異才を持つ芸術家
自身の信念の元に作品を制作している、芸術への思いは人一倍熱い
己の感性を何よりも信じている極度のマイペース。愛想は良く、ノリもいい。
また、こだわりが強い完璧主義。そのせいか、納得いかない自身の作品は目に入れたくなく、最悪破壊してしまう。
また、軽く人間不信で仲の良い人でも信用しきれない。
絵を描くのは幼い頃から好きでたくさん描いてきたが、それを見た親が「そんなもの何になる」と言い、他にも作品を捨てられたり無駄だと言われたりなど辛い絵描き人生を送っていた。
受験した芸術大学の教育費は特待生として免除されており、一人暮らしを始め反対する親がいなかったため、なんとか通えるように。そして、芸術系の場所は、この学校が初めてだった。
ずっと我慢し続けた自分を思う存分に出してやる、と決意し今に至る。
……しかし、また無駄だと言われるかも、自分の絵は悪いものなのかも、誰も自分なんて愛さないかも、などの負の感情は消えておらず軽く人間不信。
周りが嫌になり芸大を中退する際に、声をかけてきた同級生の和道には好印象を抱いている、また彼の作品にも魅力を感じている。和道に目の敵にされていることは知らない。
「実力があるから絵画教室開け…か。一応言うが、技術面の力と教える力は違う」
「うん、美味い…ん、その色綺麗だな。パプリカの色好きなんだ」
「ははっ、よせよ、俺は金のために描いてるんじゃない」
「あいつらは金のために描いてそれでいいのだろうか。そんなのただの死体じゃないか。そう思わないか?何が描きたかったのか、何を表現したかったのかも忘れた愚かな死体だ。金を餌に死体が今日も空っぽの脳で筆を走らせる。まるでゾンビだな。ああいう奴らが何より嫌いなんだ」
「有名になって、偉業成し遂げて、それで世界をさ…変えるんだ。もっと自由で楽しくて面白い世界を描(えが)くんだ」
「俺はあの時幻覚を見た。あの景色はこの家で、いやこの世界で見たことがない。とても綺麗な極彩色だった。今その色を作ろうとしているが…違う。違うんだ、もっと綺麗だった!」
「確かに値段と品質は大体比例するものだが、だからと言って百均の画材がダメだと俺は思わない。要は使い方だ。有名な画材屋に劣るのならば、それをいかに味に変えるかだ。その画材の良さというものがあるのは分かると思う、ならばその良さと向き合うまでだろう」
色で表現する。
見たままの色ではなく、対象と向き合い、感じたものを色として表す。(印象派のような感じ。)
人物を描く場合は、軽く鉛筆で形を取り、そこから感じた色を塗り重ねていく。その人の色が瑠里には見えるらしい。
また、食事中でも何時でも、魅力的に感じた色を見つけたら写真に撮ったり、描いたりしてしまう。
好きな画材はアクリル絵の具。
基本アナログだがデジタルも描ける。
首を絞められることが好き。
特に性行為をする際、首を絞めるとすぐに絶頂してしまう。
首絞めが中毒になっているためか、同棲している和道に度々お願いしている。その際に残った首の痕はチョーカーで隠している。
※色置きは自分用なので参考程度でOK