クロマトグラフィーをご存じですか?手元に水性ペンがあれば、ちょこっと印を付けたろ紙の先端を、水の入ったコップに浸してみて下さい。ろ紙がポンプのように水を吸い上げて、ペンのインクを伸ばしていきます。するとどうでしょう。元のインクが青色だったなら、たとえば緑色と黄色に「分かれていく」現象が起こるかもしれません。これはインク中の複数の成分がろ紙と水との馴染みやすさによって異なる動きをするからです。これがクロマトグラフィーの一種、ペーパークロマトグラフィーと呼ばれる化学の実験です。
クロマトグラフィーをご存じですか?手元に水性ペンがあれば、ちょこっと印を付けたろ紙の先端を、水の入ったコップに浸してみて下さい。ろ紙がポンプのように水を吸い上げて、ペンのインクを伸ばしていきます。するとどうでしょう。元のインクが青色だったなら、たとえば緑色と黄色に「分かれていく」現象が起こるかもしれません。これはインク中の複数の成分がろ紙と水との馴染みやすさによって異なる動きをするからです。これがクロマトグラフィーの一種、ペーパークロマトグラフィーと呼ばれる化学の実験です。
混ざり合った見えないものを分離する化学はまるで魔法のようです。さらに専用機器(HPLC*等)を用いて高度に発展したクロマトグラフィーはお薬や食べ物、水、農薬の分析や科学捜査に至るまで、身の回りの健康・安全にかかわる分野で広く使われており、その分析者はクロマトグラファーと呼ばれます。「何が」「どれだけ」入っているかを探求するクロマトグラファーは、未知なる物質への不安から「安心」を分離する現代の魔法使いとも言えるでしょうか。
「クロマトフリーク」は分離化学を駆使する魔法使いとそのタマゴたち、はたまた一般の人たちが集い、機器分析によるクロマトグラフィーのミニ体験をしながら楽しむ会です。専門知識はいりません。学生さんも大歓迎です。さあ、みんなで仲良く分析しましょう♪
*HPLCは機器としての高速液体クロマトグラフ(High Performance Liquid Chromatograph)、又は分析法としての高速液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography)を意味する略語です。液クロと呼ばれることも有ります。医薬品の品質管理などに活用されているほか、他の分析法(質量分析など)との接続性も良い事から様々な分野での研究に用いられています。
通常のHPLC機器の多くは実験室に据え付ける形で動かせませんが、超小型の機器もあります。「e-HPLC ことり」(画像)はその一つで、体験会イベント内で活用します。
~ 近日行われるイベント ~
北の大地編!第5回クロマトフリークは2025年9月27日(土) 午前中、札幌市内の公共施設にて実施します。過(株)ユニフローズ様からお借りした「e-HPLC ことり」で遊びます。
申込み方法などの詳細は、CF05イベントページまで!
~ 過去のイベント ~
帰ってきた大阪編!第4回クロマトフリークは2025年8月23日(土) 大阪府JR高槻駅最寄り施設にて実施しました。(株)ユニフローズ様からお借りした「e-HPLC ことり」で遊んだほか、分析のコネタ発表を行いました。
当日の様子は、CF04 イベントページを参照下さい。
第3回クロマトフリークは2025年2月22日(土) 東京都大田区の公共施設にて実施しました。第1部(10-12時)、第2部(13時半-16時)の2部構成で、過去回と同様に(株)ユニフローズ様からお借りした「e-HPLC ことり」で遊びました。
当日の様子は、CF03 イベントページまで!