8) Furusawa C, Takeuchi Y, Hara N. Notes on reproductive ecology of Pseudaspius nakamurai in the Agano River. 2024. Icthyological Research. 査読有り

　　URL：　https://link.springer.com/article/10.1007/s10228-024-00990-0

【メモ】ウケクチウグイ研究ことはじめ！

新潟を代表する大型淡水魚ウケクチウグイの繁殖生態（繁殖場所や卵・稚魚形態など）にを記録しました。面白いことに、融雪増水が創り出す一時的な分流が本種の繁殖場所となっているかもしれません。

7) Furusawa C, Koizumi I. Behavioural sleep in salmonid fish with flexible diel activity. Animal behaviour. 2024. 査読有り

　　URL：　https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0003347223003123

【メモ】サケ科ブラウントラウトが眠っていることを行動学的に確かめました！

面白いことに、ブラウントラウトは、夜行性から周日行性（ほとんど寝ない）まで、睡眠パタンに大きな種内変異をもつことが分かりました。今後睡眠研究の良いモデルになりそうです。

学部のときに眠っているようなアマゴを素手で捕まえたときに着想した研究だったので、このような形に昇華できて感動です。

もう少し魚の睡眠はやりたいな！

6）Futamura R, Furusawa C, Okamiya H. Winter gifts for river ecosystems: a massive supply of earthworms in early winter. Ecology and Evolution. 2022. 査読有り

　　URL:　https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ece3.9620

【メモ】冬になるとミミズが大量に河川に移動し、サケ科魚類やヨコエビなどの水生動物がそれらを利用していることを明らかにしました。Winter Ecology!

5）Furusawa C, Okamiya H. Gathering in an empty house: arthropod assemblages overwintering in abandoned hornet nests. Ecosphere. 2022. 査読有り

　　URL:　https://esajournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ecs2.4074

　　論文内容の簡単な紹介はこちら

　　苫小牧民放で取り上げていただきました！　URL：　https://www.tomamin.co.jp/article/news/main/78212/

　　北海道新聞で取り上げていただきました！　URL：　https://www.hokkaido-np.co.jp/article/717466/?rct=n_science

【メモ】クモやガなどの節足動物が冬季に放棄されたハチの巣を越冬場所として利用していることを明らかにしました。冬季における動物間の隠れたつながりはやっぱり面白い！

Winter Ecology!!

4）Okamiya H, Sugime R, Furusawa C, Inoue Y, Kishida O. Paedomorphosis in the Ezo salamander (Hynobius retardatus) rediscovered after almost 90 years. Zoological letters. 2021. 査読有り

　URL:　https://zoologicalletters.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40851-021-00183-x

　プレスリリース：幼形成熟したエゾサンショウウオを89年ぶりに発見！：　　https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/211209_pr.pdf

　　　　（北方生物圏フィールド科学センター　准教授　岸田　治，研究員　岡宮久規）

【メモ】「エゾサンショウウオのネオテニーってもういないのかなあ」そう言いながら向かった先でまさかまさかの大発見！幼形成熟！！博物学的発見による感動を堪能しました。

3）Furusawa C, Kanazawa-Suehiro Y, Tanaka Y, Fukui S, Yamazaki C, Hosoki T, Koizumi I. Local factors affecting winter habitat use of non–native rainbow trout in a boreal stream in northern Japan. Ichthyological Research. 2021. 査読有り

　　URL：　https://link.springer.com/article/10.1007/s10228-021-00820-7

　　Ichthyological Researchの2022年のEditor's Choice Articlesに選ばれました！！

　　2023/2/15まで無料で読めるそうでーす！

2）古澤千春・勝野すみれ・鈴木一矢・狩野遼太郎・玉置達也・赤川泉. 静岡県早川沢におけるアマゴの日周行動に対する社会的地位の影響. 東海大学紀要海洋学部「海―自然と文化」, 東海大学海洋学部, 16, pp. 1–9. 2018. 査読有り

　　URL:　https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn:aaid:scds:US:9d28a85a-344f-3956-aafa-15108a08da09

1）張成年・今井正・池田実・槇宗一郎・大貫貴清・武藤文人・野原健司・古澤千春・七里浩志ほか23名. スジエビPalaemon paucidensの2タイプを判別するためのDNAマーカーおよび日本における2タイプの分布. 日本水産学会誌, 日本水産学会, 84, pp. 674–681. 2018. 査読有り

　URL：　https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan/advpub/0/advpub_17-00082/_article/-char/ja

準備中

・オショロコマ模様 (under review)

・シベリアヤツメ（準備中）

・ウチワスナヤツメ（準備中）

学会発表 (Presentations)

23）古澤千春・武内優真・原成月「新潟県阿賀野川水系におけるウケクチウグイの産卵環境について」日本魚類学会，福岡，2024年9月【口頭】

22）古澤千春・小泉逸郎「睡眠の適応的意義を探る：ブラウントラウトにおける睡眠パタンと成長・生存」第71回日本生態学会年会，神奈川，2024年3月【ポスター】

21）三枝弘典・古澤千春・岸田治・小泉逸郎「ヤツメウナギのスニーカーはペア産卵を妨害するか？繁殖成功度を高めるか？」第71回日本生態学会年会，神奈川，2024年3月【ポスター】

20）古澤千春・小泉逸郎「いつ・どこで・誰が眠る？：ブラウントラウトの睡眠パタンは休息と異なる」動物行動学会，京都，2023年11月【ポスター】

19）三枝弘典・古澤千春・小泉逸郎「シベリアヤツメにおける受精保証仮説の検証」第39回個体群生態学会, 札幌, 2023年3月【ポスター】

18）Chiharu Furusawa・Itsuro Koizumi「When, where, and who sleeps? Sleeping pattern is different from resting in wild brown trout」Behaviour 2023, in person, August 2023, Bielefeld Germany, poster, peer reviewed

17)  Daupagne, L., Furusawa, C., Mieda, H., Kishida, O., Lasne, E., Tentelier, C., Koizumi, I. 「Form-assortative mating and sneaking behaviors between parasitic and non-parasitic populations of Arctic lamprey (Lethenteron camtshaticum): implications in a sympatric speciation」Behaviour 2023, in person, August 2023, Bielefeld Germany, peer reviewed

16）Chiharu Furusawa・Itsuro Koizumi「Behavioural sleep in salmonid fish with flexible diel activity」International charr symposium 2023, in person, June 2023, Tochigi Pre. Japan, poster

15）三枝弘典・古澤千春・DAUPAGNE Lea・岸田治・小泉逸郎「シベリアヤツメにおけるスニーク戦術とファイター戦術の受精成功」第70回生態学会, オンライン, 2023年3月【ポスター】

14）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの睡眠生態：いつ・どこで・どんな個体が眠るのか」第70回生態学会, オンライン, 2023年3月【口頭】

13）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの睡眠生態：いつ・どこで・どんな個体が眠るのか」魚類系統研究会, 2022年12月【口頭】

12)  二村凌・古澤千春・岡宮久規「河川へのクリスマスプレゼント？：初冬の河川における陸生ミミズの大量流入と水生生物によるその利用」魚類系統研究会，札幌，2022年12月

11）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」第69回生態学会, オンライン, 2022年3月【ポスター】

10）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」生態学会地区会北海道, オンライン, 2021年12月【口頭】

9）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」魚類系統研究会, オンライン, 2021年12月【口頭】

8）古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」第54回日本魚類学会年会, オンライン, 2021年9月【ポスター】

7）長谷川稜太・大槻泰彦・植村洋亮・古澤千春・中正大・小泉逸郎「寄生虫感染個体の低いボディコンディション：原因か結果か、両方か」, オンライン, 2021年3月 【ポスター】

6）長谷川稜太・大槻泰彦・古澤千春・植村洋亮・中正大・小泉逸郎「寄生虫の感染は新たな寄生虫の感染を引き起こすか：イワナとサルミンコーラを対象とした標識採捕による検証」, オンライン, 2020年11月【ポスター】

5）古澤千春・淀太我・吉岡基「三重県安濃川におけるニシシマドジョウCobitis sp. BIWAE type Bの生殖腺成熟」第20回 東日本魚類生態研究会, 館山, 2020年2月【口頭】

4）古澤千春・淀太我・吉岡基「三重県安濃川におけるニシシマドジョウCobitis sp. BIWAE type Bの成熟様式」第52回 日本魚類学会年会, 朝倉, 2019年9月【口頭】

3）古澤千春・淀太我・吉岡基「人工授精によって得られたニシシマドジョウCobitis sp. BIWAE typeBの卵および初期仔魚の形態的特徴」第51回 日本魚類学会年会, 代々木, 2018年10月【ポスター】

2）古澤千春・勝野すみれ・鈴木一矢・狩野遼太郎・玉置達也・赤川泉「アマゴの日周行動に対する社会的地位の影響‐潜水観察‐」第18回 東日本魚類生態研究会, 藤沢, 2018年3月【口頭】

1）古澤千春・勝野すみれ・鈴木一矢・狩野遼太郎・玉置達也・赤川泉「アマゴの日周行動に対する社会的地位の影響」第50回 日本魚類学会年会, 函館, 2017年9月【ポスター】

シンポジウム (Symposium)

1）二村凌, 古澤千春, 細木拓也 企画シンポジウム「現代河川生態学研究」第39回個体群生態学会, 札幌, 2023年3月【企画】

　 古澤千春「ブラウントラウトの睡眠生態：いつ・どこで・どんな個体が眠るのか？ 」第39回個体群生態学会, 札幌, 2023年3月【口頭】

表彰 (Awards)

・第71回日本生態学会年会 動物繁殖・生活史分野 優秀ポスター賞　三枝弘典・古澤千春・岸田治・小泉逸郎「ヤツメウナギのスニーカーはペア産卵を妨害するか？繁殖成功度を高めるか？」

・Ichthyological Research Editor's Choice, Local factors affecting winter habitat use of non-native rainbow trout in a boreal stream in northern Japan, 日本魚類学会

・第69回日本生態学会年会 行動分野　優秀ポスター賞　古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」

・第54回日本魚類学会年会 最優秀発表賞　古澤千春・小泉逸郎「ブラウントラウトの行動睡眠」

・第36回個体群生態学会大会最優秀ポスター賞 　長谷川稜太・大槻泰彦・古澤千春・植村洋亮・中正大・小泉逸郎「寄生虫の感染は新たな寄生虫の感染を引き起こすか：イワナとサルミンコーラを対象とした標識採捕による検証」 

・第68回日本生態学会大会最優秀ポスター賞 　長谷川稜太・大槻泰彦・植村洋亮・古澤千春・中正大・小泉逸郎「寄生虫感染個体の低いボディコンディション：原因か結果か、両方か」 

 研究費 (Grant)

・北海道大学DX博士人材フェローシップ（2021．9～2022.3）

・日本学術振興会特別研究員DC-2（2022. 4～2024. 3）

メディア協力（Media）

〇ハチの巣論文（Gathering in an empty house: arthropod assemblages overwintering in abandoned hornet nests.）

　・苫小牧民放「スズメバチの巣、節足動物が越冬に利用　古澤さんと岡宮さん論文が海外学術誌に　北大苫研究林」、

　2022/5/28、リンク

　・北海道新聞「クモ、スズメバチの巣で越冬　北大苫小牧研究林の調査で確認」、2022/8/14、リンク

〇北海道新聞、地域ひと：＜苫小牧＞魚の睡眠　苫小牧・幌内川で研究　古沢千春さん（２６）、2022/11/26、リンク