Self Branding

自分のブランディング、自己ブランディングとは？自分をブランディングすることについて解説します。

自己ブランディングとはつまり「自分の価値を最大限に活かすこと」です。
その目的は「わくわく情熱的に生きる」将来に繋がります。
多様性が重視されるこの時代に「自分」というオリジナルな個性を活かして生きるという常識が今やってきています。「自己ブランディング」は当たり前になり、生きにくい世の中から「活かしやすい」世の中で移り変わろうとしているのです。

自己ブランディングの方法は以下の順序で行います。
[1]「本来の自分」にもどる
[2]「個性」を活かす
[3]「他者」と共存する

人間は生まれた時から社会と繋がっています。
この社会の中で人目を気にせず「本来の自分」にもどることは多くの人にとって「意図しなければ難しい行為」になってしまっているのです。

幼い頃から「社会」という集団の中で生きてきた日本人は、その場に馴染むことがとても得意な人種です。しかしそれと同時に個性や特性を心の奥深くへしまいこんできました。自己より他者を優先する文化が強いのです。
「本来の自分へもどる」とは、自分という個性を知ることから始めます。自分を理解し受容していくことは現代の日本人には意識しなければできない場合が多いのです。

本来の自分へもどれたら、自分の個性に気がつく必要があります。自分の癖や特性は、気が付きにくいものです。知っている気でいて案外他人から見て違う場合があります。

似顔絵の実験
似顔絵を使ったある実験で「自分が思う顔」と「他者が思う顔」を同じ似顔絵師が描いたところ、全く別人になってしまったという結果があります。人の脳は、欠点や弱点に注意が向きやすい傾向があります。自分が悪いと思う点が他者から良い評価を受ける場合が多いことを人間はもっと知るべきなのです。

らしいの発見
身近な人間を通じて「自分らしい」をいくつも言語化していきます。自身の個性に気がついたら、その個性を受けとめ「活かす」ことに繋げていきます。自分の輪郭を縁取ることが「らしい」の発見になります。

本来の自分へもどり、自身の個性を理解できたら、他者へと視点を向けていきます。ここで重要なことは自己理解を省略して他者と共存することは出来ないということです。他者を通じて自分を理解するのと同様に、自分を通して他者を理解することが可能なのです。

他者との共存に欠かせないものは「受容」と「尊重」です。自分を扱うように敬意をもって他人を扱えば共存は可能になるのです。

自分らしさを最大限に活かすという行為は、自分の中の眠っている才能を起こすことを意味しています。本来の自分を知ることは、大人にとっては痛みや苦痛を伴うことがあります。しかし自分を塞いで生きることは心の死を意味し、鬱や倦怠感、疲労感からずっと抜け出せない時間を過ごすことになってしまうのです。

自分の中に眠る「すでに存在する個性」を知り、ありのままで自身を表現する。素の自分で振舞うことは、人々へ最も影響力を与える方法だと言えるでしょう。

ひとり1台のスマホを持ち、SNSや動画コンテンツで誰もが自分の個性を気軽に発信することが可能になりました。多くの情報の中でも目立つことを目的に、更新頻度を上げたり、一風変わったことを発信したり、危険行為をしたりと、注目を集める方法は様々です。
しかし、自己ブランディングの目的は「注目を集めること」ではありません。
「自分の価値を最大限に活かすこと」です。自分自身と同じ環境、同じ思いの人達がその発信を待っています。すべての小さな発信が、見えない大きな波紋となって地球全体に広がっていくことを知れば「発信すること」の重要性を理解できるでしょう。