楽しいことしかしたくない快楽主義者
精神は幼いが、舐めてかかると痛い目を見る
とてもマイペースでわがまま。自分のやりたいことしかやらない。
倫理観と一般常識が欠如しているため、問題行動を起こしがち。一応悪気はないらしい。
弔は一般家庭に産まれ、学校にも通っていたがずっと問題児とされていた。家族の温かみはなく、居心地がとても悪くて、耐えられず逃げ出す毎日を送っていた。
学校でも家出などの数々の行動によって問題視され、孤独な日々を送る。
家にも学校にも居場所がない、誰も助けてはくれない。"問題児" この一言で片付けられるだけだった。
慰めではなく説教をされる日々を送った。
ずっと孤独だった弔は、賑やかな教室で一人で昼食を食べている更を見つける。
どうも寂しそうだ、いつも一人でいるけどどうしてだろう……。
弔は放っておけず更に声をかけた。
問題児と言われている自分を受け入れ、仲良くしてくれた更にどんどん惹かれていった。更だけは自分の話を聞いてくれて、助けたいと言ってくれた。
更がいない生活には戻りたくない。
そして更と二人で幸せになりたい。
信用できるのは更だけだ。
「ゲームセットだ。…喋れる?」
「おっと。それは断らせてもらおうか。そんなつまらないことやるわけないでしょ?」
「あんたさぁ、つれない顔してんね。ここはひとつ俺と遊んでみない?」
「あんたはまだ帰れる足がある。また遊ぼうぜ?」
恋人であり共依存の関係。
殺し屋をしているのも更のため、彼のためなら人間をやめることも厭わない。彼が独自に開発した危険な薬も飲んでいる。
薬を飲み嘔吐を繰り返しても、殺人を犯そうとも、更のためなら苦痛ではない。むしろ更のために行動できない方が苦痛だと弔は言う。