調査方法

調査地

 阿南市を約1平方kmのメッシュで区切り、およそ280地点区分。このうち、道路状況なども考慮すると、測定可能と考えられる場所は229地点となり、これらの地域の夜空の明るさを測定します。離島である伊島も測定地点として含めています。

【計画時】夜空の明るさ調査範囲(地図はgoogle map より)

 実際の調査予定地点は上記 google map の星マークの場所を参照(計229地点)。地図は拡大縮小も可能。

調査期間

 調査期間は2022年11月中旬頃~2023年3月(約4~5ヵ月間)を想定しています。この期間内に229地点の調査を完了させる予定です。調査期間の数字的な根拠(仮定)は下記のとおりです:

  • 科学センター職員 (1名) + 市民4組で測定した場合 (測定機5台)。

  • 1日平均3ヶ所測定できたとする。

  • ひと月に測定可能な夜が平均5日間あったとする

  • 一人あたり、ひと月に測定可能な地点数 =3ヶ所×5日間=15ヶ所

  • ひと月あたりの全体の測定地点数=15ヶ所×5組=75ヶ所

  • これを4ヶ月実施した場合、計算上300ヶ所測定できることになる。

  • ただし、天候や月齢、地理、隊員数に左右されるため、測定期間は4~5ヶ月の余裕を見ている。

測定器

 測定器はスカイ・クオリティ・メーター (Sky Quality Meter) というカナダのUnihedron社の製品を用います。今回のプロジェクトでは SQM-L という機器を導入しています。

調査に用いるSQM-L

測定結果の表示例

 SQM-L はボタン一つで手軽に夜空の明るさが調査できる機器です。測定された夜空の明るさ(数値)は、星の明るさと同じ「等級」で表示されます(正確には1平方秒角あたりの等級)。ただし、測定には留意すべきこともあるため、詳しくは隊員用のマニュアルに記載します。

 なお本プロジェクトでは、学術的に精密なデータをとることは、必ずしも強くこだわらない方針です。隊員が気軽に調査できることを第一としています。