パッケージを製造するためのインキや接着剤は、未だに有機溶剤型が使用されています。
プラスティックフィルムにインキと塗布後の乾燥工程で排出される有機溶剤は、大気中の放出することはできず、再利用のために回収するか、または火炎に吹き込み燃焼処理されています。
このパッケージ用のインキの水性化や、接着剤の無溶剤化が、思った以上に進まない原因は、対応しなければならない課題がいまだに数多く残っていることが挙げられます。
これらの課題に、一つひとつ対応して水性化を実現する支援を行います。
水性化、無溶剤化の課題
川上のインキメーカーに技術的な課題あり
溶剤型インキの性能でカバーしていた印刷適性(版かぶり、圧胴汚れ)の問題点が、水性インキでは発生する。
水性インキ通常をのグラビア印刷を行う場合、これらが問題が何故発生するかは、理論的には明らかになっている。
易接着等のフィルムの表面改質が必要な場合がある。
パッケージコンバーター社員の業務負荷増大:特に導入時はダブルスペックとなる。
パッケージコンバーターで新たな設備投資が必要
パッケージコンバーターでの水性化の経済的合理性:パッケージコンバーターでのインキコスト、乾燥コスト、印刷速度低下等
パッケージコンバーターでのチャンス
環境負荷を下げたパッケージは食品メーカー等のブランドオーナーで歓迎される
他社との差別化、欧米への輸出も有利となる
環境への貢献大
社会的に評価される
労働環境が改善され、パッケージ生産現場での良い社員が雇い易くなる
石油の需給、地政学リスク、OPECの生産調整、原油価格は一定のレンジ内で大きな価格変動を繰り返すため、原油由来の原材料の使用量を減らすことで経営を安定化できる。
原油価格によっては、経済的合理性を得る
コンバーターへのサプライヤーのチャンス
インキ
原油価格依存度が低い製品として水性インキを供給できる
生産現場での環境負荷低減
プラスチックフィルム用の水性アンカーコート剤の販売機会
接着剤
無溶剤接着剤の供給ができる。特にアルミ蒸着フィルムを含む構成が綺麗にラミネートできる無溶剤接着剤の需要が大きい。
フィルム
水性インキに対応したフィルムとしてアンカーコート処理したプラスティックフィルムの販売
機械
水性に対応した印刷機、ラミネーターの販売
水性に対応した消耗品の販売:ドクターブレード等
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