ロシア語映画発掘上映会
これまでの記録
これまでの記録
第1回~第16回
《犬のハート》(1988)
監督:ウラジーミル・ボルトコ
《イワン・ワシリエヴィチ 転職する》(1973)
監督:レオニード・ガイダイ
大阪 第七藝術劇場
《イワン・ワシリエヴィチ 転職する》(1973)
監督:レオニード・ガイダイ
《カフカスの虜またはシューリクの新たなる冒険》
1966 / ソ連 / 原語 ロシア語 / 73分 / カラー / 日本語字幕 村瀬 信
監督:レオニード・ガイダイ 脚本:レオニード・ガイダイ、ヤコフ・コスチュコフスキー、モリス・スロボツコイ 音楽:アレクサンドル・ザツェピン
出演:アレクサンドル・デミヤネンコ、ナタリヤ・ヴァルレイ、ユーリー・ニクーリン、ゲオルギー・ヴィツィン、 エフゲニー・モルグノフ、ウラジーミル・エトゥシ
民俗学者の青年シューリクは、伝承を採集するためにカフカスに赴く。そこで彼はニーナに出会うが、彼女は狡猾な地方長官に無理やり結婚を迫られ、誘拐されてしまう。シューリクはニーナのささやかな幸福を守るために立ち上がり、長官打倒を決意する…。
《仕事人たち》
1963 / ソ連 / 原語 ロシア語 / 84分 / モノクロ / 日本語字幕 守屋 愛
監督:レオニード・ガイダイ 脚本:レオニード・ガイダイ、O・ヘンリー 音楽:ゲオルギー・フィルチッチ
出演:ヴラドレン・パウルス、ユーリー・ニクーリン、ロスチスラフ・プリャット、ゲオルギー・ヴィツィン、 アレクセイ・スミルノフ、セルゲイ・チホノフ(子役)
オー・ヘンリーの短編小説"The Roads We Take"、"Makes the Whole World Kin"、"The Ransom of Red Chief"を基にした短編映画集。
最後の短編映画が絶大な人気を博した。わんぱく小僧を誘拐してしまった不運な犯人たちに災難がふりかかる。
На Дерибасовской хорошая погода, или На Брайтон-Бич опять идут дожди
1992年 ロシア・アメリカ / 90分 / ロシア語 / 日本語字幕
監督:レオニード・ガイダイ 脚本:アルカジー・イニン、レオニード・ガイダイ、ユーリー・ヴォロヴィチ 音楽:ヴィクトル・バブシキン、アレクサンドル・ザツェピン
出演:ドミトリー・ハラチヤン、ケリー・マクグリル、アンドレイ・ミャフコフ他
ソ連と米国、両大統領の首脳会談が近々ハワイで予定されている。しかし、アメリカに根付いたロシア・マフィアの存在によって、会談の開催は危うくなった。
そんな折、モスクワでは冷戦の終結によって、KGBとCIAの友好セミナーが開かれている。
大統領からマフィア掃討の命令を受けた両幹部は、それぞれのスーパー・エージェントをマフィアの拠点ブライトン・ビーチに派遣する。マフィアのボスは、千の顔をもつ〈アーティスト〉。KGBのフョードル・ソコロフとCIAエージェントとの共同作戦が始まる…
2008年 ロシア / 130分 / ロシア語 / 日本語字幕 / R18(ロシア基準) / ジャンル:ミュージカル、ドラマ、コメディ
監督:ヴァレリー・トドロフスキー 脚本:ユーリー・コロトコフ、ヴァレリー・トドロフスキー、エフゲニー・マルグリス 音楽:コンスタンチン・メラーゼ
出演:アントン・シャーギン、オクサナ・アキニシナ、マクシム・マトヴェエフ他
スチリャーギ СТИЛЯГИ
ヴァレリー・トドロフスキー監督のご協力に感謝いたします
1955年のモスクワ。欧米のカルチャーに憧れた若者たちは〈スチリャーギ〉と呼ばれ、社会から異端視されていた。彼らの情熱と苦悩の青春を鮮やかに描いた傑作ミュージカル映画。
第9回 ロシア語映画発掘上映会
ザポリージャの街が愛し続けた ソ連屈指のロマンス映画
《ザレチナヤ通りの春》Весна на Заречной улице
監督:マルレン・フツィエフ、フェリクス・ミロネル
撮影:ピョートル・トドロフスキー、ラドミル・ワシレフスキー
主演:ニーナ・イワノワ、ニコライ・ルィブニコフ
1956年 ソ連/オデッサ映画スタジオ/91分/ ロシア語/モノクロ/日本語字幕付
[あらすじ] 大きな製鉄コンビナートがある町に、都会から教育大学を卒業したばかりのタチヤーナ・レフチェンコがやって来る。若い労働者たちのための夜間学校に、彼女はロシア語ロシア文学の教師として配属される。生徒の一人に、優秀な製鋼工であるアレクサンドル・サフチェンコがいた。彼は若い教師に恋心を抱く。
ウラジーミル・ヴィソツキー主演 ソ連の伝説的大人気ドラマ
《待ち合わせ場所は変えられない》
Место встречи изменить нельзя
監督:スタニスラフ・ゴヴォルーヒン
原作:アルカジー・ワイネル、ゲオルギー・ワイネル《慈悲の時代》
主演:ウラジーミル・ヴィソツキー、ウラジーミル・コンキン他
1979年 ソ連/オデッサ映画スタジオ/全5話 / ロシア語/日本語字幕付
第1話 67分/ 第2話 71分 / 第3話 67分/ 第4話 75分/ 第5話 85分
[あらすじ] 舞台は、第二次世界大戦直後のモスクワ。モスクワ刑事捜査局(通称:MUR ムール)のバンダ(反社集団)対策部に所属する刑事たちの活躍を描く。主人公グレーブ・ジェグロフは情熱的で正義感が強い刑事。若い相棒のウラジーミル・シャラポフと共に、独特の手口で高級品を盗む謎多き強盗団《黒猫》の正体を暴くべく奔走する。
戦後の厳しい時代のソビエト社会を背景に、友情、愛、裏切り、勇気など普遍的なテーマを描いた、ヴィソツキー主演の伝説的ドラマ。
12時30分 開場 13時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
伝説のオデッサ映画スタジオ制作 (1982年 ソ連)
お正月向けSF ミュージカル・ラブコメディ
(原案:ストルガツキイ兄弟《月曜日は土曜日に始まる》)
《チャロデイ ― 魔法使いたち ―》
監督:コンスタンチン・ブロムベルグ
脚本:アルカジー・ストルガツキイ
ボリス・ストルガツキイ
出演: アレクサンドラ・ヤコヴレワ、アレクサンドル・アブドゥーロフ、エカテリーナ・ワシリエワ、ワレンティン・ガフト、セミョーン・ファラダ、ワレリー・ゾロトゥヒン、エムマヌイル・ヴィトルガン、ミハイル・スヴェチン、ロマン・フィリッポフ、アンナ・アシモワ 他
あらすじ
新年を迎える夜にふさわしい、真実の愛が奇跡をもたらす物語。
キテジグラードは最近水中から出てきた町。非凡サービス科学研究所(略称: NUINU やれやれ)では、魔法使いの研究職員たちがMT(魔法の杖)の制作をしている。
研究所員で魔法使いのアリョーナは、モスクワの楽器工場で働くイワンと結婚する予定だ。
首都から委員会を招いての、MTの発明のプレゼンは12月31日の大晦日に予定されている。しかし、所長キーラの反対派サタネエフが、自分の目的を果たすために行動を起こし…。
協力:オデーサ映画スタジオ
13時30分 開場 14時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
ソ連・ロシアのロック・オペラの最高峰
現在ロングラン公演中
(1983年レンコム劇場収録版)
《ユノナ号とアヴォシ号》
演出:マルク・ザハーロフ
脚本:アンドレイ・ヴォズネセンスキー
音楽:アレクサンドル・ルィブニコフ
出演: ニコライ・カラチェンツォフ、エレーナ・シャニナ、アレクサンドル・アブドゥーロフ、パーヴェル・スメヤン 他
あらすじ
ロシアの探検家ニコライ・レザノフ伯爵と
スペイン領カリフォルニア総督の娘コンチータとの 史実にもとづく愛の物語
侍従官ニコライ・レザノフ伯爵は〈ロシア・アメリカ会社〉を足掛かりにロシアとアメリカの架け橋になることを目標に掲げた。ロシア帝国海軍旗を掲げた2隻の帆船〈ユノナ号〉と〈アヴォシ号〉がスペイン領カリフォルニアに到着する。レザノフは若く美しい総督の娘コンチータと恋に落ちるが、彼女の婚約者の嫉妬と憎しみを招き…
協力:VGTRK
13時30分 開場 14時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
マルレン・フツィエフ監督 生誕100周年記念
《二人のフョードル》(1959年)
1959年ソ連/ オデッサ映画スタジオ/ 1時間28分/ ロシア語/ 日本語字幕
第二次世界大戦が終結し、故郷に帰還したフョードル(大きなフョードル)は、孤児の少年フョードル(小さなフョードル)と出会います。二人は一緒に暮らすことに決め、生活は順調でした。大きなフョードルが結婚するまでは――。
協力:オデーサ映画スタジオ
13時30分 開場 14時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
《モスクワは涙を信じない》のウラジーミル・メニショフ監督
ソ連観客動員数4450万人の大人気映画
愛と鳩 (1984年モスフィルム)
主演:アレクサンドル・ミハイロフ
ニーナ・ドローシナ
リュドミーラ・グルチェンコ
原題 "Любовь и голуби" / 1984年ソ連/ モスフィルム/ 1時間47分/ ロシア語/ 日本語字幕
監督:ウラジーミル・メニショフ
脚本:ウラジーミル・グールキン
撮影:ユーリー・ネフスキー
音楽:ヴァレンチン・レヴァショフ
ものがたり: ウラジーミル・グールキンによる戯曲の映画化
南の保養所で恋に落ちたシベリア男を描いた、心温まる叙情的コメディ。 ワシーリー・クジャーキンには故郷の村に妻と子どもたち、そして何よりも愛してやまない鳩たちがいた。だが、保養所で出会った魅力的な女ライサ・ザハーロヴナが彼の心をとらえてしまう。彼女も素朴な田舎男の誠実さに惹かれ、鳩という趣味さえも温かく受け入れる。
ワシーリーは、保養所から自分の家ではなくライサの家に向かった。彼にとってそれは新しい人生の始まりだった。興味深い未知のことがたくさんある一方で、かつての我が家、妻のナージャ、子どもたち、そして鳩たちは、そこにはいなかった…
13時30分 開場 14時 上映会開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
映画研究者 井上 徹さんを偲び
ヨシフ・ブロツキー 《レス・ザン・ワン》の翻訳出版を記念して
一部屋半
あるいは故郷へのセンチメンタルジャーニー
原題 "Полторы комнаты или сентиментальное путешествие на родину"
2008年ロシア/ スクール・スタジオ《シャール》/ 2時間1分/ ロシア語/ 日本語字幕 井上 徹 ※井上徹さん制作のDVDで上映します
監督:アンドレイ・フルジャノフスキー
ノーベル賞詩人ヨシフ・ブロツキーが生前に果たせなかった故郷への旅を描くファンタジー映画
名優アリサ・フレインドリフとセルゲイ・ユルスキーの鮮烈な演技、貴重な記録映像、見事なアニメーション ー すべてが、アンドレイ・フルジャノフスキー監督の映画の中に織りなされる
協力:アンドレイ・フルジャノフスキー監督&スクール・スタジオ《シャール》
13時30分 開場 14時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
レンコム劇場制作陣による大人気映画
《まさにそのミュンヒハウゼン》
原題 "Тот самый Мюнхгаузен" / 1979年ソ連/ 中央テレビ・モスフィルム/ 2時間28分/ ロシア語/ 日本語字幕
IMDb 8.3/10 Kinopoisk 8.4/10 Кино-Театр 9.2/10
監督:マルク・ザハーロフ
音楽:アレクサンドル・ルィブニコフ
出演:オレグ・ヤンコフスキー、インナ・チュリコワ、エレーナ・コレネワ、アレクサンドル・アブドゥーロフ他
18世紀ドイツ、多くの愉快な書物や伝説の主人公となった有名なミュンヒハウゼン男爵の人生、愛、死をめぐる喜劇ファンタジー。この映画は、R.ラスペの有名な小説の登場人物やエピソードに着想を得てはいるものの、本質的に独立した創作となっている。
「思考する人間は、時おり自分の髪の毛をつかんで自分を引き上げねばならぬ」──この言葉を映画の制作陣は見事に実践したようだ。
ミュンヒハウゼン男爵は、愛するマルタと結婚しようとするが、教会はふたりの結婚を許さない。というのも、男爵にはまだ生きている妻がいるからだ。
疲れ切ったマルタは、男爵に「ほかの人と同じような普通の人間になってほしい」と願うが、男爵にはそれができないし、そうなりたいとも思っていない。
公爵は、男爵が「自分の語る話はすべて嘘であり、自分はただの凡人である」と文書で認めるならば、結婚を許可すると告げるのだった。
協力:モスフィルム
13時30分 開場 14時 上映開始
場所 港区札の辻スクエア 11階 ホール小
ゲオルギー・ダネリヤ監督作品
《33》(1965年)
1965年ソ連/ モスフィルム/ 1時間13分/ モノクロ/ ロシア語/ 日本語字幕
出演:エフゲニー・レオーノフ、ノンナ・モルジュコワ
インナ・チュリコワ他
地方都市ヴェルフニエ・ヤムキの歯科医が驚くべき科学的発見をした。患者イワン・トラフキンの口腔内に、三十三本目の歯を見つけたのだ。激しい痛みに苦しむトラフキンはモスクワへ連れて行かれる。ところが、彼はまず妬む者のせいで精神病院の患者となり、その後サッカースタジアムでヒーローとなり、最後には外国のブルック教授の患者となる……。
協力:モスフィルム
久山宏一氏 公開パワーポイント
〈ポーランドの映画人 ユリウシュ・マフルスキ評伝〉