僕は4歳の幼児でした。父、母と私で雑煮を食べていました。その時僕は餅を喉につまらせました。父は何と箸で僕の喉の奥を突いたのです!僕はすぐに餅を吐き出すことが出来ました。しかし、吐き出した餅には血が付いていました。にじむように餅に付いていました。幼い頃の悲しい記憶です。その後母はすぐに僕を医者へ抱きかかえて連れていきました。医者は「まあ、大丈夫でしょ。」と言いました。何ら治療をすることは無かったと思います。その後のことはよく覚えていません。
僕はその後この事をほとんど忘れて生きて来ました。正確には忘れようとしてきました。しかしこの年になってこれは自分がこれまで生きづらさを抱えてきた元凶であったような気がしてならないのです。なぜ自分は最近までずっと人を怖がってきたのか説明がつくからです。それは、対人場面で、男(父)を意識すると、訳もなく腹が立ったり、体がふるえたりしてそれを自分の心の問題だと片付けようとしてきて、心理学の本等を読んだりして解決しようとしたり、カウンセリングを受けたり、相当悩み続けて昨今にいたったことです。この話は長すぎて書ききれません。
喉に傷が残ってると思い、はっきりさせたくて30歳過ぎの時、医者に行って、診てもらったことがあります。「(傷は)有ります」と言われました。それ以上の相談はしませんでした。
コロナで人との接触が難しい社会になってます。しかしこれは対人恐怖の僕には当たり前の日常でした。こんな時だから真実が見えてきたのだろうと思います。
決定的だったのは後遺症が残ったことです。しゃべったり飲食したりすると喉が痙攣のような、しゃっくりのようなのが必ず数回は出ます。疲れやすい、体の調子が出ない慢性的な感覚とかもありそうです。おそらく自律神経失調症というものなのでしょう。「ありそうです」というのは正常な喉、や体の状態というものがもはや分からないからです。この体はこの50年間ずっと付き合ってきたので。正常な状態というのがどういう状態なのか分からなかったのです。