当部会はこれまで、以下のような活動を行ってまいりました。
1953年~1960年代
1953年に創立。創立総会開催。会則決定。
1960年代には教育課程の改訂や社会科の位置づけに関する議論が活発化。
高等学校における道徳教育や倫理社会のカリキュラムがテーマとなる。
1970年代
国際政治、経済、憲法など幅広いテーマで講演・研究協議を実施。
1970年代半ばより、社会問題(公害、労働問題)に関する議論が活発化。
「転換期の日本経済」や「日米関係」が頻繁に取り上げられる。
1980年代
「青年のアイデンティティ」「社会福祉」「南北問題」など、新たな社会問題にも焦点。
1989年にはペレストロイカや東欧革命がテーマとなる。
憲法や人権問題についての研究が深化。
1990年代
バブル崩壊後の経済、政治改革、公民教育が主要テーマ。
宿泊研修を通して活発な活動を実施。
90年代後半には「学校化社会とジェンダー」「カジノ化する資本主義」など新たな議題が登場。
2000年代
9.11後の国際政治、テロ戦争、ナショナリズムが議論の中心に。
「日本の経済格差」「教育の変革」など、社会課題の議論が活発化。
2010年代
震災後の復興・エネルギー政策・脱原発が大きなテーマに。
グローバル経済と貧困問題、日本の安全保障、憲法改正の議論が活発化。
2020年代
コロナ禍後の社会変化、ICT教育、新科目「公共」における倫理の再構築をテーマに研究協議が行われる。
新課程において、最新の政治・経済・社会課題に焦点を当てた議論が継続中。
これからも、高等学校公民科教育の振興を図ることを目的に、活動してまいります。