構造設備

「大屋根の家」

西立面図

西立面図

-設計コンセプト-

計画敷地は郊外型の立地条件で、自然エネルギーを積極的に活用できる計画を検討しました。特に日射遮蔽・日射導入・通風の建築的対策を、大きな軒下を作って解決を試みました。軒下のトップライトから入る太陽光は、2階の窓を通して「優しい光」になって、1・2階の室に導入されます。また、軒下を走る風は、2階の諸室の通風・換気を促進してくれます。日射調整と通風、快適な自然を享受できる、日本建築の特徴である軒下空間の提案です。

-地域性-

南側の小山が敷地に大きな影を落とします。エコハウスを敷地の北側にコンパクトに配置しました。太陽光パネル・太陽熱温水器を載せる屋根は大きく、日本建築は「屋根の建築」と言われるとおり、「大屋根の家」を計画しました。大きな軒下空間を持つ建築の快適性・耐候性は、日本の気候・風土の中で、その長い歴史が証明しています。