保護者H 知るって楽しいんだね
保護者H 知るって楽しいんだね
小規模保育園から児童数の多い公立小学校に入学した息子は、登校させるのが一苦労でした。行ってしまえば楽しそうに帰宅するので、このまま卒業できるかと思っていた6年生の12月。休みがちになり、年が明けても登校はほとんどできなくなってしまいました。
彼のペースに比べて 公立小学校のペースは何事も早く、心も体もついていくのがとてもつらかった。自分は周りの子のようにするには、どう頑張ったら良いのか常に悩んでいたのかもしれません。卒業後の進路として、いくつかの民間のフリースクールや公立の不登校支援機関も検討しておりましが、グリーンスクールを知り、ここならば息子らしく生活できる居場所になる。今までの「学び」は辛い思い出が多いかもしれないけれど、ここなら評価のための勉強ではなく、学ぶことが楽しいと感じられるようになるのではないかと思い入学を決意しました。
転入してまだ2か月ですが息子からは、「知るって楽しいんだね」「自分にもできるんだよ!」という楽しく自信がついてきた雰囲気が伝わってきます。
先生方や保護者の皆さんが、息子の転入を本当に暖かく迎え入れて下さり、日々「自分らしく居ていいんだよ。」との雰囲気で接してくださっているからだと思っています。
私自身もグリーンスクールの環境に居られることで、「不登校にさせてしまった。母として力不足だったのでは。」との思いが消え、「私自身も無理しなくて良いのだ。息子を信じよう。一緒に成長していこう」と前を向けるようになりました。
もっと早くシュタイナー教育やグリーンスクールを知っていたら、息子はどんなに大きく自分らしく生きていられたのか・・・と、無知であった自分を責めたい気持ちはありますが、まだまだ大切な時期に少しでもこの環境で学び生活できることに親子共々感謝し、残りの学校生活をおくりたいと思っています。
保護者M 学ぶことは楽しい!
子どもが5年生と2年生の時にこちらに編入しました。
公立小学校では、流行病があってから様子が一変しました。そのことで、本来子どもが感じるべきではない疲弊を2人ともが感じたようで、長らく不登校となりました。私の考えから登校を強要はしませんでしたが、しかし家での留守番の日々に対して悩んでいました。それでも競争や評価、その為にあるルールなどの学校環境には納得できず、子どもの内面の輝きに重点をおいた教育はないかと模索し、ある時千葉シュタイナー学園を知りました。
入学を決めると子ども達はこれまでとは打って変わって、目を輝かせ生き生きとした姿で毎日登校し始めました。信じられないかもしれませんが、『学ぶ事は楽しい!』子ども達が言葉に出さずともそう感じている事が伝わってくるのです。それはここが『知らない事を知る瞬間』をとても大切にしているからこそだと思いました。
『なぜ?知りたい!』これはある意味では人間の基本的な主体的に考え生きる原動力の1つではないでしょうか。
また大人よりも感覚が敏感な子どもは、ここでの授業がとても心地良いのだと思います。ただ頭にばかり詰め込み記憶する勉強法とは違い、自然から学び、体全体のバランスを観察してアプローチされる教育法、それが全ての授業と綿密に連動していること。子ども達はその心地よさを感覚でめいっぱい自分へと染み込ませていく。
そのような環境に入った子ども達は、本当の意味での落ち着きを取り戻し、周りを見て焦る事もなく自分のペースやアイデアをとても大切にできるようになりました。
また行動で変化を感じたのは、まず自分で作れるかやってみよう!という面です。
自宅でも料理や小物におもちゃなど作ってみるという発想や行動力に加えて、失敗も過程のひとつと捉えられるようになりとても変化を感じています。今ではそんな我が子を見て、『これこそ”生きている"っていう感覚だよねっ』と安心して微笑ましく見守る事ができています。
保護者O 一年生のはじめから行かせてほしかった
マスクの時代に親子で登校拒否し、小学校四年生で初めて、グリーンスクールで教育を受け始めた息子です。
目にする耳にする情報は、感動的なもので、まっさらな彼の中にとてつもない勢いで注がれていきました。
そして新環境に慣れない中、このスクールでの初めての宿泊学習。
電車に乗り慣れず、人混みを嫌う我が子を心配する母の気持ちをよそに、それはそれは楽しんだ様子で、キャンプファイヤーをしたこと、お兄ちゃんたちとお風呂に入ったこと、2段ベッドの2階で寝たことを話してくれました。
日々の学びが心の底から感動に溢れ、楽しくて楽しくて、夏休みが早く終われと祈る息子。
何故に一年生のはじめから、グリーンスクールに行かせてくれなかったのかと嘆かれています。
この多感な時期に、こうも楽しい学校生活が送れるこの環境に心より感謝しています。
小規模で、全員の顔と名前が一致する、先生もみんなを細かくよくみてくださる、保護者もやさしくてあたたかい。
途中からにはなりましたが、この環境に親子で身を置けたことが本当に嬉しいです。
保護者K 卒業を迎えて
半年間の不登校を乗り越え、千葉グリーンスクールで新たな一歩を踏み出した息子が、この春、無事に卒業しました。あの苦しい時期から、ここで笑顔を取り戻し、家族との関係も以前のように戻ってきたこと、心から嬉しく思っています。
千葉グリーンスクールとの出会い、温かく見守り、導いてくださった先生方、そして支えとなり、温かく迎え入れてくれた保護者の皆様やお友達のみんなに、本当に感謝しています。一人だけの卒業生、息子のために開いてくださった温かい卒業式は、忘れられない宝物です。そこで彼の晴れやかな顔を見たとき、これまでの様々な感情が込み上げ、胸がいっぱいになりました。
卒業後の進路として進んだのは、北海道のいずみの学校(高等専修学校)です。画一的な教育ではなく、個性を尊重し、自分で感じ、考え、表現することを大切にする教育に魅力を感じたからです。
寮生活という新たな環境でのスタートには心配もありましたが、友達もでき、楽しく過ごしているようです。様々な経験を通じて、着実に成長していることを感じています。
これからも彼のペースで、自分らしく学び、生きる力、そして豊かな人間性を育んでくれることを願っています。