保険というものにどんな印象をお持ちでしょうか、きっと多くの方が「保険は難しい」「保険のセールスと話すのが苦手だ」「事故が起きても保険金が思うように出ない」などと思うことや、聞いたことがあるかもしれません。保険というものは契約に基づくものであり、保険金が思うように出ない時には、きちんとした理由が存在するのです。保険契約内容のことが書いてある保険約款は、法律関係の書物の様に書かれていて読み手によっては解釈や捉え方が変わってくることがあります。もちろん、事故を受け付ける保険会社でも代理店の事故報告の伝え方や事故担当者の受け取り方で責任の有無、保険対象ではないなど認識の違いが生じることもあるでしょう。私たちが保険代理店としてお客様と保険会社の仲立ち人として存在する意味と価値は契約時(入口)と事故時(出口)に謙虚に現れます。さまざまな要因で起こる事故に対して「お客様は何に不安を持っているのか」「お客様がどんなリスク対応を求めているのか」「どんな感覚を持たれているのか」などをヒアリングし、プロとしての体験からアドバイスを行い、企業経営や個人の人生のリスクマネジメントしていくことが大切だと考えています。
対人や対物の賠償責任においては、司法による判断が示されれば保険会社は契約に基づく規定以上に賠償金を支払う事があり、過失割合が変わってくることもあります。そこに裁判所の必要性や弁護を引き受ける弁護士さんの活躍の場所があるのも事実です。
日常に潜む様々なリスクを全て保険でカバーしようとすれば、保険料が高額となってしまい個人に於いては生活が苦しくなり、企業に於いては利益が出なくなってしまいます。
契約者がどのようなリスクをカバーしたいのか、お互いがリスクを的確に知り、どこまで補償があれば良いのかなど決めるためにも、個人や企業を取り巻く外部環境によるリスクの変化、成長などに合わせた保険の見直し、問診による新しいリスクに対応する保険などを提供していく保険カルテ(リスクのカバー状況や対応記録)の作成を進めていきます。