公開シンポジウム
原⼦⼒被災12市町村から問う
無居住化と⾃然のアンダーユース
2026年10月11日 14:00-17:00 (予定)
コラッセふくしま 4階多目的ホール
原⼦⼒被災12市町村から問う
無居住化と⾃然のアンダーユース
2026年10月11日 14:00-17:00 (予定)
コラッセふくしま 4階多目的ホール
【企画の背景とねらい】
福島県の原子力被災12市町村は、原発事故による集団避難という極めて特殊な要因によって、急激な無居住化を経験した。しかし、現在そこで生じている人間社会と自然環境の軋轢は福島だけの問題ではない。本シンポジウムでは、この地域を「今後、人口減少と森林の未利用が進む日本全国の中山間地域が直面する『未来の縮図』」として位置づける。
被災地では、一部でインフラ整備や営農再開が進むものの、動物の生息地である広大な森林や農地跡は依然として手付かずのまま残されており、ごく少数の人間が圧倒的な自然(野生動物)と対峙している状況にある。これはまさに、全国で進行する「管理されない森林の拡大・農地の藪化」が行き着く先の姿である。
本シンポジウムでは、「野生生物と社会」という広いアプローチから、無居住化空間における生物相の変化、現場支援と文化人類学の視点から紐解く営農再開時の心理的・社会的限界(人手不足やクマへの恐怖)、そしてこれからの農村・都市デザインのあり方を交差させ、「人が減りゆく日本において、我々は野生生物とどう付き合い、どう新たな空間をデザインしていくべきか」について議論する。
【話題提供者】
吉岡 明良(国⽴環境研究所 福島地域協働研究拠点 環境影響評価研究室)
避難指⽰とその解除で⾥地⾥⼭の⽣き物たちはどうなったのか?〜10 年間のモニタリングで⾒えてきたこと〜
⼩幡 裕介(環境省 ⾃然環境局 野⽣⽣物課 ⿃獣保護管理室 専⾨官)
帰還困難区域のイノシシ等野⽣動物の状況と環境省が実施してきた調査捕獲事業について
中村 ⼤輔(農研機構 畜産研究部⾨ 動物⾏動管理研究領域 ⿃獣害対策グループ)
無居住化から営農再開へ 〜⼈⼝減少社会における⿃獣害対策の再設計〜
伊藤 泰幹(北海道⼤学 ⽂学研究院 学術研究員)
⼈⼝減少社会における鳥獣害を社会科学から考える 〜クマ問題から考える地域とのコミュニケーションのあり方〜
【コーディネーター】
望⽉ 翔太(福島⼤学・⼤会⻑)