4月27日(日)に主催事業「アスレティックトレーニングカンファレンス2025」を開催しました。今回は(株) Be ambitious 様のご協力のもと、オンラインセミナーとしてライブ配信とアーカイブ配信の双方で実施しました。
今年のテーマは【女性のライフステージに合わせた医科学サポート】とし、女性の各ライフステージにおいて、健康増進からパフォーマンス向上のために必要なスポーツ医・科学情報について、基礎知識から最新のトピックスについて学ぶため、企画致しました。
講師の先生方は、各専門分野でご活躍されている3名にご講演いただきました。
第1講演では、豊橋まちなかウィメンズヘルスクリニック 院長である宮本 由記 先生からは『成熟期(妊娠・出産)における医科学サポート』について、第1~第4に関する内容や部位別での心身の状態、妊娠期トレーニングのリスクマネジメント等について丁寧にご説明いただきました。
第2講演では、ハイパフォーマンススポーツセンター 研究員である中村 有紀 先生からは『思春期における医科学サポート』について、月経周期や症状に関する内容やREDs等について、丁寧にご説明いただきました。
第3講演では、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授である町田 修一 先生からは『高齢期における医科学サポート』について、ロコモ・サルコペニア・フレイルについてや筋活、自体重トレーニングの重要性等について、実例を踏まえながら丁寧にご説明いただきました。
男女問わず、現代では注目されている内容であり、先生方のご協力のもと非常に濃い内容で本カンファレンスを開催することができました。また、ご協賛いただきました(株)大塚製薬様をはじめ、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
昨年度に引き続き、地域部活動移行に向けた外部専門家によりコンディショニング指導プロジェクトとして、習志野市内某中学校向けに「アスレティックトレーナーよる体づくり教室」を実施しました。
担当は、本会代表理事の笠原氏が担当を務め、ケガ予防(特に膝のケガ)に向けたウォームアップと姿勢保持および、体幹と股関節の動き作りを行いました。
普段顧問の先生が感じている要素に関連する運動機能の低下が顕著に出ていたため、運動機能評価結果としては顧問の先生も納得されている様子が見られました。
顧問の先生方からも非常に勉強になったのと、生徒たちも熱心に取り組んでいたとの感想をいただきました。ありがとうございました。
本講習会は、毎年松戸市スポーツ協会からご依頼をいただき、今年度で15回目を迎えました。 講師は、本会理事の河田絹一郎氏を中心に、本会監事の平野清孝氏、本会会員の渡邉大貴氏が務めました。
当日は、昨年同様「スポーツと栄養」についての講座が最初に実施され、その後当会から指導者に必要と考えられる「救急対応:BLS」「日常練習時のケガ対応処置」「ウオーミングアップ・クーリングダウンに取り入れたらよい動き」について、実技を含めた講習を行いました。また、今回から事前に質問をいただく形式を導入し、回答できるものについては、当日の講義の中で参加者の皆さんに情報をお伝えすることができました。
今回は別の研修会と重なってしまったということで、例年より参加者が少なかったものの、講習会の内容は充実してきており、当会としても年々完成度が上がっていることを感じられる充実した講習となりました。
この度、まいばすけっと社から依頼を受け、当会は1月14日(火)に従業員約450名が参加する運動会のサポートに携わりました。
本事業は長谷川理事を中心に、笠原代表理事、河田理事、正会員4名の大西氏、押山氏、児玉氏、田中氏が運動会サポートにあたりました。
数か月にわたり準備が進められ、当日は神奈川県川崎市にあるとどろきアリーナにて開催されました。
当会のブースにはコンディショニング相談が45件、急性外傷対応5件の計50件の利用がありました。当会としても、民間企業のサポートは初の試みであり、これまでとは違う経験ができ、とても有意義な時間になりました。
まいばすけっと社の皆さま及びサポートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
新年明けましておめでとうございます。
平素より、本法人の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本法人が法人化して6年が経過し、これまでの活動を振り返る中で、現場では「スポーツ現場の安全管理」、「子どもの体力低下」、「働き世代の健康意識の向上」といった課題の重要性が一層高まっていることを実感しております。これらの社会的ニーズに応えるため、千葉県内の体育・スポーツに関わる行政諸機関との連携をさらに深めてまいりました。その結果、徐々に「スポーツ医科学支援=千葉県アスレティックトレーナー協議会」という認識が広まりつつあると感じております。
特に、近年注目されている中学校の部活動改革については、2024年12月18日にスポーツ庁より「地域部活動移行」が「地域部活動展開」へと名称変更されました。この変更は、学校部活動から地域全体で支える体制への「連携強化」をより明確に示すためのものです。さらに、2024年10月に厚生労働省より発表された第5次国民健康づくり運動「健康日本21(第3次)」では、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指し、「個人の行動変容」、「社会環境の質の向上」、「ライフコースアプローチを踏まえた健康づくり」といった方向性が示されました。
このような社会の動きは我々が掲げる「千葉県内にスポーツ医科学支援を」の重要性を示すものであると感じていることから、私たちも常にアンテナを高く張りながら「競技力向上」と「ライフパフォーマンス向上」を掲げ、現状に即した取り組みを進めてまいります。
今後も、法人会員の皆さまとともに、この社会課題に取り組むべく、具体的な提案と活動を積極的に展開していく所存です。本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
結びに、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2025年1月6日
一般社団法人千葉県アスレティックトレーナー協議会
代表理事 笠原政志
12月1日(日)に千葉県競技力向上推進本部と(公財)千葉県スポーツ協会が主催する『チームちばスポーツフォーラム』を開催しました。開催にあたり本会では企画運営を担当し、今年度は【医事・科学支援体制の再構築】をテーマにしました。
会の前半では特別講演として、本会代表理事の笠原氏と正会員でもある川口桂蔵氏がそれぞれ『国民スポーツ大会』に携わる中で本部役員帯同ATと競技団体ATとしての役割や活動についてご講演をいただきました。
また、会の後半ではパネルディスカッションに変わり、国民スポーツ大会の強化委員長でもある現場指導者の秋山礼美氏と、競技力向上推進本部の事務局として支援体制を整える冨永泰教氏も加わり、国民スポーツ大会におけるAT活動の促進に向けて指導者、トレーナー、コメディカルスタッフの熱いご講演をいただきました。
講師との打合せを密に行い、現状報告やニーズに沿った体制構築について講師からご講演いただけたことが、講演内容の充実、参加者の満足に繋がったと感じています。特に後半のパネルディスカッションでは現場での声や団体での実態に踏み込んだ話ができたことで、トレーナーも指導者も情報共有を図ることができ、とても有意義な時間になりました。ありがとうございました。
【会員限定NATA勉強会(朝活)】の第3回が、先日3日(日)7時~8時に開催しました!
最終回は、NATA勉強会がスタートした2020年度から講師を担当してくださっている正会員 大澤氏に「NATA Position Statement~前十字靭帯損傷予防~」について演談いただきました。4年目となる勉強会での越田氏(担当理事)とのタッグも抜群で、大澤氏の落ち着いたトーンと明るい笑顔は非常に話が聞きやすい勉強会となりました!
本勉強会はフランクに参加できるのが特色でもあります✨会員の皆さまにより良い情報が発信できるよう、来年度の企画も進めていきたいと思います。ありがとうございました。
この度、ちばアクアラインマラソン2024が令和6年11月10日(日)に開催されます。2022年にコロナ禍以降大会が再開され、今年度も当大会の開催が決定し、本会では救護活動のサポートに入ることとなりました。
そこで、アスレティックトレーナーをはじめ、ボランティアの皆様にもご協力いただき、救護活動に取り組むため、2度に渡り実技講習会を行いました。1回目は9月8日(日)に北千葉整形外科幕張クリニック、2回目は千葉県総合スポーツセンターにて開催しました。
1回目の講師は当大会救護活動の担当を務める清水氏、2回目の講師は本会の代表理事である笠原氏が担当しました。
今回参加した方々は、過去にアクアラインマラソン救護活動に参加経験が有る方が多く、前回大会の活動経験を踏まえての意見交換や確認事項も多く上がり非常に有意義な研修会であった。
引き続き、当大会に向けてサポート体制を強化していけるよう努めていきたいと思います。
【会員限定NATA勉強会(朝活)】の第2回が、先日19日(土)7時~8時に開催しました!
講師はNATA勉強会の講師としてお馴染みの正会員 板野氏が務め、「NATA POSITION STATEMENT~オーバーヘッドアスリートにおける上方肩関節唇損傷の評価、治療、予後、および復帰基準~」について演談いただきました。板野氏のとても爽やかな笑顔と、資料も言葉とイラストをバランス良くまとめていただき、明るい勉強会となりました!
本勉強会はフランクに参加できるのが特色でもあります✨身構えず気楽にご参加ください。第3回(最終回)は11月3日(日)に開催予定ですので、ご参加をお待ちしております。
この度、当協議会では初の試みとして、株式会社Be ambitious様が運営する【ミラウェル‐Mirawell】と10月20日(日)の共同セミナーを開催しました。
本セミナーは『スポーツ外傷障害からの競技復帰に向けて』をテーマに、2部構成で開催し、第1部では、当協議会発行『ガイドブック』制作にあたり監修していただいたスポーツメディクスセンターの赤木龍一郎先生をはじめ、運動器・スポーツ理学療法学を専門としてご活躍されている小林匠先生の2名の方が講師を務めました。
また、第2部ではATだけではなく看護師として『スポーツ看護』という新しい分野の発展に向けて取り組まれている大迫絢一郎先生をはじめ、当協議会代表の笠原が【投球障害(肘)からの競技復帰に向けたリハビリテーション】について講演しました。
今回は講義だけではなく、株式会社Be ambitious様が行う申込みから準備にかけて、我々にとっても非常に勉強になることが多く、とても充実した会となりました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた株式会社Be ambitiousの皆様、ありがとうございました!
本年度で4年目の開催となる【会員限定朝活勉強会】です!昨年度までは、日曜日の朝に開催しておりましたが、今年度はより多くの方が参加できるように曜日・時間を変更して開催しています。
本勉強会は、NATA(全米アスレティックトレーナー協会)ポジションステイトメントに関する理解を深めながら、ディスカッションをおこないます。
今年度は計3回の開催を予定しており、貴重な第1回NATA勉強会は、過日9月27日(金)19時~20時に開催しました!
講師は本勉強会の担当でもある副代表理事の越田が務め、「アスレティックトレーニング領域に おけるポジションステイトメントの 読み解き方(推奨度分類法)」について演談いただきました。
本勉強会はフランクに参加できるのが特色でもあります✨身構えず気楽にご参加ください。第2回は10月、第3回は11月に開催予定ですので、ご参加をお待ちしております。
この度、当協議会では、地域部活動移行が待ったなしの状況で「なんとか子どもたちのスポーツ・部活動の充実と安全管理に関してなんとかしたい!」という同じ熱い想いをもった(株)オークスベストフィットネス代表取締役の山形さんをはじめとするスタッフの方々と千葉県アスレティックトレーナー協議会でのコラボ企画をしました。
その活動として、【スポーツ現場の安全管理】の充実に向けた指導者用のオンライン指導コンテンツを作成しました。学校部活動の安全管理の一助になることを願っています。
下記URLよりご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000128178.html
山形 一利様、このような機会をありがとうございました。
過日8月12日(月)の午前中に北千葉整形外科クリニックにて、理学療法士やトレーナーおよび千葉県AT協議会の会員の方々を対象に、日本ライフセービング協会BLS資格認定講習会を開催しました。
講師は本会理事の清水氏と監事の平野氏が務め、講義・BLS実技練習・回復体位・気道異物除去を行ったのち、検定試験を行いました。当日は参加者からの質問が多く、より実際を想定したBLS講習会になり、参加者からも「普段なかなか確認する機会が少ないため、定期的に確認する場があり有り難い」「大切な人を守るための自己研鑽の場として貴重な時間だった」などの感想が挙げられました。
また、午後には【ちばアクアラインマラソン2024】の救護活動に向けて、アスレティックトレーナー(AT)および救護ボランティアの研修会を実施しました。
主な内容は、一次救命処置(BLS)、搬送法(1人で運ぶ方法、2人で運ぶ方法、車椅子を使用した方法)、熱中症時の対応(特に筋痙攣)を行いました。 その中でも特にアイスパックの作り方などは慣れていない方や、搬送法は年齢、体力的に実施することが難しい部分もあり、実際の現場で自身が対応可能な部分を把握していただくなど、リスク管理も含めての対応が必要であると気づきがある研修会となりました。
最後に、今回は北千葉整形外科幕張クリニックをお借りして研修会を開催しました。ご協力いただいた北千葉整形外科幕張クリニックのスタッフの皆さま、ありがとうございました!
過日16日(日)に本会主催「AT実践セミナー」が開催されました。若い世代に向けて経験や現場の実績が少ないATの方に対して、実技を中心とした教育システムの1つとして、昨年度から取り組んでいます。
今年のテーマは「頭頸部外傷後の競技復帰に向けて~ATの視点から~」とし、昨年度の応用編で実施しました。
講師は笠原代表理事が務め、内容に関しては正解を求めのではなく、全員で深堀りをしていくという形式で行いました。
当日は参加者とスタッフの自己紹介からはじまり、笠原氏の講義&ファシリテーションという形式で進行し、1つの質問から、更に関連した質問が飛び交い、スタッフを含め参加者全員が、終始様々な観点から発言できる雰囲気で行われました。
また、頭頸部外傷後の競技復帰に向けて、受傷後からどのような点に注意をして過ごすべきなのか、症状に合わせて評価をした上で徐々に日常生活の負荷を上げていき、どのタイミングでどのような運動を実施していけばよいのか、その際は何に注意するべきなのか、現場において判断しにくい場面を参加者や経験豊富な関係者の皆でディスカッションする時間は非常に内容が濃い時間でした。
少人数制の開催だからこそ、このような雰囲気で開催できたと本会も感じています。回の詳細が決まりましたらまたご案内します。ご興味のある方はぜひご参加ください。
大塚製薬株式会社から依頼を受け、6月16日(日)に船橋市スポーツ推進委員協議会が主催する『第13回スポーツ・フォーラム』に講師として本会代表理事の笠原氏が担当しました。
約80名の方が参加されており、テーマは「スポーツに必要な運動・栄養・休養」とし、幅広い年齢層がスポーツを実施するために必要な方法について、情報提供をしました。内容の中に実技も交えながら実施し、参加者も楽しみながら参加できている様子が見られました。
主催者である船橋市スポーツ推進委員協議会の方からは「運動、栄養、休養のつながりがスポーツをする上で、とても大切だということを分かりやすく教えていただきました。データや動画もあり、運動あり、笑いあり、とても良い雰囲気のフォーラムになりました。」ととても嬉しいコメントをいただけました。これからも我々の活動が、ひとりでも多くのスポーツを楽しむ人々の笑顔に繋がってくれたら嬉しいです!