チャリオット初のグランドスラム大会。厳正なる抽選によって決まった初戦の相手は王者わちゃわちゃ☆ピーポーだった。対戦相手が予め決まっている状況は初めてのことで、相手はステータスを変えてこないこと、いつもと同じステータスで撃ち合っても分が悪いことはあきらかだったので、攻撃力高めのステータス、守備力高めのステータスの2つでいくことは早い段階で決まり、いくつか試しながらそれぞれ一つに絞った。結果に関わらず特定のステータスを繰り返し練習したのは良い経験だった。
迎えた一本目。シールド5に加えて3223という堅めのステータスをもう1枚使いながら、両サイドが詰めることで守備力を上げながら極端に攻撃力を落とさない作戦だった。1枚目のシールド5を貼った直後に岸本が逆サイドのぶちょう選手を抜き、さらに左サイドに少し空けていた隙間から取りに来たD選手を抜き、15秒経過時点で2-0と序盤は順調に進めた。しかし残り50秒、シールド破壊直後にhayatoが被弾して1-2とされると得点できないままシールド5を使い切り、35秒にも同様の失点。ここから完全にわちゃわちゃペースになり、岸本、よごしんと失点すると最後まで取り返すことが出来ずに差を広げられ2-6と完敗した。
続く2戦目は両サイド共4321を用いたチャリオットとしては普段よりもやや攻撃に軸を置いたステータス振りだった。開始6秒、撃たずにじっくり貯めたBIG-U選手の1発目で岸本が4枚抜きされると、復帰直後に大きく回避動作をしたところを合わせて抜かれ、わずか10秒で0-2とリードされてしまう。残り50秒手前で1-2と差を詰めると、ここから両者得点が伸びずに迎えた残り25秒でぶちょう選手の後ろに位置していたBIG-U選手の1枚を抜いて2-2としたが、入れ違いで2点同時に失い2-4とされてしまう。その後D選手のシールド破壊直後に3-4と差を詰めたかに見えたが、またしても入れ違いで失点し3-5と差は変わらず。逆に攻撃に出た岸本が抜かれて3-6となりそのまま試合終了。初のグランドスラム挑戦は1回戦敗退となった。
初のグランドスラムとしては過度なプレッシャーがなく、今の実力としてベストではないものの決して悪いパフォーマンスではなかった。これまで一度も勝ったことのないわちゃわちゃ☆ピーポーに対しては、以前より差が詰まっているように感じたものの、主にチーム全体の得点力で負けており、不用意な失点をしているように回避やチャージの基礎的な部分でも丁寧さが足りないように感じた。オフシーズン、来シーズン通してグランドスラムで勝てるレベルに持っていきたい。
チャリオットとしては4連覇をかけて臨んだSUMMERシーズン最後のADVANCE CUP。翌週に控える夏の大一番SUMMER CUP出場チームとして負けられない大会だった。予戦第2ブロックに今大会のランキング上位5チームが固まるという試練の組み合わせの中、初戦の相手は唯一の上位ランク「華より酒」だった。開始直後に真ん中を狙った華より酒の弾数発をかわし切ったかに見えたところでポジションを戻った岸本が抜かれ0-1とされると序盤は悪い流れで30秒経過1-4とリードを広げられてしまう。しかしここから徐々に立て直し残り13秒で7-7と追いつくと、さらに残り8秒で8-7とリード、そのまま逃げ切ってなんとか初戦を辛勝した。2戦目の相手はネメシス。序盤から優位に進めて残り21秒で7-3とリードしきっちり勝ちきれるかに思えたが、残り13秒から連続で3失点しovertimeに持ち込まれてしまう。残ったシールドを左サイドよりに貼った隙に、反対サイドのよごしんの1枚を抜かれ7-8で惜敗してしまった。同グループに実力者が固まっていることを考えるとかなり痛い1敗となってしまった。続く3戦目はBug bro.。回避力が高く前回の対戦では負けている相手だ。予想していたこともありBug broロト選手のシールド5を50秒残して割り切るも、これも予想通り相手の回避に思うように得点をに伸ばせず残り34秒時点で1-3とリードを許してしまう。しかしここから挽回して残り22秒で逆転、その後1点ずつ取りあって5-4で接戦をものにした。
春もノーチャンスではなかったが実力的に少し運が必要で、結果的には掴めなかったシーズンのメイン大会への切符。実力も結果も確実に前シーズンより上回っている今シーズンこそはチャンスを掴み取りたいHADO SUMMER CUP予選大会。出場チームをランキング順に振り分けたブロックの中で、チャリオットよりランク上位はヒュブリスとEXPENDABLESの2チーム。どちらにも勝つ意気込みで臨んだ第一戦の相手は定期練習を組んでいるBuG bro.。チャリオットに対してシールドを使ってくるチームが多いと予想していた中で、その確率は高くないと踏んでいたBuG bro.がいきなりシールド5を使ってロースコアの戦いに持ち込んできた。5のシールドを割り切った残り40秒で2-2、全てのシールドを割り切った残り27秒の時点で2-4と悪くない立ち回りだったが、そこから得点を重ねられず、なんとか2点取って4-4のovertimeに。真ん中に残したシールドを使って初手をやり過ごすつもりだったが、連携ミスによりよごしんの入り際を抜かれてしまい4-5で敗戦。直接の敗因は最後の連携ミスだったが、overtime前にもう少し詰めて積極的に点を取りに行くべきだったと言える。早くも追い込まれた2戦目の相手はランク上位の片方であるEXPENDABLES。メンバーチェンジによりまだ調整ではあるはずだが、だからこそ今がどんな感じなのかわからず気の抜けない一戦。順調に得点を重ね4-1とリードしていた残り40秒でYUYA選手が前に詰める動きを見せる。試合前から最も警戒していた動きだったが、こちらがYUYA選手を捕える数よりも、前を警戒しているチャリオット陣営を後ろから狙うシブさん選手とYUYA選手自身に捕えられる数の方が多く、残り20秒で6-5まで詰め寄られた。しかしこの1点差を詰めさせず、両チーム1点ずつ加えた7-6で辛勝した。なんとか望みをつないだ3戦目の相手はマックスファクター。ブロックを通過するとすれば得失点差の勝負になることが濃厚だったため攻撃力が問われる一戦だった。開始直後に三人がそれぞれ中列に張ったシールドから一気に攻めて順調に先制。シールドを破壊されてからなかなか追加点をあげられなかったが、しっかり後ろに下がって回避し、2点目をあげた残り64秒からは次々に得点を重ね、そのままの勢いで15-2と大勝。ブロック通過争いをしそうなEXPENDABLESやBuG bro.にプレッシャーを与えられる勝利だった。続く4戦目はランキング5位のヒュブリス。直前のマスターズを含めた今シーズンの内容から、予戦通過の最右翼だ。チャリオットとしては珍しくシールド5を選択したが、最初の1枚目がコート外にめり込む程外側に張られてしまいほとんど使えないアクシデントが起こる。直後に逆サイドのよごしんとシールドを張って中に抜けるhayatoの羽を抜かれあっという間に0-2、よごしんがさらに抜かれて0-3としてしまう。ここから3-3に追いつくもシールドを処理後にヒュブリスから失点し4-9と完敗。EXPENDABLESがBuG bro.に勝利し、勝てば得失点争いで通過がほぼ確定することになったブロック最終戦はBEAST BUSTERS。事前に想定していたシールド5に対して失点を抑えたまま対処し、シールド5を割り切った残り33秒で追加点をあげて3-1。ステータス上の攻撃力差のまま優位に進めて8-3と完勝して得失点差+15の2位につけた。BuG bro.とマックスファクターの一戦を終えても順位は変わらず無事にブロック通過を決めた。
これを勝てばSUMMER CUP出場が決まる準決勝の相手は和心。シーズン後半になるにつれて調子が上向いている印象があり、かなりのパフォーマンスを求められる一戦だった。1本目は序盤から優位に進め3-0で半分を折り返すと、一旦は5-4まで詰められるも再び引き離して8-5と完勝した。このままの勢いで取りたい2本目、今度も序盤を優位に進めたが先ほどより早い段階で3-3と追いつかれ、そのまま3-4と逆転を許す展開。残り13秒でろぜ選手の1枚と抜いてなんとか4-4と喰らいつき、さらにD.U選手の1枚も抜いて5-4としたが直後によごしんが抜かれて5-5、そのままovertimeへともつれ込んだ。hayatoと岸本がともに羽1枚、対する和心は津軽三味線選手が羽1枚だったがシールドを残しているという不利な状況で、とにかく逃げ粘る必要があると思っていた。しかし結末は意外なほどあっさりと訪れた。津軽三味線選手のシールドを避けてD.U選手に狙いを絞ったよごしんの2発目が綺麗に捕らえて6-5、見事和心に勝利しSUMMER CUP本戦への切符を手にした。
決勝戦。この日最大の目的であった本戦出場権は手にしていたが、当然勝って本戦に弾みをつけたい。また、相手が公式戦で未だ勝ったことのないヒュブリスであること、ランキングポイントに差が出ることを考えると、SUMMER CUPだけでなくその先のクライマックスシーズンおよびWORLD CUPへ向けて勝つことに大きな意味があった。
ヒュブリスが予戦でシールドを使ってこなかったことからシールドの可能性が高いと想定して臨んだ1本目。想定していた通り、シールド5を展開してきたヒュブリスに対してきっちり後ろで回避しながら撃ち、残り30秒で5-1、シールド5の残数が1とこの日1番と言える試合運びで終盤を迎える。しかし、直後に1点追いつかれ2-5とされると、りゅう選手のシールドを割りそのまま攻めていた岸本がhayato側に展開された最後シールド5に対処するのが遅れ、その間に自身そしてhayatoが被弾、さらに失点は続き5-6と逆転されてしまう。なんとか1点返してovertimeに持ち込んだが、overtime前に連取した前P選手の集中力はここでも発揮され、シールド破壊後の回避動作が少し遅れたhayatoを逃さず6-7で惜敗。中盤までの流れがよかっただけにもったいない敗戦だった。
2本目は両翼が4321という攻撃的なステータスで臨んだ。ステータスを変えたhayatoがしっかり先制点を取り、このリードを守り切ったまま残り20秒を3-2で過ぎるとここから連取し一気に5-2。その後両者1点ずつ追加し、6-3で逃げ切り勝ちを収めた。
勝ったチームが本戦シード撃破の最右翼となる3本目。1戦目と同じシールド5をチョイスしたヒュブリスが先ほどよりも全体的に早めにシールドを展開。加えて先ほどよりも攻撃に無駄がなく、ヒュブリス優位で試合が進み1-5と離されて前半40秒を終えた。チャリオットは4321二人とシールド処理には不向きなステータスながらきっちりシールドを割って攻撃に転じ、ここからの10秒で2点を追加し3-5と詰め寄る。しかし、1点離されて3-6とされると、試合終了間際に連取するも届かず5-6と惜敗した。
ヒュブリスに1歩およばなかったが、本戦出場を決め、なおかつ一つ目の予戦で決め、今まで勝てなかったヒュブリスから1本取り、非常に収穫の大きい大会だった。
SUMMER CUP予戦前最後の大会、MASTERS CUP#8。本戦出場を目指すチャリオットとしてはここで手応えを掴みたいところ。チャリオットとPOPcorn以外がHJLのBグループと同じ顔合わせとなったBグループ、初戦の相手はわちゃわちゃピーポー。前回は大敗を喫した相手に少しでも喰らいつきたかったが、今回も序盤から一方的な展開になり前回と同じ4-14で大敗、壁を感じる結果となった。2戦目は前回1点差で破った思考行結-あひる組-。序盤、一時2-1とリードする場面があったがそれ以降は少しずつ押され、残り15秒の時点で3-6と離されたところから差を詰めるも届かず5-6で敗退。早くも2敗となった。続いての相手も前回予選で大敗を喫したわちゃごなピーポー。前回と同様にsho-ta選手がシールド5を囮として展開してきたが、他二選手の弾に集中して失点を減らし、残り25秒3-5の僅差でシールドを破壊し終えると直後に1点を加えて4-5。そこから再び4-6と離されるも最後まで集中して撃ち、残り3秒で7-6と逆転に成功。そのまま守り切って見事ランク2位相手に大きな1勝をあげた。相手が同じ作戦で来た場合を想定していたことが大きかった。勢いに乗って2勝目をあげたい4戦目の相手はPOPcorn。前回はシールドを失敗しながらもそこまで大差にならなかったことから、こちらも同じ作戦で来るのではないかと想定したが、ここは当てが外れ真っ向勝負のステータスだった。POPcorn右サイドのシャイ選手が前半にまとめて張ってきたシールドを割り切ったところからペースを掴み、残り40秒で4-1とリードすると最後まで点を詰めさせずに8-3で勝利した。2連敗の悪い流れを断ち切って2連勝、ほぼ得失点差から予戦通過はほぼ不可能であったが勝ち越しの3勝目をあげたい予戦最終試合は対華より酒。今シーズン何度も対戦して勝ち越していることからも負けたくなかったが、序盤2-1のリードをすぐに逆転され2-4とされると最後まで追いつくことが出来ず7-10で惜敗。総合成績2勝3敗となった。
わちゃごなピーポーに対して勝てたことと、負けはしたものの前回の勝利に続いてあひる組と接戦に持ち込めたところはADVANCEの枠を出ても通用している証であり、今後の自信になった。一方で前回に続いて大敗を喫したわちゃわちゃピーポーに対してはまだ壁があると感じた。
サマー予戦に向けて悪くない結果ではあったが、ADVANCEで勝ち越している華酒に対して負けたことからも安定感は今一つ。あと1週間でしっかり練習してムラのないプレイを目指していきたい。
3連覇をかけて臨んだHADO ADVANCE CUP#11。ベテランから公認チームとして初戦の新規チームまで幅広い層がサードプラネット横浜に集まった。チャリオットの初戦は春シーズンのADVANCEに出場しながら、しばらく大会に姿を現していなかったMISTA。良いスタートを切りたい一戦はMISTAが展開したシールドによりスローな展開に。一時2-5とリードされながらもシールドを壊し切ってからまくり、7-6で試合終了するかに思われたところでよごしんの羽を抜かれてovertimeに。両チームとも残したシールドを張り長期戦になるかと思われたが、左サイドのシールドが割れてすぐ相手真ん中からの弾に月が被弾し7-8で惜敗。予戦通過の為に確実に勝ちたかった一戦を落としてしまった。立て直したい2戦目の相手は新規公認チームのエモン。絶対に負けられない一戦は序盤で点を取りあぐねるも一度取ってからはペースを掴み危なげなく15-2で勝利。得失点を考えるともう少し稼ぎたかったが他チームにある程度のプレッシャーを与えられる点差は付けられた。3戦目はチャリオット同様にMISTAに思わぬ敗戦を喫してしまったPOPcorn。負けた方は予戦敗退が濃厚になってしまう一戦。開始直後、KOUKI選手のシールドを囮に響選手が逆サイドへ張りに行ったシールド5がマーカーロスで中央に出てしまうアクシデントが起こる。マーカーロスから回復し最前列に裸で表示された響選手の羽をhayatoが見逃さずK.O、さらに本来ならシールドに入って攻撃を担うはずだったシャイ選手の羽も抜き、逆サイドのシールド破壊後にそのままK.Oした分と合わせて3-0とリードした。立て直しを図るPOPcornのシールド5を残り40秒で全て割り切り3-3。ここからしっかり得点を重ねて残り20秒で7-3とリードし、その後両者1点ずつ取り8-4で勝利した。アクシデントで大分有利にはなったが、不意に訪れたチャンスできっちり点を取り、真ん中に浮いたシールドも冷静に破壊した結果手にした大きな1戦だった。残る二戦、続いての相手は新規公認チームのゼロはち。得失点の可能性を考え大量得点が欲しい1戦は、MISTA戦で最後の羽を抜かれてしまった月が10得点を挙げる活躍で20-4と圧勝。最後の1戦はマックスファクター。MISTAがマックスファクター以外に勝った為、この試合に勝った方が予戦通過となる緊張の一戦。開始直後にhayatoが4枚抜きされ、そのまま開始20秒で0-3となる悪い流れ。しかし、少しずつ盛り返し4-4の同点にした後は両者1点ずつ得点を重ねるシーソーゲームに。6-6となった残り20秒付近でシールドを一気に展開し、ここできっちり2点を取ると最後に1点返されたところで試合終了。8-7と戦線をものにした。初戦を落とす危ない流れではあったが、取れるところできっちり得点してなんとか予戦を1位で通過した。
準決勝の相手は春シーズンから何度も対戦してきたネメシス。1戦目はどちらも極振りをしない真っ向勝負。序盤はロースコアに進むも、中盤から徐々に差を広げていき10-3で危なげなく勝利。2戦目はやな選手がシールド5を展開するスローな試合。1枚目を割った後に大きな3点を取り、シールド破壊後に得点が伸びなかったものの7-6と接戦を制し、決勝にコマを進めた。
決勝の相手は本日大躍進を見せたMISTAを完封した華より酒。1戦目は序盤から順調に得点を重ねて14-5と完勝。一気に決めたい2戦目は序盤からやや劣勢に進み、接戦に持ち込むも一歩及ばず5-6で敗戦。運命の3戦目。両チームともメンバーを入れ替えずに臨んだ1戦。開始直後によごしんがカナカナ選手を4枚抜きしたのを皮切りに一気に得点し開始30秒で5-0と大きくリード。ここから華酒が得点し始めるが最後まで差を詰めさせず10-6で勝利、見事ADVANCE CUP3連覇を決めた。
前前回、前回のADVANCEに続いて予戦で一つ落としながらしぶとく優勝まで勝つところにチームの精神的な強さを感じた一方、初対戦のランク下位相手に負ける基礎技術面の不安定さも同時に感じる大会だった。同時にMISTA、特にchoco君は今後かなり存在感を強めていくのではないかとも感じた。
今度こそ予戦を通過すべく臨んだMASTERS CUP#7。ランク上位勢が固まった第2ブロック、初戦の相手はこれまでの大会で数度初戦でぶつかっている思考行結-あひる組-。序盤なかなか点が入らないところから0-2と押され気味になるも半ばで2-2と追いついて接戦に持ち込んだ。残り7秒で6-5とリードするとこの1点を守り切り見事あひる組から初勝利。幸先のいいスタートを切った。2戦目の相手はわちゃわちゃピーポー。良い勢いのまま王者撃破といきたかったが序盤から押される一方の展開。ようやく点を取り始めた頃にはすでに手遅れで、4-14の大敗を喫してしまった。スプリングの終盤以降、ある程度上位陣ともやりあえるようになってから一番の惨敗だった。なんとか立て直したい3戦目はヒュブリスと対戦。シールド5を展開してきたヒュブリスに対して残り30秒0-5でシールドを割り切るもここから得点をできず、2-6で敗退。以前ヒュブリスに対してシールドで負けた時よりは失点が少なかったが勝つには至らなかった。4戦目はわちゃごなピーポー。シールドプレイヤーをそのままシールドにいれる変則的なシールドプレイに対し終始押し込まれ、見せ場なく1-10の大敗。またしてもMASTERS予選敗退が決まった状況で迎えた予戦最終戦の相手は華より酒。華酒としては勝つと予戦通過が決まる重要な一戦だが、チャリオットとしては今後MASTERSクラスで通用していくためには前回勝った相手に負けるわけにはいかない。序盤はどちらもロースコアな展開から中盤でじわじわと点差を広げ、残り30秒の時点では6-1と大量リード。そこから一時的に差を詰められるも再び離して9-4で勝利。通算2勝3敗で予選敗退となった。
予戦通過とはならず満足な結果ではなかったものの、ランク上位相手に戦えているのが決してまぐれではないと感じる2勝だった。
前シーズンに優勝して終えたADVANCE CUPの#10。連覇してシーズン開幕前の勢いを取り戻すべく初の4人体制で臨んだ大会。POPcornが華より酒に15-9と点差を付けて勝ったことで思わぬプレッシャーをかけられて迎えた初戦。しかし、ここは性別迷子に対してしっかり攻め切り15-5で危なげなく勝利。2戦目は華より酒。格上でも前シーズン勝っており、POPcornが華より酒、ネメシスと連勝している状況で負けたくない一戦だったが、終始僅差のリードを保ったまま迎えた終盤で一気に詰められOVERTIMEに。羽一枚の岸本が攻めの意識に偏り過ぎたところをみきてぃ選手に抜かれ敗れた。残る試合を考えると、ここで勝って得失点差の勝負しかなくなった三戦目の対POPcorn。序盤から取って取られての殴り合いだったこの試合。序盤はやや不利に、終盤はやや押し気味に進めたがまたしても最後に追いつかれ2戦連続のOVERTIME。右サイドで衝突しヒヤッとする場面があったが、なんとか抜かれずに立て直したところをよごしんが取り切って辛勝。予戦通過に望みをつないだ。POPcornとの得失点差が+2という状況のため、勝つだけでなく点差を付けることが条件となったネメシス戦。MASTERSで課題だった得点力が問われたこの一戦、前半から岸本が順調に得点し、終盤は三人が揃って得点。最終的に14-6とリードを広げて勝ち、POPcornと華より酒との得失点争いで大きく前進した。残り1試合の時点で6点差をつけたPOPcornに対しさらなるプレッシャーをかける為、そして先に全試合を終えて10点差の首位に立った華より酒を追い抜く為、さらなる大量リードが求められた予戦最終試合。練習不足から控えに回っていた月が出場し、同サイドは点の取り合いになるも、よごしんサイドで一方的に点を取り16-4で完勝。得失点差で1位通過した準決勝の相手はBuG bro.。僅差でリードされならがら、中盤でなんとか追いつき接戦に。残り15秒で8-7とリードすると、残り5秒でも追加得点を挙げ1戦目を9-7で勝利。続く2戦目は序盤のリードを終始守り抜き10-6で完勝、決勝へコマを進めた。決勝の相手は予戦で敗れた華より酒。序盤からリードし守り切った1戦目は8-6で勝利。続く2戦目も序盤からリードし一時は4点のリード。終盤で1点差まで詰め寄られるも、結局最後まで並ばせずに11-8で勝利。見事シーズンを隔ててのADVANCE CUP連覇を達成した。
結果を見ると春シーズンに活躍したチームがきっちり決勝トーナメントに進出し活躍した大会だった一方で、実際のプレーを見るとラレップ.ch、Beast Busters、鬼ヶ島も全く通用していないわけではなく、今シーズンもどこかで波乱が起きそうな予感がした。
チームとしてはまだ安定感に欠けるものの、プレッシャーのかかる場面でしっかり結果を出せたこと、課題と思われていた得点力を見せられたことは収穫だった。
SUMMER SEASON開幕戦となったMASTERS CUP#6。初戦は公認チームになって初戦のBEAST BUSTERS。ビーコロで鍛えられたチームの動きに苦戦し上手く得点を伸ばせなかったものの7-6で辛勝。続くPOPcorn戦。序盤こそ2-1とリードしたものの得点を伸ばせず。逆にこの試合最多得点を記録したKOUKI選手を中心にPOPcornからの失点を許し4-9で敗れた。落としたくないところで落とした後の3戦目はマックスファクター。序盤で0-2とリードをされたところから少しずつ詰め、残り33秒で3-3と追いつき接戦のまま6-6でovertime。なかじ選手に球を集めるパワープレイで獲りきり辛勝。厳しいながら予戦通過への望みをつないだ。続く強豪との2連戦。まずは王者わちゃわちゃピーポー。岸本とhayatoを入れ替える変則ポジションで臨み序盤から接戦に持ち込むもD選手を抜いて4-4とした直後から連続で失点し4-6。その後も取り返せないうちに連続で失点し4-9で敗れた。一定の手ごたえはあったものの、予戦通過するには点差をつけて和心に勝たなければいけない状況に追い込まれた。続く和心戦は練習での感触を頼りにシールド作戦を展開。しかし序盤から思うように点を取れず4-8で敗れ予選敗退。
MASTERS CUPでの初勝利はしたものの、ランク下位のチームに苦しめられ、格上には勝つことが出来ずあまり良いシーズンスタートとはならなかった。
オフシーズン終了間際にチャリオットメンバー主催で開催したコミュニティ大会。JAPAN LEAGUEいいなぁとある日の練習帰りに話していたところから企画した特殊ルール使用(1,2戦目はくじ引き、3戦目が3on3)の大会にはJAPAN LEAGUEにはまだ出ていない9位以下のチームから6チームが参加した。特殊ルールはほとんどやったことがなかったが、当日の運営で時間がなかったため大まかなプランだけ持って臨んだ。初戦の相手はPOPcorn。1戦目の2on2は岸本とhayatoのコンビで、対するはkouki選手とシャイ選手のコンビ。序盤でkouki選手に先取点を取られるも2-1と逆転。なかなか追加が入らないロースコアの接戦は残り15秒で再度2-3と逆転される展開。しかし、ここから2ポイント連取し4-3。最後はhayatoが1枚の羽根を守り切り辛勝。hayatoはチャリオットとしてのデビュー戦を白星で飾った。その後、2試合目のスケール1、3試合目の3on3ともによごしんの大量得点もあり完勝。初戦を3-0で勝利。続く相手はBuG bro.。1試合目の1on1は初戦で大活躍のよごしん vs ももた選手。開始15秒で無得点とロースコアになると思われたが、よごしんが4枚抜きをすると状況が一変。冷静に回避し、シールドを展開し失点を防ぎながら得点を重ね、最終的に5-1で完勝した。続いてのルールはアンダー20。ここでは岸本を3331のアタッカーとし、他二人が1112で張ったやや堅めのシールドを使いながら自由に動き回る作戦。序盤は上手く点が伸びなかったが、一度点を取ってからは勢いづき岸本の5得点を含む8-0でフィニッシュ。3試合目の3on3も勝利しここも3-0で勝ち進んだ。
決勝トーナメントの1戦目は今回唯一の混合チームSexual Beast Island(笑)直前に強引にネーミングしたが意外と気に入ってもらえてよかったというのはさておき、公認チームになったばかりの2チームからすすすす選手と飛猿選手。古豪性別迷子からポン選手という異色の組み合わせながら、素晴らしい動きで予選を通過してきたチームだ。1試合目の1on1は岸本 vs すすすす選手。なかなか点が入らないスローな展開の中残り40秒で先制。突き放しにかかるも2点目を入れたと同時に、すすすす選手がこちらの動きに合わせて放った球が直撃し2-1。しかし、その後追加点を取り3-1とリードしたまま試合終了。続くスケール1も無難に取りトータル2-0としたところで時間の都合で終了。決勝戦の相手は予選でも対決したBuG bro.。1on1、アンダー20という予選と全く同じルール。今大会3度目の1on1に挑んだのは満を持して新戦力のhayato。対するは本日3度目の1on1となるももた選手。こちらの4321に対し、それを読み切った2224のももた選手。ステータス上はかなり劣勢に感じられたが、開始直後に1点先制すると、同店には追いつかれたもののしっかりと回避し、両者シールドを使い切って1-1のオーバータイムに持ち込んだ。こうなると一気にステータスが有利になり、火力が小さいももた選手が前に詰めて取りに来たところをきっちり取って2-1で勝利。2試合目のアンダー20は前回と同じ作戦で臨み、同じようにスローな展開から途中で一気に得点を重ね5-2で勝利。主催した大会で優勝を手にした。
チームとしてはhayato加入後、summer seasonへ向けて良い流れを作ることが出来た。また、HADOシーン全体としては6チームという公式大会に近い規模の参加者が集まり、何より配信を行えたことで、これからもっとシーンを盛り上げるためのきっかけを作れた大会だった。
SPRING CUP本戦に出場しないチームにとっては今季最後の大会ADVANCE CUP♯9。本戦入りを決めているEXPENDABLESと華より酒にとっては大舞台を目前に実戦で試したり確認できる貴重な機会。HADOのプレイヤー人口増加を象徴するようにシーズン最後のこの大会でも新規チームの参戦があった。チャリオットは第一グループ。これまで何度も対戦しているEXPENDABLES、公式には今回が初対戦となるBuG bro.と同グループだった。一戦目から今大会最上位ランカーのEXPENDABLESが相手。メンバー構成もあってシールド戦を仕掛けてきたEXPENDABLESに対して悪くない立ち上がりではあったが、両サイドの対面で少しずつ押し込まれリードされたところで、残したシールドを貼る相手の見事な試合運びに7-9と惜敗。MASTERS CUP#3から続く8大会連続予選落ちを食い止めるには悪い流れになった。続く二戦目はBuG bro.。3-0とリードしたにもかかわらず追いつかれ、残り40秒を切ったところで4-5と逆転される嫌な展開に。しかし、そこからじっくりと押し返して再度逆転し10-9と辛勝。ダメな流れをしっかり断ち切りここから快進撃を見せる。二戦目のマックスファクター戦はなかじ選手がシールド、かみさん選手が4321という落差のあるステータス。シールドを貼られる前に4-1とリードを奪い、シールドを破壊してから追加点を奪い且つ2、3枚目を貼ろうとしたところできっちりキルを取り、相手の展開に持ち込ませない試合運びで10-5と完勝。勢いに乗って迎える四戦目の相手は前回1点差で敗北を喫したPOPcorn。序盤からお互いに冷静に動きロースコアで運ぶ流れ。しかし、状況が複雑になってくる後半から徐々に点を積み重ね、最終スコア9-5で完勝。これで第一グループを二位通過し、連続予選落ち回数を8でストップ。準決勝の相手はこれまで一度も勝ったことのない華より酒。正直分が悪い相手だったが、序盤からよごしんが点数を重ねていき、一時的に1点差の逆転を許すも今度は岸本が羽1枚を残しながら再度試合をひっくり返して10-7と完勝。この勝利によって1~6位以外の上位ランカーには勝利したことになった。続く2戦目は先ほどとは違い、まず岸本と月が点数を重ねてからよごしんが追加する流れでリードを守り切り10-8でフィニッシュ。見事に決勝にコマを進めた。決勝戦の相手は前評判通りに勝ち上がってきたEXPENDABLES。その一戦目。予選から通じて紅音選手のシールド戦を中心にしていたため、よごしんが初の2242を使ったのが裏目に出る。よごしんサイドで当然攻撃力が足りず、それを補うはずの岸本も普段よりぎこちない動きになり、全く相手にならないまま6-11と完敗。ステータス変更がはっきり裏目に出たことで開き直り、2戦目からは通常のステータスで真っ向勝負。調子を取り戻したよごしんが前半から得点を重ね、月も続いて得点しリードすると、後半には岸本も当たりはじめ10-3の完勝。勝負を最終セットに持ち込んだ。最終戦は先ほどとは異なり岸本先に得点を重ねて3-1とリード。そこから続かず3-3と追いつかれるも、6-3と引き離す展開。再び差が詰まってくるも最後まで守り切って8-6で終了。見事今シーズン最後の大会で優勝をかざった。
今回の収穫は3人とも被弾がこれまだより少なくなったことと、よごしんが4321のステータスにして得点力がアップしたことだ。
春の本戦への最後の2枚をかけて行われた予選大会の2つ目。前回2チーム抜けた分新たなチームが参戦し2グループ計10チームによって争われた。チャリオットの初戦は前大会で快勝した相手POPcorn。ここは落とせない一戦だったが、序盤からリードされると思うように点が取れないまま後半戦に。結局最後までひっくり返すことが出来ず6-7で敗戦。大会開始から悪いムードが漂う。続く2戦目は先ほど同様に前回大会で快勝した相手ネメシス。しかし、この試合も得点が伸び悩み序盤からリードされる悪い流れを断ち切れずに5-11で終了。この時点で予選通過は絶望的に。僅かな望みをつなぐために臨んだソクスポ戦。先の2チームと異なり前回対戦したADVANCEで敗戦を喫している相手。しかし、結果も以前とは異なり、終始リードを保って11-5で終了。残す和心戦と、グループ内の他の試合結果次第では本戦入りの可能性もギリギリ残すことになった。迎えた和心戦。先制点を許し徐々に差を広げられ一時1-5とリードされる流れに。しかし、ここから少しずつ差を詰めて残り25秒で5-5の同点に追いつくとここからリードして7-5に。そこから7-7と追いつかれて、OVER TIME目前となった残り1秒。ろぜ選手の羽を抜いて8-7とリードしたところで試合が終了。今大会一番の大番狂わせを演じたことにより、和心vsネメシス戦でどちらかが超大量リードで勝てば本戦入りの可能性が残った。しかし、そう思い通りにいくはずもなく、グランドスラム出場は来季へお預けとなった。和心戦に関しては大方の予想は和心の勝利だったと思うが、練習では極端に分が悪い相手ではないので、決してマグレではなかった。
2019年初のグランドスラム予選はmeleap新本社で開催された。MASTERS初勝利はならなかったものの、ビッグタイトルへの挑戦権をかけて臨んだSPRING CUP予選大会。出場10チームをランキング順に2グループに分けて行ったグループ予戦。チャリオット初戦の相手はシーズンを通して概ね互角の争いをしながらも結果では一歩先を進んでいるネメシス。どちらも点を取り切れずロースコアに進んだ流れは開始30秒を経過したところから急変。チャリオットが連取し6-3で40秒を折り返すと最後まで差を詰めさせずに10-7で勝利。2戦目の相手はヒュブリス。シールド戦を挑まれ対処にかかるも、序盤からの失点が止まらず残り20秒の時点で0-13と手のつけようがない点差に。この直後にようやく点を取るももはやどうしようもなく2-15で大敗。シーズンを通して最もショックの大きい試合となった。続くEXPENDABLES戦。先制点を許すもリードを広げられないまま食らいつく展開。しかし、最後までリードを奪い返すことはできず6-7で敗戦。ヒュブリスとEXPENDABLESが通過を決め本戦への望みはなくなったグループ予戦最終試合は対POPcorn。序盤から順調にリードを広げ7-0まで持っていくと、そのまま詰めさせずに11-4で快勝。通過はならなかったものの悪くない内容で大会を締めくくった。
今季最後のMASTERS CUPは出場7チーム総当たりで予選が行われた。チャリオットの第一試合はこれまでのMASTERSで最多の3度対戦した思考行結-あひる組。スタートから一方的に点を取られる展開となり40秒経過時点で0-9。残り37秒でようやく1点返しここから少しずつ当たり始めるも時すでに遅し。6-14で終了。続くヒュブリス戦もあひる組ほどの一方的展開ではないものの序盤からリードされる展開。そのまま差を詰めることが出来ずに7-15で敗戦。その後も上位ランカーに一矢報いることはできず、最も僅差の試合でANATSUCHIに対して6-9とした最終試合。6連敗で予選敗退となった。MASTERS初勝利は来季に持ち越しとなった。
ADVANCE CUP史上最多出場チームとなった前回を上回る10チームが参加した本大会。第一ブロックに入ったチャリオットの第一戦はBEGINNERSで好成績を続け公認入りを果たしてから初の大会出場となるCOMP UNity。開始直後から終始リードし徐々に差を広げる危なげない展開で19-7とここを快勝。続く二戦目も今回から公認入り後初の参戦となるPOPcorn。これまで他チームから数度苦しめられてきたシールド戦を挑まれるも序盤からリードを保ち11-6と連勝。このまま勢いに乗りたい第三戦の相手は前回大会から出場の『ソクスポ』-ホリズムShooters-。スタート直後に失点するもすぐに返し一旦は2-1とリード。しかしここから連続で失点し2-5となると最後まで差を詰めることが出来ず11-13で終了。グループで一番の強敵と考えれれるネメシス戦を前に痛い敗戦を喫す。既にネメシスに勝っているPOPcornが3勝1敗で通過を決めていたため、どちらも勝つしかない予選第一ブロック最終戦vsネメシス。開始から0-2とリードされたものの序盤で取り返し5-4で40秒を折り返す。どちらもリードしきれないまま試合が進み、9-10でネメシスの勝ちを確信した残りカブト虫選手が勝利の舞をしたラスト1秒で追いつきOVER TIMEに持ち込む。しかし、開始直後にカブト虫選手の一撃を喰らってしまいトータル10-11で敗退。この時点で予選敗退が決まった。ネメシス戦の敗戦を含めて全体として極端に悪い内容ではなかったが、経験が浅いながら動きの機敏なソクスポ相手に上手く当てることが出来ず、他方で当てられないなりに冷静に回避して失点を防ぎながら戦えない柔軟性の低さが課題として大きく残った大会だった。
初の本社開催となったMASTERS CUP#4。全9チームを2ブロックに分けて行われた予選。チャリオットは1チーム少ない第2ブロックに入った。予選通過を目指すにはチーム数が少ない方が良いが、まずはMASTERSでの1勝を目指す立場としては多く試合をこなしたいというのが本音だった。初戦は前回大会でも対戦した思考行結-あひる組。序盤から両チームとも点が入らないスローな展開で残り25秒まで3-3の同点。しかし、ここから少しずつ点を重ねたあひる組に対し、チャリオットは追加点を挙げられず3-6で終了。続くANATSUCHI戦。序盤の30秒こそ膠着したまま1-2と健闘するも、ここから一気に離され、3-11で試合終了。予選最終戦は初の対戦となるわちゃごなピーポー。序盤から一方的な展開であっという間にリードを広げられ3-16の大敗。結果、3連敗で予選落ち。力不足を痛感した大会だった。
前回と違い非公認チームが存在しないながらADVANCE CUP史上最多の9チームが出場し、HADOプレイヤーの層の厚さを象徴するような大会だった。ベテランから今年に入ってHADOを始めたルーキーもいる中、グループ抽選ではネメシス、EPENDABLES、華より酒という今大会のランク上位3チームが連続で第1グループを引き当てて会場に変な空気が漂う中、見事に第1グループを引き当てた我らがチャリオット。そして、最後に古豪マックスファクターまで入ってくるという完璧ぶり。相手が各上だろうが勝つしかないと開き直って臨んだ第1試合EXPENDABLES戦、序盤で先制、中盤で逆転を許し、残り27秒で再び同点に追いつくと、ここからの10秒で一気に3点リードを広げる。そこから10-10に追いつかれるも最後の最後、復帰した月の2発目がシブさん選手の立ち上がりを捕えて11-10で試合終了。この1発で今試合のチームMVPは決まったが、1枚の羽を残し続けたよごしんも10秒間でしれっと3K.Oした岸本もナイスプレーだった。フルメンバーのEXPENDABLESにはこれが初めての勝利。勢いづいて臨んだ続くネメシス戦、開始すぐに4枚抜きするもリードを広げられず中盤までスローな展開。しかし残り40秒を切ったところから徐々に差を広げ、最終的に10-5で勝利。これはイケると臨んだマックスファクター戦。不用意な失点でリードを奪われ、3-3に追いついた残り40秒からシールド5を展開される嫌な流れ。4点目を取られるも同点に追いつき、5点目を取られるも直後に同点。6点目までも先に取られた終了間際、全員がシールドを無視して放った中で月の球が同点弾になりオーバータイムへ。横に動いた岸本のところへよごしんを狙った弾が飛んできて危うくK.Oになりかけるも、強引にかがんで1枚羽を残す。すかさずこの1枚を狙ってマックスファクターが弾を集めるも、結果的にこれが上手く囮として機能し、回避する岸本の逆サイドからよごしんが鋭角に放った弾が決勝点になり7-6で勝利。ギリギリながらも3連勝を決めリーグ首位をキープし、残すは華より酒。弾数の面でキープレイヤーとなるカナカナ選手を序盤でK.Oし3-1とリードするも、これを活かせずに逆転を許す。そのまま追いつくことが出来ず、後半ではじわじわと差を広げられ8-13で終了。この結果、3勝1敗という悪くない成績ながら得失点差でEXPENDABLESと華より酒が決勝トーナメントに進出。2大会連続の予選落ちとなった。
前大会のような不甲斐ない内容ではなかったが、優勝するにはまだ武器と安定感が足りないと感じる大会だった。
公認の5チームに加え、非公認ながらベテランプレイヤーを擁するチーム、Beginner's準優勝のチームを含む3チーム出場というHADO人口が増えてきたことを象徴するような大会だった。予選通過という観点で見れば、どちらかと言えば恵まれたグループBに入り初戦のネメシス戦。想定通りのシールド作戦で来たネメシスに対し序盤から連取してリードするも中盤で6-6と追いつかれる展開。そこから6-8とリードするも致命的なチャージミスで球数不足に泣き9-10と敗れた。シールドを割る準備は万全だっただけに、それを発揮できない状況になる悔しい敗戦。続く性別迷子戦でもチャージミスで致命的な球数不足。加えて序盤でリードを奪われていた分、巻き返した時のリードもなく、ここでも9-10で敗れた。予選最後のAI instanteとの試合。予想通りのシールド作戦だったが、ネメシス戦に比べると序盤で上手く立ち回れず接戦にもつれる。しかし、シールドを割り切ってから猛チャージし12-7と今大会唯一の勝利を飾った。HADO歴から考えれば不思議ではないのかもしれないが、発揮したかったパフォーマンスから考えると不甲斐ない成績と言わざるを得ない。
10チームでの開催となったMASTERS CUP♯3。ANATSUCHIの3連覇を阻むチームが現れるのか、しょー選手が復帰するあひる組が巻き返してくるのかが注目の大会だった。チャリオットの初戦はSLAM DIVA、以前練習した際には20戦して一度も勝てなかった相手だ。序盤から失点しリードされるも中盤で巻き返し、一時は5-4でリード。しかし、そこから1点も奪えないまま5-11で終了。続く思考行結-あひる組。序盤から失点が続き0-4まで離されるも、終盤で差を詰めていく展開。ギリギリまで追いつめるも最後は7-8で終了。3戦目の和心戦は序盤から終始ペースを握れずに2-14で惨敗。最終戦は華より酒。序盤から接戦に持ち込むも中盤でリードを許し、最後に詰めるも届かず9-11で終了。序盤の失点、月の動きや攻撃力を活かすための連携、各々のチャージ、下がった相手を崩すプレイに課題が残った。
5チームという少数開催となったADVANCE CUP♯5。おんちゅうが仕事の都合で引退し、岸本、月、よごしんの三人体制で迎える初大会。ランキング変動に伴って今大会出場資格を得た9位の華より酒、現行ランクでは出場資格がないもののランキング変動前に予めエントリーしてチャンスを作っていた8位のEXPENDABLESが出場し、レベルは高かった。5チームの総当たりによる予戦、初戦の華より酒戦では終始リードされて6-15と完敗。2戦目は性別迷子。今大会唯一のランキング下位との対戦で負けられない1戦。相手がシールドを展開する中でもリードされずに14-6で難なく勝利。3戦目の相手であったEXPENDABLESはおそらく予選最終戦で1勝出来ると想定して優也選手を下げて今後を見据えた布陣。チャリオットとしてはポイントを得るチャンス。序盤は接戦になるも残り30秒から点差を広げて13-9で勝利。勢いに乗る予戦最後のネメシス戦。序盤に5-1と広げた差を残り14秒の時点で7-7と詰められる緊迫した展開になるも、そこから再び差を広げ11-8で勝利。前回のADVANCEで負けた2チームに連勝して予戦を2位通過。しかし、続く決勝トーナメントではネメシスとEXPENDABLESに対しともに2連敗を喫し、入賞を逃した。おんちゅうが抜けて個人力は下がったものの、よごしんが3on3での動きに慣れてきたことと、月の機動力を起点とした変則的なポジショニングで補うことができ結果は出せなかったが収穫のある大会だった。
HADO公認チーム8チームによって開催されたMASTERS CUP♯2。チャリオットは新メンバーよごしんのデビュー戦。昨年のWC覇者わちゃわちゃピーポーの今季初戦とあって注目度の高かった大会。そのわちゃわちゃピーポーと同じBブロックで予戦を戦った。初戦の和心戦では序盤に広げられた差を一時的に詰めるも最終的に8-11で敗退。2戦目のヒュブリス戦では試験的によごしんを後衛にして挑むも僅差の6-8で敗退。予戦最後、和心に5-10と完敗してもしっかり調子を戻してきたわちゃわちゃピーポーに対して4-18と完敗し予戦敗退が決定。新メンバーよごしんのデビュー戦としては決して酷い内容ではなかったものの、僅差だったヒュブリス戦、前回の対戦よりも点差を詰めた和心戦で詰めきれなかったところがもったいない大会だった。
HADO公認7チームと非公認1チームによって開催されたADVANCE CUP。前週のMASTERS CUPでは別グループだったネメシス、古豪マックスファクター、前週のBEGINNERS CUPを勝ったばかりのソクスポがいるBグループ。初戦でマックスファクターに逆転勝ちし、勢いに乗ってソクスポにも完勝するも、ネメシスに敗れ2位通過。準決勝、Aグループを危なげなく全勝で通過したEXPENDABLESに対し残り数秒までわからない接戦に持ち込むも、2連敗を喫し敗退。3位決定戦の相手は同期のシブゲー。1戦目はラスト9~6秒で立て続けに3失点し逆転されたものの、ラスト1秒で取り返し、チームとして公式戦初のドローに。これをおんちゅうがもぎ取りまず1勝。続く2戦目では中盤にまとめて張ったシールドが功を奏して大量リード。そのまま押し切り見事3位入賞を果たした。負けた2戦が接戦だっただけに悔しいところはあるが、公式戦初の入賞、試合の最後まで落ち着いてプレイすれば逆転も可能だという実体験を得た有意義な大会だった。
2019/
HADO公認チーム10チームによって開催された2019年初のランク制度適用大会。練習で対戦したことのあるチームや選手の大半が反対のグループに入るというほとんど未知の世界だった。初戦、思考行結-あひる組との1戦では残り15秒の時点で1点差まで詰め寄り会場を沸かせるも最終的には2点差で敗退。予戦の他3試合でも見せ場は作るものの勝ちには届かず、出場チーム中最下位からの大金星はならなかった。数字上の得点は他チームと大差なかったが失点が多かった。個人の回避能力が主な課題だが、狙いの甘さによる攻撃力不足やシールドの使い方等の試合の組み立ても結果的に失点に繋がっていた。
3チームという少数開催だったこともあり、二度の総当たり戦における総得点で優勝を争った。見事全勝で記念すべき初優勝を飾った。なお、本大会直前にカズが脱退。♯8大会前日に行ったノーヴルとの練習にカズ欠員のヘルプで参加していた月(Yue)が正式に加入。
岸本、おんちゅう、カズの三人体制“気付いたら片想い”として大会に初参加。予選リーグを2位通過するも、予選で唯一敗戦したノーヴルに決勝で再度敗れ準優勝。大会の前日にノーヴルと練習を行ったことで力量差があることはわかっていたため、ノーヴルの公式試合映像をまとめて対策を練っていたが、試合でいきなり作戦を実行できる力がそもそもなかった。