WBA女子バンタム級の世界チャンピオン。ドイツ人。
9歳の頃にボクシングを始め、アマチュアの世界大会で優勝経験を持つ。17歳でプロデビューし、連戦連勝で世界ランクに上り詰める。22歳で世界タイトルを獲得。『Queen of Green』の時点で防衛3回。
実家は旧バイエルン王国の侯爵の血を引く名家で、大家族である。ドイツ陸軍の退役軍人で現在は資産家の父、その妻で自身も優れた実業家である母、陸軍軍人の長兄、空軍戦闘機パイロットの姉、優れた科学者である次兄、大学生の弟、ギムナジウム8年生の妹がいる。ウルスラは両親にとっては良き娘、兄たちにとっては良き妹、弟たちにとっては良き姉である。ボクサーである傍ら文筆もやっており、詩や小説などを書いている。
瞳は澄んだ緑で、腰まで伸びる髪の色は本来黒だが、色素や光の当たり方の関係でダークグリーンに見える場合がある。スポーツブラ、トランクス、グローブ、マウスピース、ガウンなどコスチュームを緑色(エメラルドグリーン)に統一しており、「緑の女王(独語:Königin des Grüns, 英語:Queen of Green)」とあだ名される。
クールで高潔な性格をしており、自分のボクシングに誇り高いプライドを持っている。試合については、プロである以上勝つことが必要条件であり「勝敗関係なくいい試合を」などと言う者は二流である、という主義である。
ファイトスタイルはオーソドックスのボクサーファイター。オールラウンダーで、長身を生かしたアウトボクシングで相手を圧倒した後、インファイトに持ち込んで仕留める。高度なテクニックで他のボクサーの追随を許さない。それでいて、パンチパワーも相当なものがある。
得意ブローは長いリーチを生かした左右のストレート及びロングフック、インファイトにおいて使われる左右のアッパーカット(ボディへ連打し相手の体力を奪った後、顎への一撃でとどめを刺す)。
『Queen of Green』(小説同人誌、販売ページ、サンプル)
『Clash of Green and Light Blue』(女子ボクシング合同誌『SMASH vol.4』収録作品)