第23回オープンラボ
「小さな」人工世界が創る「大きな」びっくり
はじめに
我々有田・鈴木研究室では、広く一般の人々に向けて自分たちの研究室で行った研究内容を例年名大祭で公開しています。
今年は「鳥の鳴き声・音声」、「心の進化」、「バーチャルスペース」、「2D仮想生物」、「3D仮想生物」、「SPSモデル」、「ゲーム」、「セルオートマトン」の8つを大きなテーマにして,対面にて研究紹介を行います。
名古屋大学に進学をお考えの方、研究に興味をもたれた方、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。
日時・場所
2023年6月10日(土) 11:00~ 16:00
名古屋大学 情報学研究科棟 5階 501号室,503号
発表タイトル
鳥の鳴き声や音声に関する研究
Visualization and quantification of activities of animal vocalizations in forest species using robot audition techniques
可聴化技術による日本語の文章の感情理解に関する研究
鳥類の歌の性選択による進化についてのロボットの聴覚技術や進化モデルによる検討
心の進化に関する研究
神経修飾を導入しニューラルネットワークによるメタ記憶の進化
学習中のトポロジー変化を伴う進化型ニューラルネットワーク
採取タスクにおけ神経修飾型ニューラルネットワークによるメタ記憶の進化
複雑なニッチ構築の創発に関する進化モデル
神経衰弱ゲームを用いた記憶とメタ記憶の関係の検討
バーチャルスペースに関する研究
二層化ゲーミフィケーションによる互恵促進プラットフォーム
利他行動促進プラットフォームDERCの効果分析
近接ボイスチャットにおける対話・コミュニケーション分析
エージェントの介入によるオンライン空間上のコミュニケーションの共創的活性化
2D仮想生物
形態・素材・制御の進化に基づくソフトロボットの素材選択
形態・素材・制御の進化に基づく省エネルギーソフトロボットの設計
二次元の仮想多細胞ソフトロボットの進化と発生可能性
ニッチ構築する仮想生物
3D仮想生物
3次元仮想生物進化による音響ニッチ分割の創発に関する研究
CVT-MAP-Elitesの特徴空間の動的切り替えによるOEEへの基本的検討
生物のの音コミュニケーション起源解明に向けた新実験環境構築
Effects of excessive elitism on the evolution of artificial creatures with NEAT
SPSモデル
社会的粒子群モデルにおける協力度推測能力の進化による心の理論の起源の検討
Social Particle Swarm:自己駆動粒子系による関係ダイナミクスモデル漸近性レニアに対する質量保存則の導入と分析
社会的粒子群モデルへの周囲周囲への敏感さの多様性と進化の導入
社会的粒子群モデルにおける文化的ニッチ構築の影響
生成モデルに基づき雑談するエージェントの会話トピック選好性に関する文化進化
ゲームに関する研究
絵と言葉を交互に介する伝言ゲームTelestrationsのAIプレイヤー作成
競合度を導入した協力ゲームHanabiを用いた心の理論
連想カードゲームDixitのAIプレイヤー作成に基づく人間らしい連想へのアプローチ
セルオートマトン
資源を導入した人工生命モデルLeniaを用いた進化可能性の検討
漸近性Asymptic Leniaに対する質量保存則の導入と分析
資源消費に基づく成長を導入したLeniaにおける生物と環境との相互作用