水彩画を始めるにあたって揃えるもの
1 絵具
(1) 種類
水彩画に使う絵具には、透明水彩絵具と不透明水彩絵具があります。
我々の教室では“透明水彩絵具”を使います。
(2) 製造メーカー
小学生のとき使った「ぺんてる」「さくら」といったメーカーを思い出す方も多いと思いますが、教室ではもう少し本格的なものを使います。
①ホルベイン(国産)
どこの画材店でも扱っており、安価で高品質です。プロも含め広く使われています。
15ml(太いチューブ)で2~300円程度で売られています。
教室では、これを標準として使っていきます。
②ウインザー&ニュートン(Winsor & Newton イギリス製)
世界中で広く使われており、色が豊富でホルベインにない色(透明なイエローなど)があります。
ただ、価格はホルベインの2倍以上します。
③ホラダム(Horadam ドイツ製)
水に溶けやすく、大変のびがよいのでムラができにくいそうです。(使ったことがないので)
高級絵具なので、ホルベインの5倍以上します。
(3) 始めに何色揃えるか
ホルベインの透明水彩は全部で108色あります。
ラインナップはこちらをご覧ください。
https://holbein-shop.com/?pid=87594241
最初に「〇〇色セット」を買って、後から足りないものを買い足していけばよいと考えられるかと思いますが、ちょっと待ってください。
講師が普段使っているパレットには18色入っています。これが、ホルベインの18色セットと同じかというと、全く違います。
セットにはブラックとホワイトが定番で入りますが、実際にはほとんど使われません。
全18色のうち共通するのは8色だけです。
詳しくは表をご覧ください。
※トランスペアレント・イエローは透明の黄で、ウインザー&ニュートン及びホラダムにある色。
色見本は各社のホームページから採取していますが、あくまで参考としてください。
ここで少し解説します。
表の「特性」欄に「〇」などのマークがありますが、これはそれぞれの絵具の透明度を表しています。
このマークは絵具のチューブに記載されています。
〇透明の絵具 ⵀ少し半透明の絵具 ◐半透明の絵具 ●不透明の絵具
一口に透明水彩絵具と言っても程度に差があることがわかります。塗り重ねる場合は、透明度の高い色を重ねる方がきれいに仕上がることになります。
もうひとつ、「グラニュレーション色」というのがあります。チューブに「G」の表記があります。
色の粒子が荒く、塗り広げるとツブツブ感があります。ホルベイン青系の「ウルトラマリン」「コバルトブルー」などが「G」色です。
次に、風景画によく使われる色について。
◎イエローオーカー
アース色の下地によく使われます。ホルベインで最もよく売れている色です。
◎ビリジャン
茶色と混ぜると深みのある色になります。
濁りすぎた緑の復活にも便利です。
◎チャイニーズホワイト
煙やボンヤリとした表現に利用できます。
◎チタニウムホワイト
ハッキリした白い点や線に上書き使用。
◎ウルトラマリン ◎クリムソンレーキ ◎イエローオーカー
影色の基本的な混色。