合気道Q&A
■合気道はどんな事に役立ちますか?
・端的に言うと合気道(呼吸法)を通して、自身の身体と心の持ち方を鍛え、整えることで、気持よく機嫌よく生活をしていく生命力を高めることにつながると思います。
■お稽古の内容ってどんな感じですか?
1.身体を観察しながらの体操を20分ぐらい時間をかけて行います。
・普段意識しない身体の個所を意識しながらの合気道的な体操で、ヨガみたいにストレッチかけたりはあまりし ません。
2.合気道的な呼吸法を10分~15分行います。
・普段、深呼吸する機会は少ないと思いますが、体の中に酸素(エネルギー)を取り込むことを行います。
3.瞑想を10~15分行います。
・多田先生が中村天風先生の瞑想を合気道的に取り入れたお鈴やブザーを使った瞑想を行います。
4.合気道の技、型の稽古を30~45分行います。
・基本的な足捌きや受け身の取り方を練習したあと、技の型の練習をします。
最初からうまく上手くできる人はいません。合気道の楽しさは練習回数に比例して実感すると思ってます。
■どんな人が合気道にあっていますか?
・健康な身体を整え維持したい、鍛えたいと思っている人。そうしたことを習慣化したいと思っている人。
・武道に興味がある人。
・リラックス、ストレス解消、瞑想(マインドフルネス)などに興味がある人。
■筋力や体力がなくてもできますか?痛くないですか?投げられたり、倒されたりして少し怖いです。
・大丈夫です。足の使い方や、受け身も丁寧に指導します。
最初はマットや畳の上に転がるのは怖いと思いますが、慣れてくると楽しくなってきます。
そうした自身の身体の変化を感じて楽しんでいただけると思います。
■女性でもできますか?女性の方って多いのですか?
・女性合気道家は多いですよ。叩いたり、蹴ったりする武道ではないので女性にも人気です。
・昇級が進むと袴が履けます。自信が出てきて、とても強くなった気がします(笑)
■若い人ばかりで恥ずかしい。
・私は40歳で合気道を始めました。私が稽古している凱風館の道場も50歳以上の方がたくさんいます。
70歳を超えて入門される方もいます。合気道は競ったり、技の優劣をつける武道ではありません。
呼吸法を学んで日々の生命力を高めていきましょう。
自分のペースで一つ一つ上達していく自分自身の変化を楽しんでください。
■どのくらいで黒帯(段)がとれますか?袴は最初から履けるのですか?
・合気道はお稽古回数とお稽古年数によって昇級、昇段が決められています。
約300日のお稽古で黒帯(初段)の審査となります。
・30日のお稽古で五級の審査が受けられます。
・女性は五級の審査に合格すれば袴が履けます。男性は初段の審査に合格すれば袴が履けます。
■毎回、稽古にいけないかもしれません。
・継続することが大切です。私も最初のころは仕事や、いろいろ理由をつけて休んでいました(笑)
そうこうしている間に継続する楽しさにはまっていきます。
■呼吸法ってどんなものですか?ヨガとはちがうのですか?
・中村天風先生の流れをくむ呼吸法を行っています。つながりはヨガと同じですが、合気道的ないろいろな呼吸法があり、自分の生活の中でも応用がきいて習慣化されていくと思います。
■瞑想ってどんなことをするのですか?
・瞑想って怖いですか?(笑) 自分の心を内観したり、外の音を聞いたり、音を追ったり・・。
誰かとやることで深く瞑想を楽しむこともできます。
週に一回でも自分自身を内観するような時間を持つことは大切だと思います。
■入会金、謝金のほかにどのくらいお金がかかりますか?
・お稽古が進み、昇級、昇段の審査は合気会本部への申請がありますので審査料がかかります。
あと怪我したときのスポーツ保険の更新代、道着、袴代ぐらいでしょうか。
■身体に不具合があってもできますか?
・いろいろな人が合気道でお稽古しています。入会時のご相談いただければと思います。
無理をせず自分の身体と相談しながら続けていただけたらと思います。
■眼鏡をかけてもできますか?
・大丈夫ですが、眼鏡に関しては自己管理していただければと思います。
■喧嘩に強くなりますか?護身術に使えますか?
・武道をしていない人と比べれば、技の理合いや身体の使い方をお稽古しますから、精神的には余裕が生まれると思いますが、人それぞれ。強くなるかどうか(勝てるかどうか)はわかりません。
心の持ちようを鍛えるのが合気道の特徴です。
普段の生活では喧嘩しそうになった時は逃げるのが一番です(笑)