト・リベラリズムの理論構築に向けて――正義の関係論的理解におけるケアの位置づけ（仮）」
宮本雅也氏（明治大学政治経済学部・専任講師）
参考文献
・阿部崇史・石田柊・宮本雅也(2022)「関係論的平等主義の再出発――「分配か社会関係か」を越えて」『法と哲学』第8号、213-241頁
・Kittay, E.F. (2015). "A Theory of Justice as Fair Terms of Social Life Given Our Inevitable Dependency and Our Inextricable Interdependency," Daniel Enagster and Maurice Hamington eds. Care Ethics and Political Theory, Oxford: Oxford University Press.
・ジョアン・C・トロント(2024)（杉本竜也訳）『モラル・バウンダリー――ケアの倫理と政治学』勁草書房
■会場 日本大学法学部神田三崎町キャンパス 本館7階171講堂
アクセス：https://www.law.nihon-u.ac.jp/access.html
キャンパスマップ：https://www.law.nihon-u.ac.jp/student/maps/
本会の活動と関連して出版された著作
有賀誠・田上孝一・松元雅和編『普遍主義の可能性／不可能性──分断の時代をサバイブするために』法政大学出版局、2024年
菊池理夫・有賀誠・田上孝一編著『ユートピアのアクチュアリティ──政治的想像力の復権』晃洋書房、2022年
菊池理夫・有賀誠・田上孝一編著『徳と政治──徳倫理と政治哲学の接点』晃洋書房、2019年
菊池理夫・有賀誠・田上孝一編著『政府の政治理論──思想と実践』晃洋書房、2017年
有賀誠・伊藤恭彦・松井暁編著『ポスト・リベラリズムの対抗軸』ナカニシヤ出版、2007年
有賀誠・伊藤恭彦・松井暁編著『現代規範理論入門──ポスト・リベラリズムの新展開』ナカニシヤ出版、2004年
有賀誠・伊藤恭彦・松井暁編著『ポスト・リベラリズム──社会的規範理論への招待』ナカニシヤ出版、2000年
事務局 松元雅和（日本大学）・中村隆志（東海大学）