青森Jrアイスホッケーチームについて

青森ジュニアアイスホッケーチームは、1986年(昭和61年)の設立より津軽地方唯一のアイスホッケーチームとして活動してまいりました。

20239月現在、18名の選手と5名の監督・コーチが在籍しており、試合に勝つことも重要ですが「努力することの大切さ」に重きを置く指導を心がけております。また、コーチサポートとして数名の保護者も一緒にアイスリンクに乗っており、様々な視点からお子様の成長をサポートしております。

直近では、2019-2020年シーズンに第5回秋田カップで優勝の実績や。全国トップクラス強豪校「八戸工業大学第一高等学校」「武修館高等学校」への進学者を排出するなど、精力的な活動の成果が実を結んでいると考えます。

そして、最も著名な卒業生として青森市長を2016年11月27日~2023年4月30日の2期務め小野寺あきひこ」氏がおり、大会前には激励に来て頂くなど、卒業から30年経過した現在でもチームとの交流が続いております。

【OBの小野寺あきひこ 青森市長(当時)来訪時2021年12月10日

第24回三沢東ロータリークラブ杯  3位入賞時

アイスホッケーについて

アイスホッケー「氷上の格闘技」と呼ばれることから、ケガや荒々しいイメージがありますが、現在のジュニアアイスホッケーは体当たりなどのラフプレーはおおむね禁止となっていることに加え、全身を防具で包んでいるため非常にケガしにくいスポーツであり、小学生でも時速30km以上での滑走と、時速80km以上のシュートを打つため、他のスポーツでは体験できないスピードを体感でき、動体視力や素早い判断力が自然身に付くとともに、柔軟性・体幹・バランス感覚・反射神経が鍛えられます。

また、アイスホッケーというスポーツはサッカーのチームワーク。バスケットボールのスピード感。ラグビーやアメフトのような荒々しさ。テニスのようなメンタルとコントロールのすべてを一つに集めたようなスポーツで、今後どのスポーツを本格的にやる場合でもすべてのスポーツに対する基礎を養うことができ「どのスポーツをやるか迷っている」という方に最適なスポーツだと考えます。

将来性について

残念ながらアイスホッケーはまだまだ日本国内ではマイナースポーツの域をでませんが、その魅力から関東・関西の大学にチームが存在しており、リーグ戦も盛んにおこなわれております。早稲田大学などの有名大学でも推薦枠を設けるなど首都圏の大学ではアイスホッケー部が無い大学は無いと言っていいほど盛んで、学業と並行しつつ確かな目標を定める事ができ、当チームからも「国士舘大学」や「法政大学」に進学実績があります。

また、前述したとおり時間の感覚が一般的な子供よりも長くなりますので、勉学の思考スピードも速くなり、自然と頭の回転も速くなります。

先にも紹介した、卒業生の「小野寺あきひこ」前青森市長は、東京大学アイスホッケー部で主将を務めており、当時培われたキャプテンシーが青森市長という重責を担う立場でも発揮されているのではないでしょうか。

また、青森県南地方を中心にプロチームや実業団があり、青森市でも社会人チームが数多く存在し60歳以上の選手も多く在籍していることから、地域に根差しつつも生涯スポーツとして人生を共に歩むことができます。

【通常練習中の一コマ】

女子選手について

冬季オリンピックやアジア大会があると、必ずといっていいほど聞くことのある「スマイルジャパン」は女子アイスホッケー代表チームの愛称です。代表選手はプレイヤー20人、ゴーリキーパーが2人か3人が基本となりますので、競技人口が約2500 人と少ない女子選手は、確率でいえば年代別代表は30 人に1 人。オリンピックは50 人に1 人選出される計算となります。これは、ほかの競技に比べ非常に高い将来性と可能性を秘めており、女子の世界ランクは現在7位なので、オリンピックに出場できれば、メダル獲得も夢ではありません。実際、冬季アジア大会では、直近では優勝。それ以前には準優勝を複数回達成しております。また、八戸市にはプロアイスホッケーチーム「東北フリーブレイズ」の兄妹チームである「クリスタルブレイズ」や「八戸レッズ」という女子チームがあり、高いレベルでの競技を続けつつ、日本代表選手を目指すことができます。
現在、青森ジュニアには3名の女子選手が所属しており、男子に負けないレベルで、試合でも活躍しております。