診療対象動物は犬・猫・爬虫類・猛禽類・両生類です
診療対象の動物だけ分かればいいや、という方は上の一行だけ読んでいただければ結構です。
現在、初診の診療受付を行っている動物です。
診療比率の多い順に書いてあります。
電話での問い合わせに答えている時間が無いので、詳細を知りたい方のみ以下をお読み下さい。
初めに
このホームページを作成するにあたり、改めてインターネット上の動物病院検索の各情報サイトに当院診療対象動物についてどう記載されて
いるか確認してみたのですが、内容は各々異なっていました。
当院は2010年度までタウンページに電話帳広告を出していましたが、それには犬・猫・小動物・鳥類(猛禽類・小鳥等)・爬虫類と載せて
いました。
おそらく、情報サイト側でこの様な以前の情報に各々が手を加えて、自らのサイトに掲載しているものと考えられます。
現在では、多くの変更点がありますので、正しい情報を掲載しておきます。
当院の診療方針
1.総合診療
犬・猫や家畜の様に人間と暮らしてきた歴史が長い動物達がいる一方で、近年になって家庭で飼育される様になった動物もいます。
また、野生採集個体(ワイルドコート、WC)に限らず、繁殖個体(キャプティブブレッド、CB)等でも特殊な飼育環境や食事の用意が必要
な場合があります。
病気になった時、単に症状だけを診るのではなく、飼育環境、飼育方法や食事の見直しが必要となる事が多いです。
当院では総合診療的に診断・治療を進めていきます。
2.選択肢
検査・治療等にはなるべく選択肢を提示します。
受けるか否かは飼い主さんに決めていただきます。
こちらで強制をする事はありません。
3.健康診断
病気になってから動物病院を探しても、飼育している動物を診療可能な動物病院がすぐに見つかるとは限りません。
あらかじめ健康時に病院を探しておいて受診しておけば、病院側も病気の時の比較ができるのでイザという時の診療がスムーズになります。
飼育を始めて動物が家庭の環境に適応したら、健康診断を受ける事を考えましょう。
例え元気でも寄生虫に感染している事もあるので、糞便検査と必要に応じて駆虫を行っておく事も重要です。
4.基本は通院治療
当院では、犬・猫用の入院室はありますが、エキゾチックアニマル専用の入院室は設けてありません。
麻酔後の覚醒まで一時的に預かる、とか手術後の経過を診るために入院、という事はありますが、入院はなるべくさせない方針です。
動物の場合、入院で環境が変わる事で拒食したり体調を崩してしまう事があります。犬、猫でも時に経験します。
爬虫類の場合、一旦拒食してしまうと再び食事するまでに時間を要する事が多く厄介です。
自宅の慣れた環境にいた方がストレスも少なく回復に要する時間も短かくなると思い、通院での治療を主体としています。
通院回数もなるべく少なくする様に工夫しています。
5.セカンドオピニオン
飼育方法や食事のアドバイスが、ペットショップの言う事、ネット情報、専門書に書いてある事で其々違うとか、病気の治療方針が獣医さんによって異なる、と思った事は
ありませんか。
それがある意味当たり前だと思います。
犬・猫や家畜は飼育方法がある程度マニュアル化され、医療に関しても情報量が多い動物達ですが、診断・治療は一つとは限りません。
一方、飼育下での情報が少ない動物や、そもそも野生での生態すらよく分からない動物もいます。
動物の医療には色々な意見・方法があり、まだまだこれから発展していく世界です。
一頭ずつオーダーメイドの診断・治療となります。
今までとは異なる角度から診断・治療をしてみたい場合に受診を検討して下さい。
ただし、主治医さんの紹介状や経過説明書を必要とする場合があります。
今までの検査結果や現在服用している薬等もお持ち頂く必要があります。
エキゾチックアニマルの診療について
問い合わせがあらゆる分野の中で最も多いです。
専門医ではありませんが診療をする事があります。
詳しさの度合いについては、基本的な診療は可能であるという動物から、俺の方が専門医より詳しいよという動物まで動物種により異なります。
犬・猫の来院が多い病院なので、保有している検査機器、治療器具は、犬・猫用のものが主となります。
制限はありますが、今後充実させていきたいと考えています。
エキゾチックアニマルとは
エキゾチックアニマルという用語は、犬・猫以外の伴侶動物の総称として用いられたり、特殊な動物という意味もある様です。
しかし、犬・猫以外は十把一絡げといった感じのこの用語は、そろそろ使用を止めた方が良いのではないかと思っています。
飼い主さんにとっては動物種は関係なく皆大事な家族です。
動物医療における現状と今後
近年、動物の医療の世界でも例えば整形外科とか眼科の様に、専門とする診療科目を重視する動物病院が出て来てきています。
また、猫の病院や鳥類専門の病院の様に診療対象動物を詳しい動物に絞った動物病院も増えてきています。
この傾向はエキゾチックアニマルの分野でも今後は拡大していくと思われます。
当院における沿革
私が一緒に暮らす動物は、他の人達は誰も知らない、扱えない動物の事があります。
そのため自分で生活を共にしながら研究し、診療も自分で行う、という事に必然的になったのが、当院での診療の始まりです。
その内に、当院に犬・猫を連れて来た飼い主さんの口コミや、タウンページの広告を見た、他の動物病院やペットショップに紹介された等で多種多様な動物が来院する様に
なりました。
以前はエキゾチックアニマルの診療を行う動物病院が見つからない、という飼い主さんが多かったため、「来る者は拒まず」という方針で診療を引き受けていました。
しかし、診療時間の超過や人獣共通感染症の危険性等いくつかの問題があった事と、病気の診断・治療のみならず、生態・食性・飼育方法等まで自分が詳しい動物種を丁寧
に診療して行きたいので、現在は診療対象動物や診療日等限定にさせて頂きました。
現在の診療体制
完全予約制
診療に時間が掛かるため、当日予約は行っていません。
診療日は月・火となります。
飼い主さんが充分に時間を取れる時に申し込んで頂いた方が良いです。
新鮮な便を採取できた時はお持ち下さい。乾燥や感染を防ぐため、ラップ、ビニール袋や密閉できる容器等で二重にして保存して下さい。
初診・再診共に診療を行っている動物
犬
古来より人間にとって最良かつ最高のパートナーです。
当院に来院する動物の中で、最も多く来院しています。
猫
人間と暮らす歴史は犬より短いものの、やはり人間のパートナーです。
犬に次いで多く来院しています。
爬虫類
現在診療しているのは、カメ・トカゲ・ヘビとなります。
特に大型個体の場合、診療時に飼い主さんの協力が必要となります。宜しくお願いします。
1.カメ
爬虫類の中では来院数が一番多いです。
癒し系の種類・個体が多い事と、以前より飼育器具や食事の種類が充実してきたのもあり、飼育開始のハードルが低い事もあるでしょう。
しかし実際の飼育はそんなに簡単なものではなく、飼い主さんの努力が体調・甲羅等に如実に表れる動物です。
診療対象のカメ
半水棲ガメ クサガメ ミシシッピアカミミガメ等
リクガメ各種
水棲ガメ
飼育頭数が多い事もあり、半水棲ガメの来院が多いです。次いでリクガメとなります。水棲ガメも診療可能です。
診療対象外のカメ
巨大なアルタブラゾウガメ、ケヅメリクガメ等の少人数では制御できない個体。
特定動物に定められるカメ カミツキガメ科全種→ワニガメ、カミツキガメの全種が指定されています。
特定外来生物に定められるカメ ただし、例外があります。2023年6月1日よりアカミミガメは、「条件付特定外来生物」に指定されまし
た。一般家庭でペットとして飼育されているアカミミガメは診療します。
2.トカゲ
爬虫類ではカメに次いで来院数が多いです。
龍や恐竜の様な風貌や、人馴れする個体もいる事から人気は高いです。
診療対象のトカゲ
ヤモリからオオトカゲまで可能な限り診療します。
実際に来院しているのは、比較的飼育頭数の多いトカゲ達です。
カナヘビ
ヒョウモントカゲモドキ
フトアゴヒゲトカゲ
カメレオン各種
患者さんとしては来ていませんが、私はコバルトツリーモニター(アオホソオオトカゲ、Varanus macraei)と長年暮らしていたので、各種のツ
リーモニター(Hapturosaurus亜属)であれば詳しく診療可能かもしれません。
ちなみに以前、ある爬虫類・両生類の専門誌の表紙と巻頭特集になったコバルトツリーモニターの雄個体は、撮影後に縁あって私の家族とな
り、当家にて生涯を全うしました。
診療対象外のトカゲ
特定動物に定められるトカゲ ハナブトオオトカゲ、コモドオオトカゲ(まさか一般家庭で飼育している人はいないと思いますが念のた
め。)、ドクトカゲ科全種 メキシコドクトカゲ、アメリカドクトカゲ等。
特定外来生物に定められるトカゲ。
その他、巨大なミズオオトカゲ等の少人数では制御できない個体。
コモドオオトカゲは有毒種であると言われています。
また、ミズオオトカゲも有毒種であるという説と無毒種だという説があり注意が必要です。
性質が臆病である、狂暴性がある等で咬傷事故や逃亡が起きる可能性のある個体。
トカゲ、飼い主さん、獣医師の三者が怪我等を負わず、「無事済んで良かったね。」と笑顔で診療を終えられる様に頑張りましょう。
3.ヘビ
時々診療しています。
怖がられたり、脱走騒ぎが起きたり、世間からこれほど叩かれる動物も珍しいのですが、ヘビには何も罪がありません。
ギリシャ神話に登場する医神アスクレピオスの持つ杖にはクスシヘビが巻きついていて、この杖は獣医学・医学のシンボルマークとして用いら
れています。
また、脱皮をする事から不死と再生の象徴でもあります。
本来神聖なる存在です。
診療対象のヘビ
ボールパイソン等のニシキヘビ科
コーンスネーク等のナミヘビ科
比較的飼育頭数の多い無毒のヘビであれば、診療します。
診療対象外のヘビ
特定動物に定められるヘビ アミメニシキヘビ、オオアナコンダ、コブラ科全種といった錚々たる面々の名前が並んでいます。いわゆる大蛇や
毒蛇達で、ある意味爬虫類界のオールスターズなのですが診療はお断わりします。
特定外来生物に定められるヘビ
有毒種 セイブシシバナヘビの様な弱毒の種類も念のためお断わりします。
その他、性質が臆病で攻撃性がある、ケージから出すと飛んでくる等事故や逃亡の起きる可能性のある個体。
トカゲと同様、ヘビ、飼い主さん、獣医師の三者に事故が無い様に診療しましょう。
猛禽類
恐竜の正当なる後継者です。
紀元前3000年から紀元前2000年頃が鷹狩の起源といわれ、人類との付き合いは犬猫同様古くからありました。
ただし、一般家庭で飼育される様になったのは比較的近年の事です。
性質には個体差・種差がありますが、犬・猫と暮らすのとは同じ様にはいかない場合があります。
必ずしも人の言う事を聞いてくれるとは限りません。
猛禽様にお仕えする心が必要です。
現在、当院では鳥類の診療は限定にしています。
小鳥・小動物用の血液検査機等を保有していない事や、鳥インフルエンザ等の感染症への対策もあるためです。
ただし、時々ですが屋内飼育の猛禽類のみ診療しています。
何で猛禽類だけ?と思われるかもしれませんが、以前ワパクス(アメリカワシミミズクの亜種)の男の子が私の相棒だったので、猛禽類には愛着があるからです。
また、子供の頃の将来の夢の一つは鷹匠になる事でした。
診療対象の猛禽類
屋内飼育で、家族として暮らしている猛禽類。
診療はフクロウ目(いわゆるフクロウとミミズク)が殆どです。
人との絆のある個体ならば、中~大型の各種ワシミミズクも診療可能です。
来院時に院内で飛んでしまって衝突事故等が起こらない様、キャリーケージに収容し、体を覆ったり、顔を隠したりするためのバスタオル等を
準備した上で来院して下さい。
イーグルグローブ、革手袋等の貸し出しはありませんので、飼い主さんが使用している物を持参して下さい。
診療対象外の猛禽類
特定動物に定められる猛禽類 たか目の大型種がこれに含まれます。魅力的な種類ばかりなのですが、安全確保のため診療はお断わりします。
屋外飼育の個体 直接・間接的に野鳥と接触する可能性があります。鳥インフルエンザ対策のため診療対象外となります。
鷹狩等の実用に使われている個体 野鳥と直接的に接触する可能性が大きいです。同じく鳥インフルエンザ対策のため診療対象外です。
許可なく保護・飼養されている個体
野生個体
*許可なく保護・飼養されている個体 野生個体を保護した場合、県関係機関への連絡が必要です。
千葉市にお住まいの方は、千葉県環境生活部自然保護課へ連絡して下さい。
両生類
以前出していたタウンページの広告にも掲載していなかったのと飼育頭数が多くない事もあり、稀にカエルさんが来院する位ですが、診療して
います。
診療対象の両生類
カエル
サンショウウオ
イモリ
診療対象外の両生類
ヒキガエル、輸入直後のヤドクガエル等の毒性の強い両生類。
当院に来院歴のある個体のみ診療を行っている動物
現在、初診の受付は行っていません。
再診の動物は今まで通り診療しますので遠慮なく申し込んで下さい。
ウサギ
フェレット
ハムスター等の小型哺乳類
インコ、文鳥等の鳥類全般
鶏、ハト等の家禽類
白鳥等の水禽類
これらの動物種の中でも、ウサギ、ハムスター、セキセイインコ等の小型インコ類、文鳥は初診の問い合わせが多いのですが、各々の種類に強
い動物病院、獣医さんを探して下さい。
フェレットのジステンパーワクチンの接種及びフィラリア予防は、現在は実施していません。
近年、千葉県及び日本各地において家禽の強病原性鳥インフルエンザの発生が認められています。
このため鳥インフルエンザや、その他の感染症の感染拡大防止のため屋外飼育の鳥類の診療は行いません。
鳥インフルエンザの簡易検査も行っていません。
診療対象外の動物
サル目
魚類
ミニブタ
家畜
有毒動物
特定動物 ハイブリッド種も対象外となります。
特定外来生物
野鳥
野生動物
*野鳥及び野生動物については、防疫上の理由のため、保護・治療等行っていません。
発見してもむやみに保護したりせず、千葉市にお住まいの方は、千葉県環境生活部自然保護課に連絡して指示を受けて下さい。
素手で保護したりする事は受傷や感染等の危険性があるので止めて下さい。