Logical method

シーラカンス・ロジカル・メソッド講習会のお知らせ

Atelier Coelacanth(アトリエ・シーラカンス)音楽事務所 白川惠介


 このメソッドは私が40年前、ヴィゴツキー著「思考と言語」を読んで発想し、平成17・18年に文部科学省の国語力モデル事業研究指定で発表したもので、今回誰でも取り組めるようなワークブックを作って広めていこうとしています。

 Coelacanth Logical Methodを始めた理由

この活動を始めた理由は2つあります。

1 思考力育成

 言葉はコミュニケーションの道具です。しかし、もうひとつ重要な役割があるのです。

それは思考の道具であるということです。

 人は、まず最初に話し言葉を身に着けます。やがてその言葉が頭の中に入り、思考の道具になるのです。

 もし、主語、述語、接続語を使って、整理された文章で話すことができれば、その言葉を使って論理的な思考が可能となります。

 それと反対に、単語の羅列のような会話しかできなければ、その言葉は思考のための道具にはならないのです。

 日本人は、日本語で思考します。しっかりと組み立てられた日本語を話す積み重ねが思考力の育成につながるのです。

2 プレゼンテーション力育成

 頭の中にしっかりとした思考のための言葉が入ると、今度はアウトプットとして、正しく、分かりやすく説明するプレゼンテーション力が生まれます。外の言葉と内の言葉が相互にインプット、アウトプットしながら、言語力は成長しています。残念ながら、今、ネット上で交わされる言語活動を見ると、論理的な言葉遣いとは思えません。仲間だけで通用する単語と絵文字スタンプで構成されています。 特に誹謗中傷は、自分の感情に任せの言葉で、それぞれの立場を分析的に考えた言葉とは思えません。

 国語力を身に付けるために読書は大切と言われますが、本を読むだけでは論理思考は生まれません。目的と手段をはっきりさせたこのメソッドによって思考力を身に着けてもらいたいと思っています。


C・L・Mワークブック.pdf
論理的な思考.ppt