大阪大学 WPI ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)
バイオ量子センシング
原田 慶恵 教授からのメッセージ
私たちのからだを構成する細胞の中をのぞいてみると、そこでは、さまざまなタンパク質分子が働いています。生き物のことを知るためには、タンパク質分子が働くしくみを調べることがとても大事です。私たちはこれまで、顕微鏡を使って、タンパク質分子が働く様子を直接観察する方法を開発し、タンパク質が巧みに働くしくみを調べてきました。最近はタンパク質が働く場所である細胞を理解するために、細胞の観察も行っています。少しずつですが、生命の不思議に迫っていきたいと思っています。
研究内容
私たちのからだは、たくさんの細胞からできています。それぞれの細胞が正しく機能することで私たちは健康に生きることができます。細胞の中はどのような状態にあるのか、何が起こっているのかを知ることは、生命を理解するためにとても重要です。そこで私たちは、小さな蛍光ダイヤモンド粒子を使って細胞内のナノ領域の環境を計測する方法の開発、細胞内の局所温度を計測し、温度変化が細胞機能にどのような影響を及ぼすのかについて調べる研究を行っています。また、個々の細胞からのタンパク質の分泌を実時間イメージングすることができる蛍光顕微鏡を提供し、複数の研究室と共同研究を行っています。
原田慶恵研究室は、2025年度より大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)へ移転いたしました。
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The Harada Laboratory has relocated to Premium Research Institute for Human Metaverse Medicine (WPI-PRIMe), The University of Osaka as of April 2025.
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