まちの歴史と由来

現在の山王・中央などは江戸時代　新井宿村と呼ばれ　田畑の広がる農村地帯でした。また、木原山の辺りは将軍の兎の御狩場となっていました。明治9年に大森に鉄道の停車場ができてからは、農村は宅地となり人口が増え、池上通り沿いには市街地が広がりました。山王は海が見渡せ気候も温暖で東京の別荘地として発展しました。

昔、山王の高台辺りは荒藺 ヶ崎（あらいがさき）と呼ばれ、その直ぐ下には波が打ち寄せ、磯の松越しに海を見晴らす風光明媚な地で知られていました。そこに集落があって荒藺の宿（新井宿）の名を残したと云われています。