2012年11月 第一回アジア太平洋地域シンポジウム
2012年11月 第一回アジア太平洋地域シンポジウム
2012年11月7日~8日にフィリピン大学海洋研究所近くの会場にて、「第一回アジア太平洋地域シンポジウム:沿岸生態系保全・適応管理~新たなる知見、新たなる方向、新たなる未来、新たなる挑戦」が開催されました。CECAMプロジェクトの日本およびフィリピン側研究者に加え、フィリピン国内および海外の様々な研究機関の研究者、その他関連プロジェクトのメンバー、調査地域の各市長および地方自治体代表者、直接および間接的に関連する政府機関・国際機関・学術機関やNPO/ NGO等の方々にもご参加いただきました。「変化に対する群集応答、生物多様性応答と生態系サービス、保全・管理における科学技術」という3テーマに関して、CECAMで得られた興味深い知見が共有されたと共に、CECAM以外の方々から、地域での挑戦的な取り組みのケーススタディや統合的なブルーカーボン研究等、今後鍵となりうる重要なインプットがありました。各市長からは、個々の地域が目指す姿と抱えている問題点が具体的に語られ、政府・国際機関やNPO等のパネリストたちとの白熱した議論が続きました。最後、各グループから、テーマを厳選して具体的なアクションプランが作成され、閉会となりました。この会合後も各グループでは議論が続けられ、特にボラカイに関しては、会合内での市長からの発表に加え、参加者からさらに海岸浸食の詳細が報告され、CECAMプロジェクトで今後取り組んでいく新たな連携が生まれました。