2020年3月、コロナ禍により、11年間を過ごしたロシアから帰国しました。
ロシアでの11年はまさにバレエ漬けの日々でした。辛くもありましたが、今思い返すと大変幸せな時間だったと思います。
帰国後、この先自分に何ができるだろうと考えたときに、やはりバレエに関わることをやめたくないとの思いがあり、2つの決心をしました。
一つ目は理学療法士免許を取得し、ダンサーのケアにあたれるようになること。
二つ目は自身のバレエクラスの開講です。
理学療法士免許取得のため2021年4月に専門学校に入学し、2025年無事に資格を取得、現在は整形外科に勤務して日々患者様の身体のケアに関わっています。
通学と並行して、まずは大人のクラスから、と2021年5月より当クラスを開講いたしました。周りの方々のご協力もあり、細々とではありますがクラスを続けることができ、大変嬉しく思っております。
そのように始まりましたバレエクラスですが、2024年より教室名をCrescent Ballet School(クレセント バレエ スクール) と名付けることにいたしました。
ロシアでのバレエ団時代、カザフスタン出身の同僚が、自国の言葉でАй(アイ)は『月』だよ、と教えてくれたことがあります。私の名前から月を連想する人がいるのかと興味深く、月に親近感を抱くようになりました。
Crescentは英語で三日月という意味ですが、もともとのラテン語の語源に成長する、増大する、という意味があります。
月が次第に満ちていくように、毎日少しずつでも成長できるような、また、月の満ち欠けが繰り返す度に新たな自分を実感できるような、そんなクラスを目指していきたいと思います。
私自身、そしてバレエ教室も、そのように発展していけたらと思っております。
まだまだ至らない点も多いかと思いますが、皆様に楽しんでいただけるクラス作りに、これからも努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Airi W