今回は製作の裏側、カリリロのミニチュア服作りの作業場をご紹介いたします。
6畳程の部屋に、横に並べられた机。
何とも味気ない部屋ですが、ここがミニチュア服作りの作業場です。
と言うのが、私にとって理想の作業場ですので、机の上にはお気に入りの卓上カレンダー以外、何も置かないようにしています。
また布や糸を扱う裁縫は、チリやホコリが溜まりやすいというのも、モノを置かない理由のひとつです。
シルバニアさんも、細かいゴミが多い作業場ではお肌が汚れてしまうので、試着やサンプル製作時以外では、押し入れの中に飾って収納しています。
シルバニアの撮影に使っているモデルさんたちは、洋服箱の中に入れて保管しています。
この洋服箱がいっぱいになったらモデルのスカウト(収集)活動をやめようと決めていましたが、もう少し詰めたらまだ入りそう?・・・新しいお人形さん、お迎えしたいなぁ。
ミシンにアイロン、裁縫道具を準備して。さぁ、ミニチュア服作りの始まりです。
時々休憩を挟みながら数時間、区切りのいいところで作業を終えると、今度は片付けの時間です。
シルバニアさんは押し入れに、ミシンは本棚に、裁縫道具は机の引き出しに・・・アイロンやアイロン台、生地を入れたストッカーは、机の反対側にあるシェルフの中にそれぞれ戻します。
そうすることで、作業が終わった後はまたいつも通り、いつでも作業ができる部屋に戻ります。
minneに出品するための作品画像も、作業場の机の上で行っています。
A3の厚紙に布を貼り合わせて作ったボードを、一枚は背景に、もう一枚は底景にして撮影ブースを作り、そこにミニチュア服に着せ替えたシルバニアさんを並べて撮影しています。
また撮影時は、背景の家具とカメラとの距離、モデルさんの立ち位置を、毎回定規で測って並べ、編集で同じサイズにトリミングすることで、作品一覧ページでお人形ごとの個体差や個性、着装感が分かるように工夫しています。
と言っても過言ではありませんので、作業机の引き出しが裁縫箱と化しています。
主な裁縫道具は右側机の中央の引き出しに入れていますが、作業中に毎回使う道具はトレーにまとめて、引き出しから出し入れできるようにしています。
左側机の中央の引き出しには、作業台として使っているクリップボードを片付けるスペースとなっています。
右側机の最下段は、作品完成後に一旦保管する場所と、型紙や裁断パーツをまとめたバインダーや箱折り用の雑誌、ノートなどが入っています。
因みに左側机の引き出しには、普通地用のミシン糸とロックミシン糸が、最下段は服作りに使う生活用品が入っています。
型紙はノートとバインダーにまとめています。
ノートには今までに製作してきた作品の製図と、製作時の縫製手順や注意点、出来上がり寸法やミシン糸の色番などもメモ書きしているので、再販作品を作るときに見直しています。
いかがだったでしょうか?
ありのままの作業風景をお見せするのは恥ずかしい限りですが、何かご参考になるようなことでもあれば幸いです。
これからも変わらずこの作業場で、細々と製作に励んでまいりますので、作品とご縁がありましたらどうぞよろしくお願いたします。
カリリロ