初めての出店を終えて。二日間の記録

まずは感謝を。

10/23、10/24の二日間、初めての出店を終え帰ってきました。まずは、うちに遊びにきてくださった方、本や栞を手に取ってくださった方、主催者の皆様にお礼を言いたいです。本当にありがとうございました。

初めての古本市。もちろん失敗もあり、反省点も多々ありました。段取りが悪く、ご迷惑をおかけしたとも思います。それでも帰り際に笑顔で「ありがとう」と言ってくださる方ばかりで、私の方が元気をいただいてしまいました。

「縁」という言葉を軽々しく使ってしまうと、なんだか胡散臭く聞こえて陳腐な表現になってしまう気がします。それでもたくさんの偶然が重なって、縁を繋いで、普段の生活では出会えないたくさんの人とお会いできたこと。とても嬉しく思います。またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。


二日間のこと

コロナが流行ってからというもの外出もほとんどしておらず、誰とも会えない、気軽に話せない生活が続いていました。そのため、初めのうちは少しだけ緊張していました。初対面の人とどんなふうに話したらいいんだったっけ?と、そわそわしっぱなし。。笑
でも、そんな心配は要りませんでした。本を並べて人と話をするだけでこんなに楽しいなんて。高校生の女の子やお母さんと一緒にきてくれた男の子、夫婦で来てくださった方や、お兄さん、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃん、たくさんの方が遊びにきてくださいました。皆さんがきてくれて、話をしてくれて、本当に嬉しかった。こんなに温かな気持ちになったのはなんだか久しぶりで、終わってから数日たった今でも、じんわりと嬉しさが残っています。
手作りの栞も皆さん面白がってくれて、悩みながらお気に入りを探してくれました。
値段設定を「ワンコイン」にしたのは、私のパートナーの提案です。こうすることで小さな子どもでも、自分で選んで買うことができる。せっかく気に入ったものがあっても「100円か…欲しいけど高いな…」となるのはもったいない気がして。実際に小学生くらいの女の子が自分のお財布からピカピカの1円玉と10円玉を選んで、2枚買っていってくれました。今小銭が500円しかないから、これで!といってくれる方もいて、面白かった!
持っていった本の多くが次の持ち主のところへ旅立って行きました。ちょっと別れが名残惜しい本ももちろんありましたが、次の人が楽しんでくれたらそれが一番です。本屋をやったら自分が好きな本も、手放したくないなと思う本もどんどん仕入れて、手渡していくことができるんですよね。あ〜それって本当に最高だ。より一層、本屋をやりたいなと思う気持ちが強くなりました。