生物多様性が豊かな東南アジア沿岸域では、人為的環境負荷や地球環境変動の影響が複合的に作用することによって、生態系の劣化が急速に進行しつつある。本研究では、フィリピンを対象として、そこでの沿岸生態系の生物多様性維持機構を明らかにするとともに、環境ストレスの実態を包括的に評価し、多重ストレス下の生態系応答・回復過程や、ストレスをもたらす地域コミュニティーの社会経済構造を分析する。そしてこれらに基づいて、高い生物多様性と防災機能を安定的に維持し、かつ地域コミュニティーの持続的発展を可能とするための新たな沿岸生態系保全管理スキームを構築し展開する。

CECAM ガイドブックおよびビデオについて

CECAMは2015年2月をもちまして5年間のプロジェクト期間を終了しました。

この度、CECAMプロジェクトの主要成果をまとめたガイドブックを作成しました。下記のリンクからご覧いただけます。

CECAM Guidebook

なお本ガイドブックに掲載されている図表・写真・文章はその無断転載を固く禁じます。これらの使用を希望される場合は事前に上記連絡先までご連絡下さい。


CECAMの最終評価について

本プロジェクトの終了時評価結果がH27年5月に公表され、高評価(A+)を得ることが出来ました。詳細については下記の評価報告書でご覧いただけます。

CECAM終了時評価報告書