Blog

ロゴに込めた思い

4月29日更新 (橋本陽太)

初めまして!アストロバイオロジークラブのロゴ作成を担当した橋本陽太です.今回はロゴに込めた思いをつらつらと書いていこうと思います.

そもそもアストロバイオロジークラブは,去年から行っている自主ゼミから生まれた団体です.アストロバイオロジーという学問をもっと多くの人に知ってもらい,面白さやワクワク感を共有したいという目的で活動を始めました.私はこの”ワクワク感”というのがとても重要な事だと思っています.正直,私が高校生の頃にやっていた勉強はあまりワクワクしませんでした(先生方,ごめんなさい).ただ,宇宙に関する事をやっている時やアストロバイオロジーの勉強をしている時は心の奥がくすぐられるような何とも言えない感覚になりました.これが知的好奇心でありワクワク感なのだと思います.この感覚を皆さんにも味わってほしいですし,その対象がアストロバイオロジーであればなお嬉しいです.また,アストロバイオロジーに興味があるけど何から始めたらいいのか分からないという人の手助けもできたらいいなと思っています.

さて,そんな思いを込めて始めた活動ですが,2週間ほど前に行ったオンラインミーティングでこんな事が議題になりました.

「アストロバイオロジークラブのロゴ,必要じゃない?誰か作る人いないかな?」

私は作成できる自信が無かったので,気配を消してやり過ごそうとしました(オンラインなので気配とかないですが笑).さらにマイクもミュートにしていたのですが,


「ひなた,作ってみる?」


と言われてしまいました.殆どやったことないんだけどな~と思いつつも,折角だしやってみようと引き受けることにしました.そのロゴを考えるにあたって色々とイメージを膨らませていたのですが,その中でも私が意識したのが以下のポイントです.

・カフェっぽさ

・アストロバイオロジーのイメージと学際性

まず一つ目のカフェっぽさというのは,アストロバイオロジーという学問をYouTubeや本などを通して気軽に学んで欲しいという意味を込めています.アストロバイオロジーはパッと見なんだか難しそうで敷居が高いというイメージを払拭し,もっと気楽に,カフェでのんびり読書をするくらいの感覚で第一歩を踏み出してほしいと思っています.ちなみにカフェっぽさを出すため,このロゴは某サン〇〇クカフェを意識しています.

そして二つ目のアストロバイオロジーのイメージや学際性というのは,言うまでもなく私達が"アストロバイオロジー"クラブだからです.でも実は一番苦労した点でもあります.というのもアストロバイオロジーって,本当にどんな分野からでも参加できる学問なんですよね.だからこそ,ロゴにどの分野を入れたらいいのか結構悩みました.そんな中で考えたのが,アストロバイオロジーの3つの目的

・我々はどこから来たのか

・我々は宇宙で唯一なのか

・我々はどこへ向かうのか

を意識しようということです.ロゴには生命の進化や系外惑星の観測,他の惑星の探査などのイメージを盛り込んでいます.ロゴのどの部分が対応しているかはぜひ皆さんで考えてみてください.

とはいえ,このロゴに書いてある分野がアストロバイオロジーの全てではありません(というか書ききれないです笑).先日の藤島先生のご講演でも,アストロバイオロジーに関わる分野が沢山紹介されていましたね.あれでもまだまだ足りないくらいだと思います.ですので,この分野がロゴに入ってないじゃねーか!!というご指摘には多分対応できません(笑).余談ですが,ホームページのトップにあるドット絵風のロゴも私が作りました.こっちのロゴはアレシボメッセージという1974年にアレシボ天文台から宇宙に向けて発信されたメッセージを真似て作ったものです.ここに込めた意味はあんまり無く,単純にこのメッセージが可愛くて好きだからロゴにしちゃおうと思っただけです(笑).

とまあこのようなイメージをもってロゴを作成してみたのですが,皆さんにはその意図が届いていたでしょうか?あくまで素人が作ったロゴなので,寛容な目で見てくださると幸いです.全員とはいかないまでも,何人かにこの思いが届いていれば嬉しいです.私自身,ロゴ作成を通してアストロバイオロジーやそのアウトリーチ活動について考えることが出来てとても楽しかったと感じています.とはいえ,外見だけできても中身が無ければ始まりません.YouTubeでのオンラインセミナーをはじめ,様々な形でアストロバイオロジーの魅力を伝えていくので,これからの活動にご期待ください!!