平成27年度第2回吾妻杯争奪戦結果報告

投稿日: Mar 02, 2016 6:45:16 AM

平成28年2月27日(土)、吾妻小体育館にて今年度第2回吾妻杯争奪戦が開催されました。

まずは、開会式の後、3年生以上による「木刀による剣道基本技稽古法」が披露されました。一度に複数組で行われましたが、良く揃った立派な演武ができました。つづく、基本の部では、年長の吉井君と3年生の内藤さんが、防具をつけた元立ちに対して面打ち4本・小手面打ち4本(桜剣道連絡協議会の6級審査と同様)を行いましたが、2人とも優秀賞を獲得しました。来賓の糸賀先生から「上手に踏み込み足ができていました。」と褒められました。

続いて、低学年と高学年に試合場を分けて、それぞれA,Bの2リーグに分けたリーグ戦が行われました。まずは低学年Aリーグ、順当に4年生の高橋君、上野君が勝ち上がりましたが、ここ最近調子を上げてきた高橋君が1位通過でした。一方のBリーグでは、三河君が強さをいかんなく発揮して全て面2本の3戦全勝で1位、そして、2位には来年度の低学年チームの主力メンバーとして期待される3年生の山崎さんが勝ち上がりました。準決勝1試合目、高橋君vs山崎さんは、「竹刀が良く振れている」と評判の高橋君が面を決めて一本勝ちしました。2試合目は上野君、三河君の4年生対決でしたが、予選リーグでは見せなかった鮮やかな小手を2本決めて三河君が勝ち上がりました。そして、決勝戦でも、この小手が見事に2本決まり、三河君が二連覇を成し遂げました。糸賀先生からは「攻めてすぐ打つのではなく、一瞬ためて相手の手元の上がったところを打つ、見事な小手でした。大人でもなかなかできません。」と絶賛されました。

さて、高学年の方ですが、Aリーグではやはり試合巧者の6年生、中村君が面の2本勝ちで2戦全勝の1位通過、2位には5年生の塚本君が勝ち上がりました。一方の、Bリーグでは、6年生のキャプテン宮崎君が3戦全勝で1位通過、2位にはAリーグと同じく5年生の久保田さんが食い込みました。準決勝は、どちらも6年生vs5年生となり、5年生の頑張りにも期待したのですが、ここは6年生が意地を見せて決勝進出を決めました。前回と同じ組み合わせとなった高学年決勝戦は、足を使ってどんどん攻め込んでいく中村君に対し、少し遠間から鋭い面を狙う宮崎君という展開で延長までもつれ込みました。前回もこのような状況で中村君が出小手を決めて勝利しましたが、今回は、宮崎君の面、中村君の小手、に対して、面に旗があがり、宮崎君が雪辱を果たしました。糸賀先生からは「中村君のどんどん攻めていくのは良いです。宮崎君はもう少し足幅を狭くすると良いでしょう。」という講評を頂きました。

全体の講評としては、来賓の渡辺先生から「気剣体の一致した打ち、足を使った打ちを目指しましょう」、また中根先生からは「目の調子が悪くて皆さんの姿が良く見えませんでしたが、元気な声を聴かせてもらって良かったです。」という温かいお言葉を頂きました。

団員の皆さん、先生方の講評を胸に次の稽古からも頑張りましょう。

お忙しい中、吾妻杯にお越しいただいた来賓の先生方、見学に来て頂いたお客様、お手伝いしてくれた中学生団員の皆様、本当にありがとうございました。