全ての家、全ての畑を土のドームで覆った。準備は完了した。
フレイン「あとはクランたちに伝えるだけね」
そう独り言をつぶやき、踵を返した瞬間のこと。
フレイン「・・・・・・え?」
私の眼の前に、大量の水が押し寄せてきていた。
俺たちが戦っている場所から少し離れたところで、信じられない光景が起こっていた。
ヒノワ「!?」
クラン「な、なんだあれは!?雨が、一か所に!?」
ヒノワ「なっ、あれはいったい!?」
クラン「ヒノワ!この壁を解いてくれ!すぐに確認しに行かないと!」
ヒノワ「は、はい!」
ミヤビの話から察するに、あれが例の神様というやつなのではないだろうか。だったら、その狙いは・・・・・・
クラン(邪魔をするフレインか、生贄候補だったルーか、一番年下のフロウか)
いや、雨を集中させている、ということはおそらくあれは攻撃だ。なら、その狙いはフレインしかない。
クラン「くそっ、無事でいろよ、フレイン!」
「・・・・・・驚いたな、その身を砕くつもりだったのだが」
フレイン「ご生憎様、タフネスだけは誰にも負けないつもりなのよ」
目の前に降り立った、人。いや、こいつは・・・・・・
フレイン「あんたがここの神ってやつ?」
「いかにも。我は水神なり」
水神「我への供物を邪魔する輩が現れようとは・・・・・・愚かな者よ」
フレイン「そういうのが一番ムカつくのよね。私」
理不尽に命を奪う行為、私はそれが一番許せない。抵抗しない者を食い物にするやつらが一番許せない。
フレイン「神だかなんだか知らないけど、とりあえずぶっ飛ばす!!!!!」
相手が使ってくる攻撃は水。私が使うのは土。相性は私の方が有利だ。
水神「神罰を下す!」
フレイン「ウォール・オブ・ディスティニー!!!」
鉄砲水が襲い掛かる。私はそれを土の壁で受け流す。何重にも重ねた壁は、一つの層が流されるたびに新しい層を生み出している。竜巻でごり押してくるやつ相手用に改良しておいた魔法だ。
水神「小癪な・・・・・・!」
フレイン「アーススパイク!」
相手の真下の地面から土の槍を突き出す魔法。もちろん回避されるが、そんなことは想定済みだ。
フレイン「スパイク・ブレイク!!!」
飛び出た土の槍の先端から、全方向にさらに槍を突き出し、そして発射する。これは空を飛びまわるサンダーバードに一泡吹かせようと考えていた魔法だ。
水神「がぐっ!?」
フレイン「よしっ、クリーンヒット!!!」
いい調子だ。このままこいつをツルで掴んで、地面にたたきつけてやろう。そう思い、ツルを伸ばした矢先に――
水神「調子に乗るなよ、虫けらが!!!!!」
相手の姿が、大きく、変身していった。
ヒノワ「あれは、龍!?」
クラン「ドラゴンだと!?神の正体はドラゴンだったのか!」
山ほどはあろうかという巨大な身体、物語でしか見たことはなかったが・・・・・・。
ヒノワ「この地に巣食う妖怪というのはあれのことだったのですね。申し訳ございません、クランさん」
クラン「わかってくれたなら結構だが、あんなのどうやって倒せばいいんだ」
大きい、というのはそれだけで強い。その体重に任せて暴れまわるだけですべてを破壊することができるからだ。
クラン「・・・・・・あ、雨がまた全体に降り始め・・・・・っ!ヤバイ!」
ヒノワ「へっ?」
クラン「アンチ・グラビティ!!!!!!」
俺、そして近くにいたヒノワを急いで空中に浮かせる。そしてその直後、俺たちがいた場所に大量の鉄砲水が押し寄せていた。
ヒノワ「な、なんですかこれ!?私浮いてます!?」
クラン「フレインが魔法を弱めてたから、川の水をせき止めていた壁が崩壊したんだ」
ヒノワ「あの、そっちじゃなくて!」
魔力探知で急いでルーとフロウ、そしてフレインを探す。三人は・・・・・・
クラン「水の中か!」
位置さえ補足できれば釣りあげられる。俺は急いで固まっている三人を自分のもとへ引き寄せた。
フレイン「ふぅっ、助かったわ、クラン。そしてルーちゃん」
ルー「(>_<)」
フロウ「水があふれるのと同時に、ルーちゃんが私をつかんで泳いでくれたんです。そしてそのままフレインさんのところまで」
クラン「なるほど・・・・・・しかしこれは、やばいな」
水神「ぐおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!!」
ドラゴンが雄たけびを上げる中、フェアがこっちに向かって飛んでくる。傍らには先ほどまでフェアが相手をしていた魔女がいる。
フェア「クラン!今何が起こってるの!?」
クラン「見ての通りだ。って言っても、俺もまだよくわかってないんだ」
リュウセイ「なんだこいつ、デカすぎでしょ!」
ヒノワ「リュウセイ、無事だったのですね」
リュウセイ「ごめん、ツクヨのことまで気を回してる余裕が無かったから、連れてこれてない」
ミヤビ「大丈夫です、ここにいますよ」
ツクヨ「すまない、助かった」
クラン「ミヤビ、君も無事だったか」
これで全員の無事が確認できた。とりあえずは安心だ。
ミヤビ「さて、やっと姿を現しましたね。水神、改め龍」
水神「うん?誰かと思えば・・・・・・哀れな蝙蝠女ではないか。妖でありながら人に肩入れするとは」
ミヤビ「なんとでもいいなさい。人を弄ぶ愚かな蛇よ」
水神「相変わらず口が減らぬ女だ。供物がなくて腹が空いていたところだ。ちょうどいい、お前も共に喰らってやろう!!!!」
水神がその巨体を真っすぐとこちらへ向けて飛んでくる。あんなものがぶつかったら身体がバラバラになってしまう。
クラン「来る!避け――」
ミヤビ「その必要はありません」
龍の突進を、ミヤビが正面から受け止める。自分の体の何百、何千倍はありそうな体重の持ち主を。真正面から。
水神「!!!!」
ミヤビ「かつてお前に敗れたのは新月だったから。今宵は満月、我が力も満ちるとき!」
フロウ「い、今の内に!アンノウンフレア!!!!」
フェア「フェアリーフェア!!!!」
ツクヨ「月光!!!!」
日輪「日輪!!!!」
リュウセイ「流星群!!!!」
クラン「イクスティンクション!!!!!!」
ルー「( >_<)」
ミヤビが抑えている間に、全員で総攻撃を仕掛ける。今の俺たちが使える一番の攻撃、だが――
クラン「・・・・・・効いて、ないか」
フェア「あの鱗が攻撃を防いでいるみたいね」
ヒノワ「刃が通らないし、打撃も効かないだなんて・・・・・・!」
リュウセイ「そっちの子が出した水も弾かれたみたいだしね」
ルー「(´・ω・)」
ワグラエルの身体をも貫いたルーの攻撃だが、相手は水神。相性があまりにも悪い。
クラン(こんなときにルルトがいれば、相手に強力な電撃をあびせられるんだが・・・・・・)
俺の雷では相手にダメージを与えるまでに至らない。一番攻撃力のあるミヤビは、水神を抑え込むので手いっぱいだ。
クラン(何か、何か方法は・・・・・・)
フレイン「ドリュアス・ルート」
クラン「なっ!?」
いつのまにかフレインが、相手の背の上に移動しており、そしてそのまま相手の身体に根を張り巡らせていた。
水神「ぐおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!!」
フレイン「知っているかしら?植物の根というものはとても強い力を持っているの。それは、岩にも入り込むほどの大きな力を」
水神がもがき苦しんでいる。だが、ミヤビがそれを抑え込み、そしてフレインが力を吸い取っているためもはや抵抗することは敵わない。
フレイン「みんなが攻撃してくれていたから、こっちまで気が回らなかったようね」
水神「こんな、小童如きィィィィィィィィィィィィィィイィィィィ!!!!!!ウゴォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
それでもなお逃れようと暴れまわる水神が、フレインが作った川の壁を破壊する。そしてそれと同時に、大きな土の柱が龍の身体を貫いた。
クラン「あっ」
ヒノワ「えっ?」
クラン「・・・・・・忘れてた。そういや仕掛けてあったんだ。なら、後は!」
フレイン「そこに沿わせればいいのね!!!!任せな、さい!!!!」
ミヤビ「このまま、その場所まで!!!!」
ミヤビとフレインが力づくで水神を移動させる。相手もそれをわかっているのか、激しく抵抗する。
水神「ぐううあああああ!!!!!やられて、たまる、かぁぁぁあああああ!!!!!」
フェア「幻惑の粉」
ツクヨ「空歪の術」
フェアとツクヨによって認識をゆがめられ、水神は自ら魔法の設置場所まで動いていく。
クラン「今だ!打ち込んでやる!!!!アース・パイル!!!」
リュウセイ「上から叩き込む!!!明けの明星!!!!」
ルー「( ・`_・´)」
フロウ「アイス・ハンマー!!!!!!」
ルー「(>_<)」
水神「神である我が、貴様ら、如きにィィィィィィィィィィィィィィイィィィィ!!!!!!!!」
フレイン「・・・・・・こいつは完全に死んだわ。体中のエネルギーを根こそぎ取ってやったから」
クラン「よし、じゃあ終わり・・・・・・だな」
ミヤビ「フレインさんが土の壁を保ち続けてくれたおかげで、やつが暴れた時の被害も防ぐことができました」
フレイン「もともとそのつもりで作ったわけじゃないんだけどね、この土のドームは」
家々を覆う土のドーム、ところどころに穴が開いているのは水神が暴れた際にぶつかったからだ。とはいえ、家屋にダメージはない。
ヒノワ「ふぅー、あんな大きいのがいるなんて聞いてませんでしたよ・・・・・・あ、みなさん、この度はご迷惑をおかけしました」
フェア「まったくよ。ま、いいけどさ」
フロウ「それで、どうします?この龍の死体は。放っておいたら大騒ぎになりますよ?」
ツクヨ「ああ、それなら任せろ」
そういうと、ツクヨが妖術を展開する。そしてあっというまに水神の姿が消え去った。
リュウセイ「こういう処理はこの子の役目なのよー」
クラン「しかし、まだ雨は止まないか・・・・・・」
俺たちは相当疲れ果てているのに、洪水から村を守る作業をこのまま続けなければならないと考えると少し気が遠くなる。しかし、やらねばならないことなのだ。やるしかない。
ミヤビ「・・・・・・クランさん。少し、血をいただけませんか?」
クラン「え?」
ミヤビ「ほんの少しだけでいいのです。力が、必要ですから」
クラン「・・・・・・まあ、いいけど」
そういうと、ミヤビは俺の首元にかみつき、血を吸い始める。
フロウ「うわわわわ、いたそー」
ルー「(;゚Д゚)」
クラン「いや、まったく痛みはない」
ミヤビ「・・・・・・・ありがとうございます。では、お見せしましょう。この吸血鬼の力を」
クラン「えっ?」
そういうと、ミヤビは空高くまで飛びあがり――
ミヤビ「夜面天雅!!!!!!」
果てしもない大きな力で、あたり一帯の雨雲を消し去った。夜空には大きな満月が浮かび、辺りを静かに照らしていた。
翌朝。水神のことを含めて村長たちに報告しに行った時の事だ。
村長「ありがとうございます、ありがとうございます!あなたがたは村の救世主だ!」
クラン「よしてくれ。そんなつもりはない」
少女「クランさん・・・・・・私の命を救っていただき、そしてこの村を救っていただき、ありがとうございます」
クラン「いや、今回の功労者は俺じゃなくてフレインだ。礼ならあっちに言ってくれ」
村長「あなたになら娘を任せられる!どうか娘をもらってくれんか!」
クラン「だから、話を聞けって!!!!」
クラン「ったく・・・・・・何回同じ話をしなきゃいけないんだ」
フェア「仕方ないでしょ。あんたは私たちの中でも黒一点なんだから」
フロウ「リーダーですしねー」
フレイン「いいじゃない。称賛の声は受けときなさいよ」
クラン「・・・・・・なんだかなぁ」
はっきりいって、むず痒い。姉さんは、聖人として何度もこんなことをやっているのかと思うと、少し尊敬する。
ミヤビ「・・・・・・あら、あちらから誰かがやってきますわ」
クラン「え?」
そう言ってミヤビが指さした方向からは、大きな黒い影――
ピピ「ブルーベリー・・・・・・ハァピィィィィィ!!!!!!クランさん、お待たせしました!お医者様を見つけましたよーーーー!!!!!」
大きな声を張り上げ、やってきたのは医者探しを頼んでおいた、ピピだった。
クラン「医者、ということはルーの声を治せるんだな!」
ピピ「はい!その通りです!」
フレイン「やったじゃない!よかったわね、ルー」
ルー「(*‘∀‘)」
ピピ「それで、えっと、そのお医者様の場所なんですけど・・・・・・ちょっと特殊な事情がありまして、口では説明できないんですよ」
クラン「つまり、案内してもらうしかないってことか?」
ピピ「ああ、えっと、案内もできなくて・・・・・・。どのあたりにいるってのはわかるんですけど」
何とも煮え切らない返事だ。とはいえ、医者が見つかったことがわかっただけでもありがたい。
ピピ「それと、一つ悪いニュースも」
クラン「ん?なんだ?」
ピピ「・・・・・・フレデリア卿を乗せて西へ向かった船は、航海途中で嵐に遭い、大破。そのまま沈没しています」
クラン「・・・・・・なんだって?」
ピピ「クランさんが探していたのは、アリス=フレデリアさんでしたよね。彼女が乗っていた船は、すでに沈没しています。おそらく、彼女も・・・・・・」
クラン「・・・・・・そう、か。アリスは・・・・・・いや、死んだとは限らない。アリスもなんだかんだ魔女だ。なんとか生き延びていることを信じよう」
フェア「クラン・・・・・・・」
クラン「とはいえ、この国にたどり着いている確率は低そうだな。なら、ここに留まる理由もない。すぐにでもその医者のもとに行こう」
フロウ「お兄ちゃん、大丈夫ですか?顔色が・・・・・・」
クラン「・・・・・・今は、とにかく解決できそうなことを優先する。アリスは後回しだ」
ルー「(;'∀')」
ショックが無いといえばウソになる。だが、正直覚悟はしていたことだ。そもそも雲をつかむような話だったしな。
クラン「とはいえ、流石に今すぐにというのは辛いな。一日休ませてくれ」
ピピ「わかりました。・・・・・・ごめんなさい、こんなことを」
クラン「いや、いいんだ。むしろありがとう、はっきり言ってくれて」
気を遣って言われなかった方が辛かった。無い物を探し続けることほど精神に来るものはない。そう考えると、早めに知れてよかったとも言えるだろう。
フロウ「うう、お兄ちゃん・・・・・・」
フレイン「・・・・・・」
その日の夜、フレインに呼び出されて二人で外を歩いていた。気分転換に、と誘ってくれたのに俺が乗った形だ。
クラン「・・・・・・こうやって、この村を救えたんだ。俺がここに来た意味はあった」
フレイン「そうね。あなたがアリスを探していなければ、あの女の子と、そしてこれからたくさんの人が犠牲になっていた」
クラン「ああ。・・・・・・だが、やるせないな」
どうしても、ナイーブになってしまう。ここで落ち込むなという方が無理というものだ。それは、フレインもわかってくれている。
フレイン「・・・・・・ねえ、クラン」
クラン「なんだ?」
フレイン「私と、つがいにならない?」
クラン「・・・・・・久しぶりに聴いたな、それ。悪いけど、今はそんなこと考えられない」
フレイン「・・・・・・でしょうね」
クラン「あと、ルルトがいないところでそういうことは決められない。まだ、アイツに対する答えも出していないんだから」
フレイン「・・・・・・ルルトのこと、大事なのね」
クラン「もちろん、お前の事もな」
フレイン「ええ、知っているわ。あなたたちの旅に勝手についていって、もう1年ぐらい経つかしら。時間の流れは早いわね」
クラン「ああ、そうだな。いろんなことが起こりすぎて、もう何年も一緒にいるような気分だよ」
フレイン「ええ、私も・・・・・・」
フレイン「ねえ、私、強くなったかしら」
クラン「ああ。出会ったころよりも、ずっとな」
フレイン「・・・・・・そ、か。私、強くなったのよね」
クラン「・・・・・・どうしたんだ?」
フレイン「ありがとう、クラン。あなたのおかげで、私は強くなれた。魔法も、身体も、そして、心も」
クラン「なんだよ、急に改まって」
フレイン「だから、私は、守らなくちゃならない」
クラン「え?」
フレイン「この村の大雨は、毎年起こっていること。そして、水神を殺してしまった以上、それを止めるすべはない」
フレイン「・・・・・・誰かが、ここを守らなくてはならない」
クラン「フレイン、もしかしてお前は・・・・・・」
フレイン「私があなたから学んだことは、意志。自分が守りたいものを守り通すという意志の強さ」
フレイン「だから私は、まもっていくわ。ここを、この場所を。私の、そしてこの新しい、水神の力で」
クラン「・・・・・・つまり、それは」
フレイン「ええ」
「私は、ここでお別れよ」
翌朝。フレインはみんなにこの場所に残ることを告げ、そしてみんなはそれに驚きつつも、納得していた。
フロウ「うう、寂しくなっちゃいますね・・・・・・フレインお姉ちゃん・・・・・・」
フレイン「大丈夫よ、フロウ。私はいつでもここにいるから、暇になったら来てくれれば会えるわ」
フェア「・・・・・・あんたは、強いわね。あんたには敵いそうもないわ」
フレイン「ふふ、でもこの行動力はあなたが先に見せてくれたのよ、フェア」
ルー「( ;ω;)」
フレイン「ほら、泣かないで、ルーちゃん。また、元気になったら、その声を聞かせてね。ね?」
クラン「・・・・・・ありがとう、フレイン。いままで何度も助けられてきた。君のおかげで、俺はここまでたどり着けた。そして、これからも――」
フレイン「なに今生の別れみたいなこと言いだしてるのよ。また来てくれればいいんでしょ」
ミヤビ「村の者たちが、あの社を改築してくれるそうです。それまでは私のいた洞窟をお使いください。家具もいろいろと揃えてありますよ」
フレイン「ありがとう、ミヤビ。クランたちのこと、よろしくね」
ミヤビ「はい。フレインさんも、この村の事を、よろしくおねがいします」
ピピ「ではみなさん、そろそろ・・・・・・」
フレイン「あ、クラン。ちょっとこっちに」
クラン「ん、なんだ?」
フレインに手招きされ、側に近寄る。すると
チュッ
クラン「・・・・・・えっ?」
フェア「ああーーーーーーーーーーーーーー!!!!フレインーーーーーーー!!!!!!」
フレイン「『契約』はまだしないわ。もし、つがいになる気になったらまた来てちょうだい。その時はしっかりと結んであげるから」
クラン「・・・・・・わかったよ。それじゃあ、フレイン。元気で」
フレイン「ええ。クラン、ルー、フロウ、フェア、ミヤビ。そしてピピも、また会いましょう!!!」
フロウ「フレインお姉ちゃん!絶対絶対、また会いに来ますから!」
ルー「(>_<)」
夏女「雅様!」
ミヤビ「・・・・・・また、この地に舞い戻るまで。しばしの別れです。大丈夫、すぐに戻ってきますから」
夏女「どうか、どうかお気をつけて!」
こうして、フレインと別れ、そして新たにミヤビが加わり、新たなる旅立ちへ。目指すは、ルーの声を治せる医者のもとだ。