『西洋古典研究会論集』第32号(2024年発行)
1-18 なぜプラトンは模倣という手法で『ポリテイア』を執筆したのか :
プラトン『ポリテイア』における詩人追放論と嘘の解釈から
19-34 「存在の類」と『カテーゴリアイ』における「あるもの」の分類について :
『カテーゴリアイ』第2章における四分類の内容理解をめぐって
35-50 地下に移された楽園 : 『アエネイス』におけるエリュシオン
平石千智
伊藤克巳
佐野馨
『西洋古典研究会論集』第31号(2023年発行)
1-15 プラトン『パイドン』における知を愛する余裕と余裕のなさ
17-33 〈滑らかな運動〉としての快楽
――キュレネ派の快楽観をめぐる考察――
35-50 『ディオニュシアカ』におけるδιφυήςとしてのディオニュソス
――後期オルフィズムとのかかわりを中心に――
田村宜義
長尾柾輝
矢越藍子
『西洋古典研究会論集』第30号(2022年発行)
1-16 『テアイテトス』151e-160cにおける感覚の能力と主体
17-34 魂への配慮と他者の統治
――プラトン『第一アルキビアデス』における「政治」の問題――
35-52 ポティオス『図書総覧』におけるオリバシオスの医学書摘要
――翻訳・注釈・解説――
郷家祐海
隠岐-須賀麻衣
酒嶋恭平・福島正幸
『西洋古典研究会論集』第29号(2021年発行)
1-14 『テアゲス』(128d1-129d8)におけるソクラテスとダイモニオン
15-32 『カテーゴリアイ』のテクストの性格と列挙されたカテーゴリアーについて
33-51 ポティオス『図書総覧』におけるテオポンポス『ピリッポス史』摘要:翻訳・注釈・解説
田代嶺
伊藤克巳
酒嶋恭平・福島正幸
『西洋古典研究会論集』第28号(2019年発行)
1-16 『タウリケのイピゲネイア』1462-7をめぐるアルテミスへの奉納品について
17-35 オルペウス教の神統記におけるディオニュソスの死と再生
37-56 On Statius' Thebaid 1.314-5 and its Intertexts
57-84 アプロディシアスのアレクサンドロス『混合について(De mixtione)』
(『混和と増大について(Περὶ κράσεως καὶ αὐξήσεως)』)第13-16章訳注(完)
85-127 書評会ノート 川本愛『コスモポリタニズムの起源 : 初期ストア派の政治哲学』
(京都大学学術出版会,2019)
浅川英理子
齊藤安潔
NAGASHIMA Maio
安田将
川本愛・安田将・稲村一隆・兼利琢也・近藤 智彦
『西洋古典研究会論集』第27号(2018年発行)
1-14 アリストテレスの『デ・アニマ』における同名異義問題と質料形相論 :
魂論の出発点としての結合体と生
15-30 アレクサンドロスの知性論再考 : De intellectu, 108.20-22の一解釈
31-52 アプロディシアスのアレクサンドロス『混合について(De mixtione)』
(『混和と増大について(Περὶ κράσεως καὶ αὐξήσεως)』)第7-12章訳注
53-69 プロティノスと西田幾多郎 : ヌースの「自覚」的性格
71-76 加来先生とのさまざまのこと
太田稔
西村洋平
安田将
岡野利津子
田中博明
『西洋古典研究会論集』第26号(2017年発行)
1-20 アリストテレス『政治学』における「最善の生」
21-41 エネルゲイアを還す : 『ニコマコス倫理学』における徳育をめぐって(前編)
43-57 アプロディシアスのアレクサンドロス『混合について(De mixtione)』
(『混和と増大について(Περὶ κράσεως καὶ αὐξήσεως)』) 第1-6章訳・注
石野敬太
高橋幸平
安田将
『西洋古典研究会論集』第25号(2016年発行)
1-16 Iris as a Winged Goddess
17-29 アリストテレス生物学の生殖理論におけるκίνησιςの身分に関する考察:
『動物の発生について』4巻3章を中心に
31-46 ヒエロクレース『倫理学原論』
ASAKAWA Eriko
野村雄一
兼利琢也
『西洋古典研究会論集』第24号(2015年発行)
1-21 ヘライア祭における女子競走競技について
23-38 Socrates in Aristophanes' Clouds:
The Limits of Natural Philosophy and the Origin of Political Philosophy
39-63 アリストテレス『政治学』第8巻における教育 : 音楽教育と「理解力」の涵養
65-75 正教奉神礼と階梯者イオアンの「アパティア(απαθεια)」について:
成聖(αγιασμοζ)のすがたとして
浅川英理子
KONDO Kazutaka
石野敬太
中西 裕一
『西洋古典研究会論集』第23号(2014年発行)
1-23 古典期オルペウス教の概要(2)
25-39 アリストテレス『詩学』とプラトン『ポリテイア』における聴衆の情念の比較検討
41-58 アリストテレスの有機体論についての初歩的研究(1)
59-75 アリストテレス『哲学のすすめ(Protrepticus)』における「観照」と「実践」
77-91 キュレネ学派アリスティッポスの快楽説について
齊藤安潔
隠岐(須賀)麻衣
高橋幸平
石野敬太
関谷雄磨
『西洋古典研究会論集』第22号(2013年発行)
1-17 狩猟とアルテミス
19-37 古典期オルペウス教の概要(1)
39-55 クセノフォン『弁明』篇におけるソクラテスのレトリック
57-73 行為と行為の善さ : プラトン『ゴルギアス』466a-468eの解釈
75-94 『ティマイオス』における宇宙の製作者δημιουργος
浅川英理子
齊藤安潔
近藤和貴
宮崎文典
文室裕加里
『西洋古典研究会論集』第21号(2012年発行)
1-21 文字綴りとディアレクティケー : プラトン『ポリティコス』285d9-286b1
23-34 「哲人王の行方」補説 : 加来彰俊先生への応答
35-48 アリストテレスの無限大否定論
49-64 アリストテレス『政治学』における「ポリスは個人よりも自然においてより先である」という命題について
65-82 セネカの『オエディプス』における運命と意志
83-107 ペトルス・ニコラウス羅訳『アリストテレスの神学』第十四章
中島立博
奥田和夫
松浦和也
川本愛
玉垣あゆ
堀江聡
『西洋古典研究会論集』第20号(2011年発行)
1-19 『イリアス』における牧人とテオクリトス
21-41 アリストテレス『デ・アニマ』における固有感覚論――固有感覚の無謬性の解釈に向けて
43-63 二つの快楽論と活動――アリストテレス倫理学における快苦について
65-80 悲劇における観客の情念--アリストテレス『詩学』の恐れとあわれみをめぐる一考察
81-88 奥田君の論文「哲人王の行方」について――読後感と若干の評
89-112 古代ギリシア変身譚の変身--《イオ》譚と《テレウス》譚を事例として
小見山直子
太田稔
加藤喜市
長峯素眞生
加来彰俊
小野崎康裕
『西洋古典研究会論集』第19号(2010年発行)
1-17 ギリシア・ローマの大洪水神話
――デウカリオン神話と『アトラ・ハシース叙事詩』の比較を中心として
19-33 ソクラテスの遺言――『パイドン』118Aの解釈をめぐって
35-52 プラトン『クラテュロス』篇における「名前の正しさの程度」について
53-76 ポルフュリオス『新プラトン主義命題集成センテンチアエ
――知性的なものへの跳躍台』第33-44章邦訳
内林謙介
齊藤安潔
田中あや
堀江聡・西村洋平
『西洋古典研究会論集』第18号(2009年発行)
1-16 アルテミスとニンフたち
17-38 弁論術の知のあり方――プラトン『ゴルギアス』篇第一部についての一考察
39-57 空虚中の運動――アリストテレス『自然学』第四巻第8章215a24-216a11
59-80 知性界と感性界の境界としての魂――プロティノスの発出論に即して
浅川英里子
宮崎文典
松浦和也
西村洋平
『西洋古典研究会論集』第17号(2008年発行)
1-14 『オレステイア三部作』における女神
15-32 ウーシアー(ουσια)とパトス(παθος)――『エウテュプロン』9e1-2b5
33-48 アリストテレス『詩学』におけるカタルシス解釈へ向けて
49-69 ゼノンのパラドクスとソフィストの技術と想像の誤り――「アキレウス」についてのデカルトの見解
浅川英里子
湯本泰正
長峯素眞生
政井啓子
『西洋古典研究会論集』第16号(2007年発行)
1-13 プラトン『ソクラテスの弁明』における「知」について
15-28 魂の発見――プラトン『パイドン』における心身分離の二つの位相
29-42 アリストテレスにおける国家と親愛
43-57 ポルピュリオスの「悪を行うダイモン(daimon kakoergos)」論をめぐって
――古代末期宗教史におけるプラトン主義とキリスト教の比較研究のために
金子佳司
宮崎文典
石井雅之
鈴木順
『西洋古典研究会論集』第15号(2006年発行)
1-15 『弁明』-『クリトン』間の問題について
17-31 プロティノスによるイデア解釈の一断面
33-77 『形而上学』Z巻における「第一の実有」としての「エイドス」の解釈について
関谷雄麿
斉藤俊之
伊藤克巳
『西洋古典研究会論集』第14号(2005年発行)
1-16 神と人間の関係から見た後期ストア派の自己修練論
17-31 プロティノスにおける言説の問題
――「非物体的なもの」をめぐる同名異議的表現と「同名異議」の概念の位置
33-48 MetriopatheiaとしてのApatheia――エヴァグリオス情念論の一断面
浅賀笑
植田かおり
鈴木順
『西洋古典研究会論集』第13号(2004年発行)
1-15 パイドラの死――その方法と意味について
17-35 内乱の原因――アリストテレス『政治学』第二巻第七章・第五巻
37-62 西欧世界17世紀における自然探求の意味――ガリレオとカンパネッラを中心に
浅川英理子
半田勝彦
大貫義久
『西洋古典研究会論集』第12号(2003年発行)
1-15 プラトン『リュシス』篇におけるoikeion
17-32 ヌメニオスにおける神
33-48 プロティーノスにおける魂の働きと「自覚」
49-51 田之頭安彦君への追悼と回想
八木英之
土屋睦廣
斉藤俊之
加来彰俊
『西洋古典研究会論集』第11号(2002年発行)
1-20 ソクラテスのいわゆる「知の否認」をめぐって――『ソクラテスの弁明』29B6-7への注
21-46 プラトンの『ティマイオス』におけるソーマの位置
47-66 ピュロニズムにおける行為基準について
加来彰俊
木庭康樹
葛西大輔
『西洋古典研究会論集』第10号(2001年発行)
1-15 『リュシス』篇第6議論の混乱について――220e解釈を中心として
17-37 「親しみ(philesis)」と「親愛(philia)」
――アリストテレスの親愛論における感情の位置(その2)
39-52 「魂が物体に備わる」とは何か――エネアデス4 3,20~22の解釈
53-66 神と一つになる愛について――オリゲネスにおけるフィラントロピア(philanthropia)概念
川島公司
石井雅之
植田かおり
中村康英
『西洋古典研究会論集』第9号(2000年発行)
1-13 パイドラとヒッポリュトス――『ヒッポリュトス』における女神の婚姻について
15-37 同意とエレンコス(I)『ラケス』篇最終議論再考
39-55 動物の運動における「表象」の役割――アリストテレスの『動物運動論』より
浅川英理子
白根裕里枝
杉田郁美
『西洋古典研究会論集』第8号(1999年発行)
1-14 イデアー(ιδεα)(或いはエイドス(ειδος))とウーシアー(ουσια)
――プラトンの初期対話篇において
15-26 プラトン初期イデア論と「善」について
27-35 ディアレクティケーと分割法
37-52 魂の非物体性――アリストテレス『魂論』第1巻における
湯本泰正
和田義浩
斉藤俊之
中村公博
『西洋古典研究会論集』第7号(1998年発行)
1-13 プロティノスにおける「合一」について
15-25 プロティノスにおける似像としての時間について
27-44 楽しく生きることと徳――プラトン『プロタゴラス』篇のアクラシアー批判から
45-46 池田美恵さんを悼む
中大路理津子
植田かおり
木寺泰文
加来彰俊
『西洋古典研究会論集』第6号(1997年発行)
1-15 神話解釈の前と後――プラトン『政治家』の神話をめぐって
17-32 『デメテル讃歌』について
33-46 アリストテレス『形而上学』H巻 第2章における「ある」の問題
斉藤俊之
浅川英理子
岩田圭一
『西洋古典研究会論集』第5号(1996年発行)
1-14 プラトン『法律』篇の正義論
15-31 神をみつめるソフィスト――エウリピデスの「バッカイ」
33-47 プラトンの求めたもの――ソクラテスの問から範型イデアへ
松田安央
山口拓夢
川島公司
『西洋古典研究会論集』第4号(1994年発行)
1-16 プロティノスにおける知性界の素材について
17-29 アナクシマンドロスの宇宙論――その自然学的側面についての一考察
31-46 エピクロスのいわゆる「アトム内の最小」をめぐるアナロギアーの問題
宮岡利津子
大塚聡史
佐藤康明
『西洋古典研究会論集』第3号(1993年発行)
1-17 プロティノスにおける類種図式による直知界の分節化
19-36 ヘラクレイトスにおける「正義」について
37-46 プラトンの刑罰観に関する一考察
堀江聡
柳鶴優子
斉藤俊之
『西洋古典研究会論集』第2号(1992年発行)
1-14 『リュシス』篇における「友」の予備的考察
15-28 プラトン『メノン』における“ὑπόθεσις"について
29-43 プラトン『ティマイオス』における 「似たもの同士」原理について
川島公司
和田義浩
土屋睦廣
『西洋古典研究会論集』第1号(1990年発行)
1 『論集』創刊に寄せて
3-14 アリストテレスと「第一の質料」
15-28 ストア倫理学における正義の始点をめぐって
29-43 プラトン『パイドン』における イデア原因論と魂不死論証(102a~105e)
加来彰俊
伊藤克巳
兼利琢也
奥田和夫