2013年11月 バナテでの調査が台風Haiyanと重なりました
2013年11月 バナテでの調査が台風Haiyanと重なりました
2013年11月7日から 10日にかけて、バナテ海域および河川においてCECAMプロジェクトの合同現地調査を行いました。ちょうど11月8日に台風Haiyan(Yolanda)がパナイ島中部を通過し、予定変更は強いられましたが、11月9日午後には、河川水の海域への出水の様子を調査することができました。塩分が20以下の範囲が河口から5~8kmの海域にまで及ぶなど、このような出水イベントが沿岸生態系に顕著な影響を及ぼす可能性がこの海域では高いことが分かりました。これらデータは、今後、数値モデリングやダメージポテンシャルマップの開発などへと活用します。
ハラウル川河口の海域では、出水した河川水(右側)が広がっていました(11月9日17時)
海面を漂う浮遊物(11月9日14時)
台風通過直前の河川(11月8日10時)
台風通過後の増水した河川(11月10日10時)
倒木を片付けている人々 (11月10日12時)