炭撒くチャーのすすめ
~まだバクチャーで消耗してるの?~
~まだバクチャーで消耗してるの?~
バクチャーの安全性と効果の考察およびコストを踏まえ、バクチャーの代わりに炭をお勧めしたい。
名付けて炭チャーである。
炭は、高い安全性が認められており、飲料水、日本酒の濾過や食用にも使われている。
厚生労働省が発表している「既存天然添加物の安全性評価に関する調査研究」の平成30年度版で、木炭は「安全性に懸念はないと考えられる」とされている。
また、国連の食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)が設置している「FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)」では、活性炭をADI(許容一日摂取量 )制限せず、木炭についてADI設定せずとしている。「ADI制限せず」も「ADI設定せず」も、極めて毒性の低い物質 に限られるものであり、高い安全性が認められた証である。
環境への悪影響を示す情報も特に見当たらなかった。
よって、銅を多量に含むバクチャーと比べて健康リスク、環境リスクの観点から圧倒的に安心・安全であることが分かる。
「バクチャーの効果」ページの話と基本的に重複する内容が多いので割愛するが、銅の殺菌作用を除けば、炭チャーはバクチャーと同等またはそれ以上の効果が期待できる。炭の水質浄化作用は広く知られており、実績も多い。バクチャーにも7.54%の炭素が含まれているので、バクチャー支持者の方にも、炭チャーに一定の効果があることは認めてもらえるだろう。
また、木炭は地力増進法施行令により土壌改良資材 に指定されている。バクチャーグループも通常のバクチャーに備長炭を添加したバクチャーソイルという土壌改良材を販売している。
木炭の使用により以下の効果がある。
有用微生物の増殖
団粒構造の発達
ミネラルの補給
酸性土壌の中和
排水性向上
保温
以上から、炭チャーはバクチャーと比べて圧倒的に高い安全性があり、同等以上の効果が期待できる。また、バクチャーと比べて圧倒的に安い。限られた予算の中で地球を救うのなら、価格は安いに越したことはない。
よって、炭撒くチャーを強くお勧めしたい。
もちろん、もっと様々な素材を比較検討することも必要であろう。さらなる研究については、炭撒くチャー隊(仮称)の皆様のご活躍を期待したい。炭撒くチャー隊の皆様には、決して炭チャーを盲信したり、固執したりすることなく、コストパフォーマンスや安全性などの観点から常に最良のものを選び出し、適切な許可を得た上で炭チャーをばら撒いて、地球を救っていただきたい。