ここでは、研究室の近況について発信していきます。
10/14(火)に秋田県庁にておこなわれた令和7年度秋田わか杉科学技術奨励賞の表彰式に、寺境 光俊 理工学研究科長と共に出席し、鈴木 健太 知事より表彰状と副賞の目録を授与されました。
研究テーマ:「三相モータ駆動システムにおける小型・軽量な磁気部品を用いたコモンモードノイズキャンセル技術の開発」
研究概要:「産業機器や電気自動車などで用いられる三相モータ駆動システムにおいては、コモンモードノイズが発生し、周りの通信機器などに「電磁干渉」を引き起こす。本研究では、これを独自の回路と小型磁気部品を介して検出、および逆位相電圧として重ねることでキャンセルする、小型・軽量なコモンモードノイズキャンセル技術を開発した。本技術は、電気自動車や再エネ用インバータ、航空機電動推進システムなどへの幅広い応用が期待され、電力変換システムの小型・軽量・低コスト化を通じて、カーボンニュートラルの推進への貢献も期待される。」
9/2に2025年度 電気関係学会 東北支部連合大会(会津大学)へ参加し、以下に示す2件の研究成果を口頭発表しました。
髙田洋平, 高橋翔太郎:「昇圧リアクトルとコモンモードインダクタを統合した磁気部品の回路シミュレーションモデル」
加藤雅士, 高橋翔太郎:「ナノクリスタルおよびフェライト系磁性材料の制限磁束密度の比較」
8/19-21の日程で徳島大学にて開催された電気学会産業応用部門大会に参加し、以下に示す1件のポスター発表と、1件の口頭発表をおこないました。
高橋翔太郎, 加藤雅士:「磁性材料の鉄損特性を考慮したパッシブEMIフィルタ用コモンモードインダクタの設計」, 1-128
加藤雅士, 高橋翔太郎:「ナノクリスタルとMnZnフェライトの鉄損特性の実験的評価」, Y-23
7/19におこなわれたオープンキャンパスにて、本研究室の紹介をおこないました。学外からの一般参加者に加えて、研究室配属を控える学部3年生も多く来場していました。
5/30に京都市勧業館みやこめっせにて開催された電気学会半導体電力変換/電磁環境研究会に参加し、以下に示す1件の研究成果を発表しました。
神林諒輔, 高橋翔太郎:「GNSSの実時間情報に基づき同期した並列接続電力変換器におけるコモンモードノイズの実験的評価」, SPC-25-130, EMC-25-011
台北国際コンベンションセンター(台北市・台湾)にて開催されたEMCに関する国際会議 Asia-Pacific EMC Symposium (APEMC) 2025に参加し、以下に示す1件の研究成果を発表しました。
Y. Takada, and S. Takahashi, "Input/Output Common-Mode Noise Suppression Based on an Integrated Magnetic Component in Non-Isolated Power Converters"
研究室の学生居室の移転をおこないました。同じ建物内の移動ではあるものの、一人では運べない物品も多かったため、当初は数日にまたがることになると想定していましたが、研究室メンバーで協力し合うことで、一日で移転作業を終えることができました。以前よりも広い部屋となり、スペースに余裕ができたので、快適に研究をおこなうことができそうです。研究室の環境については、引き続き拡充を続けていく予定です。
2/12-13の日程で,今年度の卒業課題研究発表会が実施され,電気電子工学コースの4年次学生が,1年間の研究成果をコースの教員および学生の前で発表しました。
本研究室からは以下の2件の発表をおこないました。
「GNSSからの実時間情報に基づき同期した並列接続電力変換器におけるコモンモードノイズ評価」
「トランスレスアクティブフィードバックの適用によるディファレンシャルモードノイズフィルタの小型化」
12/13に秋田大学手形キャンパス理工1号館にて,令和6年度第1回電気学会東北支部秋田支所学術講演会を開催しました。講師として,岡山大学工学部 研究准教授の綱田 錬 先生をお招きし,「電動モータを取り巻く環境と研究開発動向」という題目で,電動化社会の実現のために不可欠なモータの基礎知識から最新の研究開発動向に至るまで,大変貴重なご講演をいただきました。講演会場がほぼ満員となり,盛況のうちに終了いたしました。
12/5-6の日程で九州工業大学戸畑キャンパスにて開催された電気学会半導体電力変換/家電・民生/自動車合同研究会に参加し、1件の研究成果を口頭発表しました。
発表論文タイトル:「異なる磁性材料を使用した入出力パッシブコモンモードノイズキャンセラの性能比較」
11/26-29の日程で福岡工業大学にて開催された国際会議The 27th International Conference on Electrical Machines and Systems (ICEMS 2024-Fukuoka)に参加し、研究成果の口頭発表をおこないました。また、発表論文が評価され、Incentive Paper Awardを受賞しました。
11/15-17の日程で韓国・水原のAjou Universityにて開催されたSymposium on Semiconductor Power Coversion (S2PC) 2024に参加し、研究成果のポスター発表をおこないました。また、多数のイベントを通じて、日本・台湾・韓国の研究者と交流を深めました。
11/13に東北大学 青葉山キャンパスにて開催された第22回東北地域研究交流会(主催:東北大学 先端電力工学共同研究講座、協賛:電気学会 東北支部)にて、「秋田大学での電気・エネルギー分野での教育研究の取り組み」の題目で講演をおこないました。講演では、主に秋田大学理工学部での教育に関する取り組み、および研究室の活動などについて説明をおこないました。
10/16にANAクラウンプラザホテル秋田にて開催された令和6年度秋田大学大学院生研究交流発表会において、DOWA若手研究者支援事業採択者講演として「単一の磁気部品で電力変換とコモンモードノイズ抑制を達成する非絶縁型コンバータの開発」の題目で講演をおこないました。
8/28-30の日程で水戸市民会館にて開催された電気学会産業応用部門大会に参加し、3件の研究成果を発表しました。
8/22-23の日程で東京ビッグサイトにて開催された大学見本市2024~イノベーションジャパンに出展し、「インバータの入出力ノイズを99%低減するノイズキャンセル装置」の題目で研究成果を展示しました。本研究室の展示ブースには、2日間で100名以上の方々にお越しいただき、普段参加する学会などではなかなかお会いできない業界の方も含め、研究シーズを広く宣伝することができました。
総務省の競争的研究費制度である「持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)」の令和6年度新規研究開発課題として、東北大学を研究代表者として申請していた課題「超軽量超広帯域電波吸収体を用いた次世代エアモビリティと次世代通信の共生技術 」が採択されました。本研究室は研究分担者として参加します。
→報道資料
7/26に金沢ニューグランドホテル(金沢市)にて開催された文部科学省の革新的パワーエレクトロニクス創出基盤技術研究開発事業(Innovative Power Electronics Technologies:INNOPEL)の進捗会議に参加しました。秋田大学からは、「磁性材料の鉄損特性を考慮したコモンモードインダクタの設計」という題目で、関連する研究の進捗を発表しました。今後の研究の方向性に関する多くの有益な意見交換をすることができました。
しばらく雨の日が続くということで、晴れている日を狙って大学の屋上でGNSS(Global Navigation Satellite System)信号の受信実験をおこないました。なかなかGPSモジュール単体ではうまく受信ができなかったのですが、GPSリピーターを併用することで、屋内においても信号を良好に受信できることを確認できました。今回の結果をもとに、引き続き卒業課題研究を進めていきます。
この日は晴天ですが、翌日から1週間程度雨が続きました。
実際にはGPSリピーターの受信アンテナのみ屋外に配置し、屋内においてGNSS信号の受信状況を確認しています。
6/28にホテルサンシティー函館(函館市)にて開催された電気学会電磁環境/半導体電力変換合同研究会に参加し、1件の研究成果を発表しました。
5/20-24の日程で沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)にて開催された国際会議APEMC2024に参加し、1件の研究成果を発表しました。