現在の備前市北部に位置する旧吉永町は、かつて住民運動で産業廃棄物最終処分場の建設を阻止してきました。こうした背景の中で、町は「環境の町宣言」を行い、平成15年12月には地域協議会を設置しました。この地域協議会は「吉永・水と森と里山の会」という名称で、自然を守り持続可能な循環型社会の構築をもとめ「環境の町」宣言にふさわしい自主的行動をとるために設置され、平成16年4月には環境省の「地球温暖化対策地域協議会」に登録されました。
平成17年3月の1市2町の合併にともない、旧吉永町の地域協議会を母体として、備前市全域への組織の拡大と充実を図ることが求められました。そこで、商工会議所、商工会、森林組合、漁業協同組合、NPO法人、行政など幅広い分野からの参画を得て、新たに「環境にやさしいエネルギーでのまちづくり」という新しい目的を持った地域協議会として「備前みどりのまほろば協議会」が平成17年9月1日に発足しました。
沿 革
平成15年12月
平成16年4月
平成17年3月
平成17年8月12日
平成17年9月1日
旧吉永町にて、地域協議会「吉永・水と森と里山の会」設立
同協議会「地球温暖化対策地域協議会」に登録
旧吉永町、備前市に合併。
備前まほろば地域協議会発足のための準備会
「備前みどりのまほろば協議会」設立
備前市は岡山県の東南部に位置し、平成17年3月22日に旧備前市・日生町・吉永町の1市2町が合併して誕生した都市です。
総面積は約258平方キロメートル、瀬戸内海国立公園や吉井川中流県立自然公園、八塔寺ふるさと村など、豊かな自然環境や美しい景観に恵まれ、そのかけがえのない環境から絶えることなく豊かな恵みを受け、今日まで発展してきました。
この流れを受けて、今後は市民、事業者、行政が一体となって、環境への問題を自らの課題として認識し、それぞれの責任の下に相互に連携しながら役割を果たしていくことが求められています。そして、環境への負荷を低減し、循環を基調とした持続可能な社会をつくっていくことが必要です。このような背景から私たち協議会は発足しました。