情報文化学部は1993年,人間情報学研究科は1992年の創設以来, 多数の卒業生を社会に送り出してきました。卒業生の方々は文理融合的な 教育や学際的な研究活動の経験を生かし,幅広い分野で活躍されています。 また,教育・研究において両部局は相互に連携し発展してきましたが, 人間情報学研究科は2003年度より発展的に改組され情報科学研究科となりました。 このような情勢を鑑み,2003年12月,情報文化学部と人間情報学研究科で 合同で同窓会を設立することになりました。
本会は会員相互の交流と親睦を図るとともに,情報文化学部(および 人間情報科学研究科)の発展に寄与することを目的として,懇親会,卒業生祝賀会, スポーツ大会などの他,名古屋大学全学同窓会と連携した行事を行います。
名古屋大学情報文化学部は平成5年に設置された名古屋大学では最も新しい学部であり、 その2年前に誕生した大学院人間情報学研究科とともに、 情報を核とした文理融合の新しい知の創造をめざして発展をつづけています。 この間、平成13年には大学院人間情報学研究科から大学院環境学研究科が独立し、 また平成15年には大学院工学研究科情報工学コースの一部を合わせる形で情報科学研究科が誕生し、 現在に至っています。 こうした歩みの中で、平成15年12月に念願の情報文化学部・人間情報学研究科同窓会が発足し、 翌16年に発足した情報科学研究科同窓会とともに本格的な活動をスタートさせました。 今後、若い同窓生の皆様と協力してこの同窓会を盛り立て、 名古屋大学全学同窓会とともに名古屋大学の発展を力強く支えていきたいと考えます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、サイエンスという言葉はギリシア語のスキエンティアに由来しますが、 このギリシア語はもともと「切る」「裂く」「知る」という意味であったといい、 そこからサイエンスとは本来「分析すること」であったということが理解されます。 この分析するという営みは18世紀以降は自然科学と人文社会科学という はっきり異なる二つの窓を通して行われるようになり、方法の上では鋭く研ぎ澄まされたのですが、 その一方でわれわれはいつも片目だけで世界を見る習慣を身につけてしまったのでした。 しかし20世紀末から人類が直面するようになった問題の多くは そうした単眼的な取り組みでは解決の糸口さえ見出すことが難しく、 両目をしっかり開けて問題の核心を見つめることを求めているかのようです。 環境問題は象徴的な例ですが、われわれの生活や意識のありようを根底から変えつつある情報文明もまた然りです。 自然環境の悪化は地球規模で深刻な問題を投げかけていますが、 社会のIT化と経済活動のグローバル化はそれに対して複雑な関連性を示しています。 われわれの世代に課せられた問題は文理の境界を超えているだけでなく、 まさに複合的でもあるのです。本当の意味で問題の分析と解決が求められているといえます。
このような時代背景を踏まえると、 日本を代表する教育・研究拠点の一つである名古屋大学に文理の融合を標榜する 新しいタイプの学部や研究科が設けられたことは、真に時代の要請に合ったものといえましょう。 情報を核として自然科学と人文社会科学の融合を果たすのみならず、 人間のメンタル・ソフトウェアというべき文化の次元で問題をとらえるならば、 従来の単眼的な分析知にはない新しい視野と展望を得ることが可能になるにちがいありません。 情報文化学部・大学院人間情報学研究科の同窓生の皆様におかれましては、 先人が残した有形無形の財産を尊重しつつも、 それらに束縛されない柔軟で斬新な発想で21世紀の世界をリードし、 人類が直面する問題を解決していただきたいと思います。
同窓生の皆様方の今後のご発展とご活躍に期待いたしますと同時に、 同窓会活動へのご支援とご協力をお願い申し上げます。
名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科同窓会会長
落合 洋文
第1条
名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科同窓会 (以下「本会」という。)に関する事項は、この会則の定めるところによる。
第2条
本会は、名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科同窓会と称する。
第3条
本会の事務所は、名古屋市千種区不老町名古屋大学情報文化学部内に置く。
第4条
本会は、会員相互の交流、親睦等を図るとともに、名古屋大学情報文化学部と 人間情報学研究科(以下「情報文化学部等」という。)の発展に寄与することを目的とする。
第5条
本会に、会員の希望により支部を置くことができる。
第6条
本会は、次に掲げる会員をもって構成する。
一 正会員(情報文化学部等の卒業生、修了生又は満了生)
二 準会員(情報文化学部等の在学生)
三 特別会員(情報文化学部等の教職員及び教職員であった者、名古屋大学教養部の教職 員であった者並びに情報文化学部等に関係のある個人又は法人で会長が認めたもの)
第7条
本会の正会員及び準会員は、名古屋大学同窓会の会員及び準会員となる。
第8条
本会は、会員相互の交流、親睦等を図り、情報文化学部等の発展に寄与することを 目的として、別に定める事業を行う。
第9条
本会に、次の役員を置く。
一 会長 1名
二 副会長 若干名
三 代表幹事 1名
四 幹事 若干名
五 評議員 若干名
六 監事 若干名
2 前項の役員は、評議員会において選任する。
3 前項の役員の任期は、2年とし、再任を妨げない。
第10条
会長は、本会を代表し、会務を掌理する。
2 副会長は、会長を補佐する。
3 代表幹事は、会務の執行を総括し、事務局を統括する。
4 幹事は、幹事会を構成し、会務を分掌する。
5 評議員は、評議員会を構成し、重要事項を審議する。
6 監事は、本会の会計を監査する。
第11条
本会に、名誉会長を置くことができる。
2 名誉会長は、会長が委嘱する。
第12条
本会に、顧問若干名を置くことができる。
2 顧問は、会務に関する重要事項について助言する。
3 顧問は、会長が委嘱する。
第13条
本会に、本会の重要事項を審議するため、評議員会を置く。
2 評議員会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定める。
第14条
本会に、本会の業務を整理するため、幹事会を置く。
2 幹事会の組織及び運営に関し必要な事項は、別に定める。
第15条
本会の経費は、会員の会費並びに寄付金をもって充てる。
2 会費及び会計に関し必要な事項は、別に定める。
第16条
この会則に定めるもののほか、本会の運営に関し必要な事項は、別に定める。
この会則は、平成15年12月20日から施行する。
第1条
名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科同窓会会則(以下「会則」という。)第 8条、第13条第2項、第14条第2項及び第15条第2項の規定に基づく事項、その他 必要な事項については、この細則の定めるところによる。
第2条
名古屋大学情報文化学部・人間情報学研究科同窓会(以下「本会」という。)は、次 に掲げる事業を行う。
一 本会の会員名簿の管理に関すること。
二 本会のホームページの管理及び運用に関すること。
三 その他本会の目的に沿った事業に関すること。
第3条
本会の会長は、名古屋大学全学同窓会(以下「全学同窓会」という。)の情報文化学 部選出の評議員を兼ねる。
第4条
本会の代表幹事は、全学同窓会の情報文化学部選出の幹事を兼ねる。
第5条
評議員会は、会長、副会長、代表幹事及び評議員をもって組織する。
2 評議員会は、会長が招集し、その議長となる。
第6条
評議員会は、次に掲げる事項を審議する。
一 会則及び細則の制定又は改廃に関する事項
二 会長その他役員の選任に関する事項
三 事業計画及び事業報告に関する事項
四 予算及び決算に関する事項
五 会員の資格に関する事項
六 その他会長が諮問する事項
2 監事は、評議員会において本会の会計監査結果を報告するものとする。
第7条
幹事会は、会長、副会長、代表幹事及び幹事をもって組織する。
第8条
幹事会は、次に掲げる事項を審議する。
一 評議員会に付議すべき事項
二 評議員会の審議を要しない業務の執行に関する事項
第9条
評議員会及び幹事会は、その構成員の半数以上の出席がなければ、会議を開き、議 決することができない。
2 議事は、出席者の過半数をもって決する。
第10条
本会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日で終わる。
第11条
本会の会費は、1口5,000円とする。
2 前項の会費は、準会員、正会員又は特別会員となったときに納入するものとする。
この細則は、平成15年12月20日から施行する。
情文・人情同窓会 平成30年度役員一覧(2018年4月1日現在)
落合 洋文(名古屋文理大学)全学同窓会の評議員を兼務
石井 圭介(椙山女学園大学)
遠藤 守(情報科学研究科)
有田 隆也(人間情報学研究科長・情報文化学部長)
情報文化学部事務長
鈴木 麗璽(情報科学研究科)
長尾 征洋(環境学研究科)全学同窓会の幹事を兼務
情報文化学部会計掛長