まるネコ堂の部屋の絵を3点展示します。
この芸術祭では、自分が住んでいる家のことを考えてきました。住んでいる家というのはまるネコ堂です。
最初はここで起こっている出来事に目がいきました。4歳の息子や子どもたちがわさがしく遊びまわっている場面。じっくりと制作したり文章を書いたりしている時間。そういう出来事が描きたいのかな、いろいろなことが起こっている楽しさを描きたいのかな、と思いましたが、今は場所自体とか場所にあるものを描こうとしています。
どんなものを部屋のどこに置こうか、置かないか。そんなことをここに住むパートナーの隆と私が中心に、一緒に住む新(あらた)、昨年11月に生まれた葉(よう)、猫たち、そして来てくれる人の影響もありながら決めてきました。そして今の時点での選択や決断の蓄積である、どんなものがあるどんな場所であるかということが、いろんな出来事が起きている土台として見えてきました。もちろん、また出来事はこの土台を変化させていくので影響しあっているのですが。
なにかこれは重要なことをしてきた。
家自体を描きたいと考えはじめたあと、自分たちが家のことを考え、この場所でなにをしたいか、どんな場所にしたいかと場所に関わってきたことが自分にとって何かだったんだとよくよく気づきました。
この場所やものは私たちの決断や考えの一端を象徴している。それをしっかり描くことで自分が重要だと思っていることを残したい。そして、自分がこの家がどんな家だと思ってるかよりわかっていく気がしてます。
絵としては、私が大事だと重要だと思ってることが伝わるように、細かいものやささいに見えるものもちゃんとくっきり描いていきたいと思います。
1985年、大阪府吹田市生まれ。京都市立芸術大学美術研究科中退。2011年よりまるネコ堂在住。2014年、革でカバンや小物を作る「CARAPACE」をオープン。
描いたり、作ったり、毎日楽しく暮らしています。まるネコ堂芸術祭実行委員。