ポスターへのコメント

#01

[審]「怪我や身体的障害などにより、避難訓練に参加できない生徒がいるのでテクノロジーの力でなんとかしたい」という着目点と思いは素晴らしいと思いますが、解決策としてKinectを利用することの意図がよくわかりませんでした。キーボードで動くのと比べて、どういったメリットがあるのか、どうしてそういった解決策に至ったのか、実際にやってみてその他の手法と比べてどうだったのかが書かれていると、「ただ作ってみました」を超える、よりよい研究になると思います。

[審]防災シミュレーションにコンピューターを使い、画像処理、Kinectの利用など、さまざまな要素の学習が盛り込まれているところを評価しました。避難訓練の想定ですが、どのような特徴のある訓練体験を目指すか、kinectを使う利点はどこにあるか、などがわかるポスターにしてほしかったと思いました。

[審]研究動機についてもポスター内に記述するとより良くなると思います。

[審]タイルの枚数から、正確に学校全体のサイズ比を求めるなど、学校の再現がすばらしいです。課題と展望のところに、「実際の災害では被災者は決められた避難経路で避難所へ向かう」とありましたが、火災・地震・津波などにより避難経路について、その経路はさまざまかもしれません。避難訓練体験システムということで、現在学校で実施されている避難「訓練」を再現するシステムになっていると思いますが、コンピュータを使って何度もシミュレーションができるという特性を活かして、実際の避難訓練ではできない、数々の災害に対する避難を疑似体験できるシステムや、来校者に対する道案内など多くの可能性を感じました。今後の発展を期待しています。

・このモデル作成、すごいですね

#02

[審]着眼点や発想がすばらしい研究と思います。また、有用性もあると思います。成果と今後の課題もよく整理されています。今後の展望にあるように「動きを伴った指文字の認識」ができるようになれば、すばらしい成果になると思います。解決できていなくても、解決の方向性でも示されているとよかったと思います。

[審]指文字を書き言葉として翻訳しようというチャレンジングな課題に取り組まれていて素晴らしいと思いました.一方で「結果と議論」にも述べられているように,動きを伴う場合に認識精度がどうしても落ちてしまうと思います.指文字だけの場合はまだよいですが,手話と指文字が混合している普通の会話場面では,手の形には動きが伴うものが多くなるのではないかと思いますので,将来現場で使えるものにするためにはどのようなアプローチを採用するのが良さそうか,多面的に検討しても良いかもしれません.

[審]研究目的も問題解決のアプローチも素晴らしいと思います。動的な認識力を上げることに成功すれば非常に有効なソリューションだと思います。

[審]「指文字の翻訳」という着眼点が面白いです。また先行研究を丁寧に調べ、先行研究での課題を改善するように研究・開発されたことは高校生の研究としては充分に素晴らしい探求的な試みだと思います。動きを伴った文字などについては、今後の課題にされているようですので、今後のさらなる研究に期待しています。

#03

[審]実際に自分たちでデータを集めて、分析をした上で、結論を出していることが素晴らしいと思います。

[審]ウイルス感染のシミュレーションの分析として、科学的に分かりやすくまとめられているところを評価しました。条件設定等を工夫し、他の同様のシミュレーションとの差別化や、より詳細な対策に結びつくような結論が得られるとよいと思います。

[審]在校生からのアンケートから、接触人数を算出するなど、学校の実情を踏まえ丁寧なたシミュレーションが素晴らしい。シミュレーションの枠組みとしては見やすく分かりやすくまとめれらています。

ディスカッションや昼食など生活シーンにおける感染リスクの高さは異なると思われます。また今後もあらたに明らかになる感染リスクが高い行動があるかもしれません。今後もシミュレーションに組み込む変数は、接触人数以外にも実情にあわせてアップデートしながら、貢献していくことを期待しています。

#04

[審]身近な課題解決にチャレンジして、実際に使ってもらうところまでいったところは素晴らしいと思います!一方で、研究という視点から考えると、もう少し定量的な成果の分析が行われていると良いと思われます。そもそも、どういった問題を解きたいのか... 課題を忘れてしまうとか?... を事前に定義できると、定量的に成果が測りやすくなるのでは、と思います。

[審]コロナ禍の日常生活から、課題を見つけ実用的なものを作ったところがすばらしいと思います。さらに改良されていくことを期待します。

[審]生活体験の中から、課題を発見し実際に解決を図るところまで進めており、課題発見力・課題解決力が発揮された優れた探究活動だと思います。リマインド機能の実装など運用した上で改善を重ねている点も良いと思います。今後も改良を続け、ぜひその知見を広く広めていただくことを期待しています。

#05

[審]身近な課題解決にチャレンジして、実際に使ってもらうところまでいったところは素晴らしいと思います!一方で、研究という視点から考えると、解決したかった問題の定義と、それに対する成果の分析が弱く感じました。

[審]実用的なシステムを開発し、実際に利用できているところを評価しました。より簡単な操作や見やすさの工夫など、さらに改良が進むことを期待します。

[審]「ICTを活用して学校生活をより便利にしたい」という考え方はとても良いと思います。運用上の問題があったようですが、課題も整理されており今後の改良を期待しています。「球技大会の速報を早く全校に届けたい」という課題に対して、解決する手法として今回のシステムが開発されたと思いますが、デジタル・アナログ含め方法はいくつかあると思います。閲覧数の少なさを課題に挙げられていましたが球技大会という場面で、どれくらいの生徒が情報端末が閲覧可能な状態だったのでしょうか。ポスターからは分かりませんでしたが、もしかしたら情報端末が使いにくい場面かもしれません。だいたいどれくらいの閲覧数なら、システムとして合格と想定できそうですか。そのあたりも踏まえて、本システムを改良されてはよいのではないでしょうか。

#06

[審]身近な課題解決にチャレンジして、実際に使えそうなレベルのもの(まだいくつか制約条件を実装しきっていないみたいですが)は素晴らしいと思います!一方で、研究という視点から考えると、「ただ作ってみました」の域をでていないので、例えば違うアルゴリズムを試してみて定量的に実行時間を計測するとか、実際に先生方からのフィードバックを定性的入れるなど、なんらかの工夫があるとよりよい研究になると思いました。

[審]実用性の高い研究テーマであると思いますが、時間割作成ソフトは多く存在しています。その中で、工夫点や他のソフトとの差別化された点が強調できるようになるとよいと思います。

[審]非常に実用的かつ有益な内容で、本コンテストの趣旨に非常によく合致している。python

[審]時間作成作業は担当に大きな負荷がかかる作業ですが、在校生でありながらこうした点に着目されたこと、またその意義として生徒・教員両方の利益を見いだせたことは素晴らしいと思います。実用に耐える時間割作成システムが作成できれば多くの学校で生徒・教員両方の利益として寄与できる可能性を秘めているので、研究の発展を期待しています。

・時間割作成における条件は各校や学年によって異なるため,より柔軟な条件指定を行うことが必要だと感じた.また,コンピュータで作成した時間割は最終的に人間が確認し修正を行うため,時間割表のフォーマットに合わせて出力する必要があると感じた.条件管理・探索などは,SAT/SMTソルバを用いると良いと思う.

#07

[審]とても良い課題に目をつけられて、実際に手を動かしていて頼もしく思いました。一方で、説明テキストの中で今後行うこととしてあげられていますが、実際にやってみた後の考察が含まれていないことに、研究としてはとてももったいなく感じました。がんばってください!

[審]情報科の授業について背景や課題をよく考えているところがよいと思います。授業のねらいとその評価に着目して制作したものを評価するとよいと思います。

[審]いわゆるプログラミング塾での利用などにおいての学習環境として優れているものの、学校教育である意味付与が不十分である。

[審]研究の背景や課題点など、現在の情報教育現場に内在する課題がしっかり調べられています。数情・理情授業サイトにはパスワードがかかっており、動画教材や練習問題は閲覧できませんでしたが、個人学習について、動画と練習問題を往復するような流れや、応用問題としてグループで取り組む数学・経済・芸術に関する問題は興味を引くものでした。情報科に免許外担任が少なくない状態は、健全な状態とは言えませんが、すぐに解決するかどうかは定かではありません。高校生の立場から、必要な知識を獲得する手法として同年代のために開発したシステムとして有意義なものになるよう、開発を進められることを期待しています。

#08

[審]全体的にはとてもよくまとまった研究だと思います。一方で、「まとめ」の部分が、データからの考察結果としては少し強引に感じました。

[審]データの分析、グラフ化などわかりやすく説明しているところを評価しました。最近、このようなツイートの分析はよく見かけるようになりましたが、それらと今回の分析の違いや工夫点が欲しいと思います。

[審]堅実な研究内容で、テーマも高校生目線で好感が持てる。単なる分析にとどまらず、しっかりとした仮設を立て、それを検証すればより良い研究になると思われる。

#09

[審]「ゲーム」とひとまとめにされてしまっていますが、ゲームと言っても種類は様々で、種類によって脳内の反応は違うと思うのですが、いかがでしょうか?また、英語での文献も含めて、もう少し関連研究の調査を進めてみると良いのではと思います。

[審]実験システムの制作やその構築を評価しました。今後、被験者を増やして分析するなど、分析結果の蓄積による成果を期待します。

[審]非常に面白い研究内容である。但し、仮説との相関は非常に高いものの、因果関係まで担保しているわけではないので、仮説の強化・修正は可能でも、検証までできたとは言えないと考える。

・よく調査されていると思います。

#10

[審]発想のよい、面白い研究と思います。基準が適切なものとなれば有効性も高いと考えられます。ベース、個性あり、個性なしの基準や分類方法がよいかどうか、さらに文字数や被験者を増やして、検討が進むとよいと思います。

[審]先行研究の手法も参考にしていて、さらに自分たちなりの仮説に基づいて調べていて、よくできている研究だと思います。 この研究を更にすすめるなら、「文字種を増やす」「人数を増やす」ことが必要ですが、それによって、さらに説得力がある研究になると思います。

[審]これは非常に面白い研究である。評価規準を明確にしたり、個性判定については人ではなく機械判定にしたりすれば、さらに深い内容となると考える。

#11

[審]研究の発想がすばらしいと思います。また、有用性も高いと思います。ポスターに研究内容をより伝わりやすくする工夫があるとよいと思いました。

[審]オンデマンド型授業において非同期的な再生位置操作を可能にする授業視聴用アプリは有用性があると思います。

[審]コロナ禍におけるオンライン授業を余儀なくされる状況において、その最大の問題点を技術的に解消しようとしており、また、その方法が非常に合理的である。

[審]素晴らしい研究・開発です。さらに実用化の確度を高める努力を続けてください。

#12

[審]とてもおもしろい表現ですね!情報学の研究としては、表現の研究なのか、新しい技術の開発を目指しているのかをはっきりとさせると、より良くなると思いました。

[審]限られた設備などの条件の中で、しっかりと作品制作まで取り組めているところを評価しました。制作において、どのような操作で画像が変化するかの解説など、よりわかりやすい説明があるとよかったと思います。

[審]実践事実や実践者の感じた内容はよく理解できるものの、技術的な工夫点やシステムの説明などが不十分であり、そのあたりをポスターでしっかり表現できればよりよい研究発表になると考える。

[審]興味深い試みです。さらに磨きをかけてください。

#13

[審]ジェンダー問題を画像認識からとらえているところは理解できますが、研究成果をわかりやすく伝えるポスター発表にする必要があると思います。

[審]訴えたい内容の訴求力が弱いです。具体的に何をどう分析したのか、わかりやすく表現する必要があると思います。

[審]興味深いテーマを取り上げた研究ですね。さらに発展させて行ってください。

・非常に興味深く,重要なテーマに着目されていると思います。ぜひ研究を続けてください。

#14

[審]分析手法、分析結果ともによくまとめられている。研究目的、目指すところが、はっきりと伝わってこなかったのが残念なところである。

[審]生成した結果が求めていたものであったのか評価を行ない、そうでなかった場合にその原因について言及すると良いと思います。

[審]手をつけたこの研究では、より幅広い対象データについて解析を進めていくことが必要です。着実に研究内容を深めて行ってください。

#15

[審]研究の目的がはっきりしており、分析したデータもわかりやすくまとめられているところを評価しました。今後、どのようなバトンパスがよいかを検証するための方法など、さらに研究を進めた考察が欲しいと思いました。

[審]非常に面白い題材を扱っていますね。システム的な工夫についてもポスターで言及されるとより良くなると思います。

[審]データの収集に手間暇がかかりますが、興味深いテーマですので、しっかりと積み上げて行ってください。

#16

[審]文学作品を形態素解析して集計するのは有用ですね。集計結果を本文と結びつけて評価していると、なおよかったと思います。

[審]文体の特徴を抽出することには成功しているが、タイトルにある経年変化についてはポスターにおいて明に説明されていないのが残念です。

[審]文学作品の作者の特徴づけという興味深いテーマを取り上げた研究です。実データをもとにさらにデータ収集と解析を進めて研究を掘り下げて行ってください。

#17

[審]わかりやすいUIを実験で調べるのは有用ですね。イラストの絵や大きさなどによっても結果は違ってくると思いました。

[審]非常に見やすいポスターです。ただ、ボタンかスクロールか、イラストか文字かの比較に、それ以外の要素(情報量など)が大きく影響しているのではないかと思われます。

[審]結論を補強するために「試行」とその解析とを重ねてください。また、概要は、それだけを読めば研究内容がわかるように書く練習もしてください。

#18

[審]着眼点はよいと思いました。実際の効果を調べられるとよかったと思います。

[審]ものすごく面白い発想です。実用的なアプリとしての完成度が高まることを期待しています。

[審]着想を得たことと、実際にやったことや得られた結果とが直接に結びついたものになるとは限りません。何をやって行けば着想を得た事柄に近づいていけるか、今後の研究を深めて行ってください。

・自動的にスケジュールを追加してくれるアイデアは、面白いと思いました。「やらなければいけないこと」を確実に行えるように、「やらなければいけないこと」に締め切り日時を設定すると、作業興奮を与える作業と「やらなければいけないこと」を締め切り日時までにうまく配置して、やる気が出た状態で「やらなければいけないこと」ができるようなスケジュールを作成してもらえると、さらに便利になると感じました。

#19

[審]比較実験を行えているのはよいと思いました。原因の考察に踏み込めるとよかったと思います。

[審]認識されやすい喋り方など、各機能の特徴を調べると有意義だと思います。

[審]目指す目標に向けて第一歩を踏み出せました。より近づけていくための努力を続けてください。

#20

[審]比較実験を行えているのはよいと思いました。点数のほかに勉強時間の増加などがわかるとよかったと思います。

[審]身近で切実な問題を解決しようとしており、本コンテストの趣旨によく合致しています。具体的なシステムのイメージをポスター内で説明できていると、より良くなると思います。

[審]目標に向かって、第1歩となる実験と結果とが得られました。目標にさらに近づくために何をどのように試みていけばいいかを考え、実践してさらに研究の精度を上げていってください。

#21

[審]UIに着目したことはよいと思いました。配色の他に影響する要素についての考察があるとよかったと思います。

[審]アイコンを追加することで誤タップが減るという結果はUIの研究としてかなり有効な結果と思います。

[審]ポスターにも書いてあったように、この先に進む人はユーザテストとどのように行えばいいかの工夫が必要です。知恵を絞って挑戦を続けてください。

#22

[審]着眼点はよいと思いました。定量的な評価があるとよかったと思います。

[審]ストレッチが睡眠の質を高めるということについての検証を行うことが目的なのか、それともストレッチは睡眠を改善するという先行研究か何かを根拠に作ったアプリが実際に睡眠の質を高めるのかの検証を行いたいのかがわからず、目的が少し曖昧です。

[審]実機を持たせてのユーザテストを行っていますが、「睡眠の質を改善する」という究極の目標に近づいた結論を得るには、さらに実験の方法や実施対象者の確保など多くの課題をクリアしていかなければなりません。継続して研究を進めていくことを期待しています。

#23

[審]UIに着目したことはよいと思いました。原因の仮説を検証できるとよかったと思います。

[審]アプリの評価方法は客観的に行うのが難しいので、先行研究などを調べて参考にすると良いでしょう。

[審]着手した研究を深めて行ってください。

#24

[審]着眼点はよいと思いました。グラフの縦軸と横軸の単位などが書かれているとよかったと思います。

[審]作業継続時間を計測したというのはテキストには書いてありますが、オスターのグラフの横軸に書くべきと思います。先行研究で証明されている音楽を使ったことは評価できます。参考文献の書き方について、著者名とタイトルのみではなく、発行年、掲載雑誌も書きましょう。https://jipsti.jst.go.jp/sist/handbook/sist02_2007/main.htmを参考にすると良いです。

[審]目標とするところには大いに共感します。その目標に向けて研究開発を進めてください。

#25

[審]対象の画面などがあると内容を理解できたように思いました。

[審]名前を決めて記録するという意味がよくわからないのですが、日付などで表示するということでしょうか。テキストでは、前者と後者が逆なような気がします。

[審]目標に向かって、さらに研究開発を進めてください。

#26

[審]評価はこれからだと思いますが、評価をするときには、オリジナルの機能である「分割する」ことの効果に絞って評価されるといいと思います。これからの頑張りを期待します。

[審]Web上にも動画を含んだ多くのレシピが存在しますし、スマホのアプリもあります。既存のレシピやアプリを調べて、それらとの違いを明らかにしてください。

[審]コロナ禍の現在、その動機はよくわかります。アプリをつかって支援したいということもわかります。研究として進めるなら、「同じようなアプリは他にないのか」ということも調べてみるといいと思います。あと、このアプリを使ってみて、どのように利用者の気持ちや行動が変わったのかを調査してみるといいと思います。

#27

[審]詳しく調べているのはよいと思いました。結果がそのままではなく分析されているとわかりやすいと思いました。

[審]ボタンの位置についてのUIをターゲットにしたのは有用だと思います。せっかく男女の割合を掲載しているので、男女で差があるかなどを調べたらいいと思います。

[審]実験の詳細が分かりにくいです。横書きの場合の「次の画面」は相対的に右あるいは下に存在すべきであり、実験の結果は当然と思われます。

#28

[審]意欲を調べるために、ランキングの有無と、運営側の介入を実験しているのはよかったと思います。

[審]グループに分ける時に、運動能力による要因は考慮されているのでしょか?もともと運動の得意な人と得意でない人を比較しても、それは個人の運動能力の比較にしかならず、他の要因の比較はできません。ランキング機能の比較をしたいのであれば、他の要因は差がないようにあらかじめ設定しなければいけません。

[審]参加人数を明示すべきです。「ランキングのみ」と「ランキング+運営」のいずれであっても、2位以下の人は自分より上位の人がいるので状況は同じですよね。後者では、本来1位の人のモーティベーションだけがアップするように思われます。参加人数が多いと全体としては大きな差にならないように思われます。

#29

[審]腹筋などの練習をスマホで記録するのは便利と思いました。

[審]スマホの加速度センサを用いたアプリは他にもあると思いますが、他との違いなどを述べられると良いと思います。

[審]スクワットや腹筋の動作の判定はもっといろいろな方法を考えて実際に測定してみて、より適切な判定方法を見つけ出してみてはどうでしょう?

#30

[審]動いている時のボタンの押しやすさという視点は面白いと思いますが、「動いている」の定義はなんでしょうか?歩いているのも入りますでしょうか。筋トレアプリとのための研究であれば、筋トレをしているときにターゲットを絞った方が良いのではないかと思います。歩いている時と筋トレをしているときは同じUIでいいとは思えないからです。止まっている場合も、立つか寝る以外にも座っている状態などいくつかありますので、動く・止まるの2パターンではなくもう少し粒度を小さくした方がいいかと思います。

[審]実証実験で何をしようとしているのか、目的は何なのかを明記してください。図も何を表しているのか、全く理解できませんでした。

[審]動機はわかりました。ですが、写真がどのような意味なのかが、よくわかりませんでした。タッチした位置のことなのか、他のなにかなのか。その他、ポスター全体で、『初めて見る人ではわからないこと」が多数、省略されています。書き込み過ぎでもいいので、もっとたくさん説明を加えて欲しいです。

#31

[審]研究の目的としては面白いと思いますが、2つほど問題があります。1つ目は、アプリの有効性を確かめるというのは少し曖昧な気がします。アプリの中のどんな機能が有効であるかを確かめたいのかをクリアにする必要があります。2つ目に、有効性を確かめるためには、他の教材と比較する必要があるでしょう。どんな教材を使ったにしろ、学習後では学習前に比べて点数が上がるのは容易に想像できるかと思います(たまに下がる場合もあるかもしれませんが・・・)。アプリの有効性を確かめたいのであれば、他の教材との比較をせねばならないでしょう。

[審]アプリの有用性を実証実験によって確かめようとしていますが、仮に解説前と解説後で有意差が出たとしても、それで、アプリの有用性が示せたことにはならないと思います。同じ問題を紙に書いて同じ実験をしても、解説前と解説後で成績の上昇はみられると思われます。

[審]三角関数を題材としてアプリを試作し、評価したのは、おもしろいと思います。

#32

[審]結果は予想を外れていますが、実験のやり方は間違っていないと思います。きちんと他の学習方法との比較もしていますし、仮説検証もしています。問題数を増やして再トライしてみてください。

[審]解説の前後に実施した試験問題、および、解説文を提示してくれないと関係性がよくわかりません。

[審]三角関数を題材としてアプリを試作し、評価したのは、おもしろいと思います。

#33

[審]先行研究をきちんと調べ、適切な評価方法を使っているのはとても素晴らしいと思います。動画も面白いですし、論文もよく書けています。今後の活躍を期待しています。

[審]VRの経験の有無と各種擬似感覚の関係性を調べるという興味深い研究です。今後の成果に期待したい。

[審]VRの完成度が高いと思います。

VR経験のあり、なしそれぞれで十分な数の実験参加者を得て実験しており、さらに一部はリモートで行うなどVRという最新の研究手法の利点を存分に活用できているご発表でした。結果について、VR経験が長いと落下高度に対する感覚の差が縮まるという点が面白く感じました。直感的にはVR経験を経て視覚提示による暗示にかかりやすくなることもあるようにも思いますが、それより慣れによる影響の方が上回ったということでしょうか。また、3感覚の強度の箱ひげ図をみると、有意な差はないものの、触角知覚についてVR経験者の方が強度を高く回答する傾向があるように見えます。平衡覚の追加刺激の結果とは逆の傾向だと思いますが、このような感覚ごとのVR経験がもたらす効果の違いについて考察されていましたらお聞きしたいです。

・研究内容,プレゼンの方法ともに,とてもクオリティが高く,興味深く拝聴させていただきましいた。

#34

[審]難しい問題にチャレンジして素晴らしいと思います。今後の活躍を期待しています。

[審]双子素数について、一つの先行研究を追試するところからはじめて、双子素数の存在を丁寧に調べており、非常に興味深い研究です。

[審]双子素数が無限にあるのかというテーマに意欲的に取り組んでいると思います。

#35

[審]難しい問題にチャレンジして素晴らしいと思います。今後の活躍を期待しています。

[審]問題の定義が明確ではありません。特に5Gルーティング問題はInternetで検索しても全くヒットしません。

[審]粘菌コンピュータの研究で一定の成果をあげていると思います。

#36

[審]被災地での自走ロボットによる救助活動を目指す、興味深い研究です。ボールをアームで掴むことを目標に設定されていますが、それがうまくできるようになったとして、つぎのステップでは、何を目指すべきでしょうか? 最終的に人を助けられるようになるまでには、まだまだ遠い道のりですが、何を解決しなければならないかも考えておくことも大切ですね。

[審]レスキューロボットの開発という最終目的を見据えて、そこに到達するための基礎実験を行ったことを評価する。実験の結果、机上の検討ではわからなかった課題が出てきたのは、実験実行者の貴重な財産と考え、今後も技術開発を続けてほしい。

[審]レスキューロボットを実際に動かして実験しており、意欲的であると思います。

#37

[審]中学生としてはとても高度な研究で驚きました。詳細がよくわかりませんでしたがドローンTelloの追尾機能・プログラミング機能を使って実験されたのでしょうか。せっかくのビデオですから追尾の様子を動画で紹介すればもっと説得力が増したかもしれません。

[審]複数の解像度、1ループの時間、認識可能な距離など適切なパラメータ設定を丁寧に調べています。人物の認識に時間がかかるとのことですが、どの程度まで認識しようとしているのでしょうか? そもそも、最初に見つけた人物に追従するだけでよいのであれば、荒い画像でも十分なように思うのですが、そうではないのでしょうか?

[審]ドローンの自動追尾について意欲的に取り組んでいると思います。

#38

[審]簡単なドライビングゲームを題材として独自のSODA,BALという強化学習を実験され,学習もうまくいっているようです。GitHubのコードもたいへんよくできています。ぜひ今後はAtariベンチマークなどにも挑戦してください。

[審]何が書かれているのか、全く理解できませんでした。

[審]深層強化学習モデルについての研究に意欲的に取り組んでいると思います。

#39

[審]GPUによる計算とセキュリティの問題を組み合わせた面白い着想でした。

[審]研究の目的を明白にして、その目的がどの程度達成されたかを明らかにするように努めてください。

[審]GPUを活用したプログラミングに意欲的に取り組んでいると思います。

・少し前の「安全」が「危険」に変わってしまっている分かりやすい検証データ。通信事業者としてこのようなファクトをお客様に分かりやすく伝えたい。

#40

[審]とても意欲的な課題に取り組まれました。もう少しだけ完成度を上げられればなお良かったです。でも、十分に面白かったです。

[審]カメラのみで無人コンビニの実現を目指すという、非常に難しい問題にチャレンジしています。今後の成果に期待します。

[審]無人商店システムの設計と実現に意欲的に取り組んでいると思います。

#41

[審]「コードをこう書き換えることで効率をアップさせた」という情報をコード開発者に提示することで、効率の良いソフトを作成する習慣を与えるという教育的な使用の形態も考えられる。

[審]コンパイラを自作し、性能を評価しており、成果をあげていると思います。

#42

[審]コロナ禍という未曽有の事態で、文化祭に向けて短期間での開発を余儀なくされた苦労を読み取ることができる。この貴重な経験を今後の自分に活かしてほしい。今年も同じ状況になる可能性は少なくない。改めてPDCAサイクルを意識した総括を行い、後輩に伝えてほしい。

[審]コロナ禍におけるオンライン学園祭の実施に意欲的に取り組んでいると思います。

#43

[審]自分達の農業経験を出発点として,既存のアグリテックについてサーベイするところまで進められているところが素晴らしいと思いました.ポスターに示していただいたようにmicro:bitを使った潅水システムは有用であることが先行事例でも示されていますので,ぜひ,みなさんの学校の事情に合った形で実用化されることを期待しています.ドローンの活用についても楽しみです.画像処理プログラムですこし楽ができるように,植え方を工夫するという手もあるかもしれないですね.

[審]ITを活用した農業の実現は、SDGs達成の上でも極めて重要である。実現のためには、費用対効果など考えなければならない要素が多く出てくる。それを意識して事例調査を行うことで、より現実味が出てくると思う。

[審]スマート農業について多岐にわたる調査をしていることは評価できます。

#44

[審]micro:bitをうまく活用してサイバーフィジカルシステムを実現されている点が素晴らしいと思いました.データとして自分の状態と自分の周囲の環境の状況を蓄積していけるのは,後から自分自身で振り返りをして,自分の特性を把握するためにも良いですね.2台のmicro:bitを使っていると思いますが,1台目ではどのようなことをしているのでしょうか.micro:bit1,micro:bit2,PC,人の4者がそれぞれどのような役割を果たしているのかを図で示したりすると,さらにわかりやすくなると思います.

[審]テーマとしては今年タイムリー。論文など参考資料をよく調べている。なぜmicrobitを使用したのか、使用することについての利点などについて説明してほしかった。

[審]コロナ禍における心の悩みをICTを活用して支援しようとしていることに意義があると思います。

#45

[審]仮説を立てて、実験を通じて評価し分析する流れができている。今は現状分析にとどまっているが、同ロボットの改良に結び付ければよいかの提案まで行うと、より良い研究報告になる。

[審]JetBot と EV3 の戦い。EV3は、従来型で、十分な性能も出ているが、AIRベースのJetBotで、これを凌駕できるかどうかの確認でした。ビデオもわかりやすかったです。参考文献に誤記がありました。(人口知能 → 人工知能)

[審]2種類のロボットを用いて色判定と自動運転の性能評価に熱心に取り組んでいます。

#46

[審]現地で写真を撮ってこられてのご研究,すばらしいと思いました。擬態の研究にSIFT特徴量を用いる方法,よく見つけられましたね。最後の詰めですが,結果の代表例だけ挙げられていますが,あまり説得的でないのが残念です。ヒストグラムあるいは散布図で全13×13類似度のうち実際の13類似度がどのあたりに分布していたかを図示するといった方法もあったのではないかと思います。

[審]これまで観察者の主観によっていた擬態について画像解析を使用することで定量的評価をする観点は良い。ヒヨケザルは夜行性で色は認識できないという考察があるが、模様も同じ条件ではないのか?

[審]ヒヨケザルについて。情報学じゃない。これは生物学に相関を入れているだけです。データ分析としては意味はあると思いますが、もう少し、コンピュータの力を使った分析にしてほしかったです。

#47

[審]現代的な問題を解決するためのシステムの構想,たいへんおもしろいと思いました。ぜひシステムを完成させてください。

[審]相手が悪意を持っていることによるトラブルの回避は容易ではない。「安全かつ円滑な待ち合わせを支援するシステム」は、「本人確認機能を有するスムーズな待ち合わせ支援」くらいにとどめておいた方が良いのでは。

[審]新たに「アプリ」を開発せずに既存のものを組み合わせても実現できそうに見えますのでそうではない点をアピールしてくれるとよかったです。

#48

[審]Wi-Fi環境を安価かつ簡単な方法で改善するアイデアはすばらしいです。電波強度の空間分布をもっと詳しく調べればおもしろかったと思います。

[審]生活の知恵的な発想であるが、様々な道具で試したことに意義があると思う。

[審]情報学分野というよりむりろ通信工学や電波工学の分野の研究なので、よりも野が近いコンテストに応募するとより的確な評価が受けられると思います。

#49

[審]現実の問題意識から出発したご研究,すばらしいと思います。発想はたいへん良いので,より高い検知率が出るように工夫されることを期待します。

[審]7-8割程度の検知率だと、現場で実際に使用することは難しい。補助的な位置づけで使用することや、別の使用シーンへの適用を検討することも一案であろう。

[審]乗降車の遅延を解消するため、信用乗車方式の課題となっている不正乗車を解決しようという着眼点が良いと思います。社会的に意義深い問題に取り組んでおられる中で、解決の手法として画像認識でのパスケース認識という解決方法を選択され、7割程度の検知率を出せたことは高校生の探究活動として素晴らしいことだと思います。一方で、実際の運用を考えた場合には7割の検知率では運用できず、ほぼ100%近い数字が要求されると思います。誤検知が多いシステムだと、警告メッセージが出ても無視してもお咎めがない状態になってしまうからです。今後は特殊な形状のスマートフォンケースについても対策を進めたり、大量の手間がかかる割に、このシステムを突破しようと思うと、パスケースさえ検知させてしまえば突破できてしまうという面もあるかもしれません。非常に高い技術力や探究力を感じますので、問題設定と課題解決の方法を今一度、検討してみるのも悪くないと思います。

#50

[審]TUBSTAP (https://www.jaist.ac.jp/is/labs/ikeda-lab/tbs/) の戦略研究ですね。緻密な実験,すばらしいと思いました。ぜひさらに発展させてください。

[審]筆者が述べている通り、結論を出すにはデータを増やして検証を深める必要があると考える。

[審]ターン制戦略ゲームについて、先行研究を丁寧に調べられています。アルゴリズムを切り替える際の閾値とマップの複雑性の関係に着目された点も、着眼点として良いと思います。閾値の変化に応じた勝率の変化にはならなかった、ということで仮説とは異なる結果が出たようですが、その要因にはどのようなことが考えられますか。そのあたりも踏まえて考察を進め、研究が発展することを期待しています。

#51

[審]情報化がなぜ遅れているかの原因を調べ,その原因に対して具体的な方法を提示することで問題解決をはかろうとされている点,素晴らしいと思いました.Pulpを使って最適化問題を解いたということですが,この研究が,ほかのPulpを使って最適化問題を解いた研究(つまり先行研究)とはどのような点が異なっていて,どのような点が工夫されているのかがわかると,さらに素晴らしいと思います.

[審]たいへん有用なツールになりそうです。色を決めるアルゴリズムをさらに工夫して,その過程がわかるようなご発表を期待します。

[審]着色の際のガイドとなるレコメンデーションシステムとして実際に使ってもらえそうなシステムでした。検証を手厚く行えばよりよいものが作れると思います。

[審]色を数値化したものを評価に使用する考え方はおもしろい。評価尺度が明暗、熱冷といった5つの尺度で決めるのは難しい。また、同一点数で複数候補が出てしまうことよりも提示する色の組み合わせが画一化してしまわないか懸念される。人物の服装などはキャラクターの個性を決定する上できわめて重要であるため、そこは狙わずにイラストの背景色など個性のない場所を対象にした方が良いかも。

#52

[審]われわれの周囲はアナログ情報に溢れており,これをtesseractでデジタル化して,正規表現で日付を取り出してGoogleカレンダーに登録するというアイデアは,すばらしいと思いました。OCRに失敗することもあるので登録前に確認も必要でしょうし,そのあたりも含めた使いやすいアプリにできればいいですね。

[審]実用性はとてもありそうです。認識の精度をあげる工夫ができれば良いものになると思います。

[審]実際に自分で使用したいものをテーマにするのは良い。文章構造の解析を行わず文字列マッチングだけで処理しようとすると、関係ないものも抽出してしまうことになる。逆に候補を絞ると抽出漏れが生じやすくなるので、多めに検出させたものから利用者が必要なものを選択することも一つの手である。プリントアウトに手書きマーク付けしたものを読み込む機能があると精度が上がるだろう。

#53

[審]ラズパイとOpenCVで顔認識してサーボモーターを動かすという難しい課題に挑戦され,成功されていることは,すばらしいと思います。まだ残る課題があるようですので,さらなる努力を期待します。

[審]カメラを自動追随させるという発想が面白かったです。実験を重ねて実用性を上げてください。

[審]まだ実使用のレベルには達していないが、顔認識、位置情報獲得、モーターの稼働という一連の要素を自分で実現したことは評価できる。

#54

[審]ラズパイ上のApache/Djangoを使ったWebアプリ公開とiLogScannerによるログ解析による「OSコマンドインジェクション」などの攻撃の検出,高校生としては高度な内容だと思います。ポート80/443以外へのスキャンもあったのでしょうか。さらなるご研究を期待します。

[審]もう少し詳細なアクセスログが取れれば、そしてそれを適切に解析できれば、不正アクセス防止に関する興味深い研究となりそうです。

[審]サイバー攻撃対策は、全世界規模で重要な課題である。IoTの時代がすすむとより脆弱なセキュリティしか持たない機器か世界からの脅威にさらされるリスクが大きくなる。特定の時間帯に特定の国からのアクセスが増えたことを肌で感じられたのは貴重な経験である。

#55

[審]サイクリングコースを評価するために,スマートフォンのGPS・加速度センサーのデータを記録するロガーを作成したところまで,とてもうまくいっていると思います。このデータを使ってコースを評価するところは,たいへんそうですが,やりがいがありそうです。今後のご研究を期待します。

[審]実際に自転車に乗ってデータを取られたところがよかったです。道を評価するために本当に役に立つ評価項目を絞り込んでデータを取りつつ検証されると有用性のある手法が作れそうです。

[審]道の起伏、走行速度、荒れ具合のグラフを地図とリンクさせてサイクリングコースや配達コースの情報として開示するとおもしろいと思う。走行速度は様々な条件(信号の有無、道の混み具合など)で変わるので一意には決定しにくいだろう。

#56

[審]車椅子に無限軌道を付けるとはユニークな発想ですね。ちょっと難しいのではないかと思ったら,Arduinoを使って実際に動くモデルを作ってしまうという,すばらしい展開で,驚きました。まだまだ改良の余地はありそうですが,ぜひ発展させてください。

[審]とても役に立ちそうな研究でした。研究の中にもう少し情報学を応用できればなおよかったです。

[審]着想点は社会課題に合致しておいて素晴らしい。STEAMの取り組みとしてもフィジカルと制御がうまく融合している。もう少し試作や制御の工夫について勧めてもらいたい

#57

[審]サッカーのキック練習を支援するという身近な問題解決のために,tf-pose-estimationによる姿勢推定を使うという,すばらしい研究です。データをどう活かすかは,サッカーの知識も必要で一筋縄ではいかないところもあると思いますが,今後は機械学習を使うなど,いろいろ発展が考えられそうです。

[審]サッカーの練習を簡易な機材でサポートするという発想がよかったです。もう少しの完成度があれば実用性がもっと感じられたかもしれません。

[審]身近な課題であるサッカーのキック姿勢を画像解析から数値化し、計算速度の確保などのために現象の粒度変更をするなど研究を進める方法がうまくできている。実際のキック結果(飛距離など)との関連性まで検証できればさらに良かった。 外部ライブラリを効果的にしようするなど、システム設計のバランスや選択など妥当性が高い

#58

[審]ラズパイ制御のカメラで定点観測した画像による視程の判定,まさに「情報」の力を生かしたすばらしい研究だと思いました。プログラムも自作で,たいへん工夫されています。極め付けはCNN(VGG16)による指定の判定ですが,正解率95%は十分高い性能だと思います。もっとも,スカイツリーの判定は,もっと簡単な方法でもできるかもしれないし,見える/見えないの2値でなく,ターゲット画像との相関により鮮明度が測れるかもしれないとも思いました。

[審]データサイエンスの面白さが感じられました。息の長い研究として継続されると良いのではないでしょうか。

[審]観測の自動化を自動撮影・機械学習による判定、クラウド送信と課題解決に情報システムをうまく利用し、目視との認識差を検討しており非常に有用性が高い研究であり、他の参考になる。また面で広げることで、実用度がさらに高くなり環境測定データのスケーラビリティが確保でき有益なデータとなると思われる。

・視程判定の部分が見える/見えないの二値になっているところは改良の余地がありそうです.たとえば、観測装置を二台用意してステレオ法で奥行きを推定すれば、それぞれのカメラで見えると判定された建物までの距離を使って視程を評価できるようになると思います.

#59

[審]ドアのそばにいる猫を検知するという生活に根ざしたテーマで,micro:bitとセンサーを使って問題解決することは,まさに「情報」で勉強したことの応用として,すばらしいことだと思いました。よりよい仕組みができることを期待します。

[審]難しい課題にチャレンジして試行錯誤された様子が伝わりました。面白かったです。

[審]身近な問題に対して簡便なシステムとしてmicro:bitを使ったプロトタイピングを行い検証するなど研究の入り口として良い取り組みである

私もネコを飼っているので非常に興味深かった。2枚なのが気になった。

#60

[審]『列王記上』からMeCabで固有名詞を見つけてGoogleマップで地図を作るとは,たいへんユニークなおもしろい研究です。結果としてMeCabでは不十分なわけですが,手作業で正解データも作成されるなど,努力の跡が見られました。

[審]古文書から地図を起こすというテーマが面白かったです。

[審]単語抽出によるマッチングは辞書の問題が大きく更に考察のとおり地名変化は古い文献であるほど変化があり言語が違うと表記ゆれが発生します。人の目による介入とシステムのバランスが大切ですね

#61

[審]DXの何たるかを体現する素晴らしい研究でした。たった一人の社員がプログラミングを学ぶだけで線形計画法による根拠のある生産計画を立てられる,という点が人的リソースの少ない中小企業にとってインパクトのある成果であると思います。またプログラミングを知らない多くの人が抱く「なぜみんながプログラミングを学ぶべきなのか」に対して説得力のある回答を示す研究であるとも感じました。

[審]線形計画法に基づいて、Pythonでプログラムを作ってみた、という発表と理解しました。あまり、「中小企業が……」ということは盛り込まれてないです。もし、情報学の研究として、この研究を進めるのなら、実際の企業経営にITをどのように利用しているのかを調べて見るといいと思います。

[審]中学生から深く経営情報に着目し問題点を身近な企業群に対して持ち情報システムを使用して解析しようとしているところが素晴らしく、今後の研究に繋がる着想である

#62

[審]オンライン授業というタイムリーな話題に,高校生らしい視点から取り組まれていて,目の付け所がとても良いと思いました.生徒が指定した文字の大きさで板書してくださる先生方がいらっしゃるなんて,すてきな学校ですね.仮説検証のためにアンケートを行われていますが,回答者44人のうち何名がどちらの条件に割り当てられていたのか,回答者は何年生だったのか,…といった情報があるとなおよかったと思います.また,2つの群の間にはっきりとした差があったのかなかったのかを調べるためには,統計的手法も有効です(t検定などが有名です).次の機会があればぜひ,検討してみてください.

[審]タイムリーな研究テーマです。もう少し多角的な要素を評価されるとより面白い研究になりそうです。

[審]黒板の文字の大きさは学習者の可読性や理解に大きく影響します。そこの関係を定量化しようとしたところは素晴らしいです。アンケート結果の分析がもう少し進められるとさらに良いですね。

#63

[審]NII「情報科学の達人」で丁寧に研究された様子が伝わってきました.また,技術の応用範囲,可能性についても伝わってきました.一方で,ポスターでは説明が省略されていたため,特に従来手法との比較について理解が困難なところがありました.限られたスペースで説明するのは容易なことではありませんが,シンプルに説明することで,ポスターの中に含めることも可能です(研究者たちも苦しみながら,複雑な事象をシンプルに説明する方法を日々考えています).Githubのリンクも切れてしまっていたので,今後,どこかで従来手法との比較によるこの研究のよさを理解できるようになりたいと思っています.

[審]興味深いアルゴリズムの提案でした。既存手法に対する優位性が述べられていればなお素晴らしかったです。

[審]基本的な手法概念は理解できましたが、gitのリンク先情報が審査段階では読み取れませんでした。NIIの研究で研究者の助言をうけながら研究を進められいる途中だろうとおもいます。GIS分野は特にニーズが増している分野でもあるので今後の研究に期待したいと思います

#64

[審]新型コロナウイルス感染拡大の中での心理的な変化という時宜に合ったテーマについて,実際にシステムを作り上げていることが素晴らしいと思いました.Twitterに書かれたことばを見ていると,もともとポジティブなことを言いがちな人と,ネガティブなことを言いがちな人とがいると思います.こういった人それぞれの元からのTwitterでの性向を踏まえたうえで診断結果が出せると,さらに1人ひとりに寄り添った診断アプリになりそうですね.

[審]テキストマイニングをメンタルヘルスのケアに役立てようという着想が面白かったです。

[審]呟く内容で本人も気がついていない心理状況の変化を可視化するという発想は有益かとおもいます。本人の発信傾向やRTやいいね数など受信者側からのフィードバックも勘案したらどう変わるでしょうか?

#65

[審]新型コロナウイルス感染に配慮した遠隔コミュニケーションを実現して,実在のご家族を支援されたこと,とても素晴らしいと思います.「契約容量を使い切っても通信が切れない」などの配慮は不慮の事故を防ぐために重要だと思いますので,ぜひ,今回行われた具体的な話を少し一般化した形で書き出して公開していただけると良いと思います.そうすると,別な機材・サービスしか用意できない家庭では,どういうところに注意すれば失敗しないのかについて,予め気を付けておくことができると思います.

[審]思いやりと優しさを感じる研究でした。おばあちゃんのその後の様子が伝わるとなおよかったです。

[審]想定ユーザーが関わる課題を解決するために実際のサービスと組み合わせマニュアル化することと実行動との差を観察し、さらに改善策を検討することができていて素晴らしいです。サービス開発としてさらにどんな点があれば良いかを発見し、今後は自分で代替手段を制作したり仕様を書いて作成してもらうなどができるといいですね

#67

[審]新型コロナウイルスの感染防止のためにシステムを構築して文化祭で運用したとのこと,すばらしいと思いました.システムの運用から実際の人の動きが見えるようになったことで,これからやりたいことの幅がさらに広がったのではないかなと思います.教室のモニターを見たかどうか,教室移動でQRコードの読み取り内容を気にしたかどうか,webサイトへのアクセスがなぜ少なかったのか,といった点については,行動の定量的データのみから観察することは容易でない場合もありますから,アンケート調査などの定性的評価も組み合わせると,より実効力を高めることができると思います.

[審]背景と目的はとてもいいです。しかし、実験計画が、十分に練り上げられておらず、結果として、仮説を検証するに十分なデータが集まってなかったようです。「サイトやモニターを見た人と見てない人で、差異がない」ということが示唆されているようですが、これは、いろんなことが原因と思われます。サイトの設計が悪い、ポスターがわかりにくいのかもしれませんね。

[審]混雑発生という問題想定とQRコードによる人の動きに関するシステム想定と実装はよかったと思いますが、実際の人の動き予想(ペルソナ)想定との乖離があったという考察に至ったことで、次の研究に繋がると思います。 人の行動は広義の情報システムの大きな要素で情報システム開発には欠かせない内容です。 またこのことから人の動きに関するシミュレーションをしてみても面白いと思います

#68

[審]プログラムとはなんなのか,またプログラミング言語のちがいはなんなのか,といった点をわかりやすく整理されていると思います.プログラミング言語の中でも手続き型言語と呼ばれるタイプ(Scratch, VBAやPythonは広い意味ではこれに当たりますね)の言語では条件分岐と繰り返しが特徴的だと思います.一方で,手続き型でない言語もあります.そういった,他のタイプの言語ではどんな点が異なるのかについても含めてまとめていただけると,さらにこの研究の価値が増すのではないかと思います.

[審]プログラミングの基礎的な内容を説明したものです。いろんな言語の比較などがあると面白かったかもしれません。次に期待してます。

[審]手続き型プログラミング言語の構造と言語による記述方法の特徴をしっかりまとめられていて、他の学習者に役立つとおもいます。

#69

[審]MIDI端末とUnityを活用して楽器の出力の可視化を実現していて素晴らしいと思いました.障がいのある方も含めて幅広い方にとって楽しいツールになっていると思います.ご自身の展望でも触れられていますが,今後,協和音が押されたとき,惜しい音の組み合わせが押されたとき,まったく不協和音が押されたとき,などいくつかの場合にわけてエフェクトを変えることができると,視覚的フィードバックによって,結果的に,和音の学習を促すことができる可能性もあるのではないかと思います.

[審]動機は面白いし、手法の枠組みもいいです。ですが、以下のことを知りたいです。今後の研究のときに参考にしてください。まず、音と画面を結びつける具体的な方法。次に、音と色をどのように結びつけたのか。また、これを多くの人に使ってもらって、その感想を集めるといいでしょう。なお、音と色の関係については、何人かの作曲家が研究した成果があります。調べて、自分の研究に反映させてみるといいでしょう。

[審]音楽キーボード(鍵盤)とプログラムで生成される図形を組み合わせる「作画作曲」という発想で身障者に寄り添うアイデアに至ったところが素晴らしいと思います。似たような方策はビジュアルジョッキーという分野があり、音に合わせてキーパッドに割り当てられた映像や光を発するものがあります。本研究では音の高低と映像の広がりや色などの関連性を持たせれば視覚と聴覚が関連しハンディキャップの有無があっても共通した鑑賞ができたり、不協和音を表現したりすることも可能ではないでしょうか

#70

[審]セキュリティイノベーター育成プログラムでしっかりと研究をされたことが伝わってきました.ご自分でシステムを開発され,手間が省略されたことを定量的に示されていて素晴らしいと思います.一方で,第三者を置かないで取引できることがAtomic Swapの利点なのだと思いますので,そこをクリアするのが難しかったために,これまでAtomic Swapのユーザ用の便利なサービスが出てこなかったのかもしれません.P2Pをうまく活用するなどして,Atomic Swapの特長が強調されるシステムへと発展することを期待しています.

[審]ポスターに「3.」が2つあります。暗号資産のやりとりにおいて、UX(UI含む)を改善する提案に見えます。従来の方式では、なぜ、相手を手動で検索しないといけなかったのかと、なぜ、現時点ではデータ改ざんが可能なのかについて、もうすこし細かく説明があるとわかりやすくなったかもしれません。

[審]UXの向上による操作ミス低減はセキュリティ分野では特に求められるので、その解決に向かう研究着眼はすばらしいとおもいます。また、ポスターのデザインも見やすいデザインになっており理解しやすくなっています。P2P活用など実際の適用場面を想定した対策は重要なところです。今後の研究に期待しています

#71

[審]新型コロナウイルスの感染防止を考慮してシステムを構築して,実際にそれをテストしてもらったとのこと,素晴らしいと思いました.プログラミングが小学校のカリキュラムにも入りましたが,プログラミングを通じてどのような力を育成するのかについては,様々な検討が進められているところです.山本さんの場合は,コミュニケーション力,論理的思考力,最適解を導く力を育成することが目指されていたと思いますので,今回行われたアンケート調査に加えて,客観調査の結果(実際にどのようなコミュニケーション力が伸びたのか,等)も示していただけると,さらに研究の説得力が増すと思います.今後またお話を伺う機会があることを期待しています.

[審]プログラミング教育の入門教材の提案。提案されているものは、本質的にはブロックプログラミングで、ロボット的なものが動いていく、というもの。出てきたパーツがやや複雑なデザインに見えるけど、時間をかけて学べばできるもののように思えるので、習得に時間がかからずできるのがよさそう。UIの改善(ブロックのコピペ機能など)の余地はありそう。これで、面白いと思った学習者が、次に、どこへ導くべきなのか、興味深いものがある。

[審]プログラミングの入門システムは既存研究がいろいろあります。それらと比べてのよい点・斬新な点のアピールが欲しいです。なおIFが入れ子になった場合に一列に並べる表記法では見にくくなることが心配です。これも既存研究で字下げ表記法などいろいろ工夫がありますので調べて見てください。

#72

[審]ラズパイをうまく活用することでハードウェアとソフトウェアをシームレスにつなぎ,MOSFETを使ったPWM制御と使いやすいUIの実現を両立させており,素晴らしいと思いました.家庭用電源に接続するどんな機材にも使用することができるスマートプラグは製品化されているものもありますが,今回制作された電源タップは製品と比べてどのような点が優れているのかをアピールしていただけると,さらに魅力が増すのではないかと思います.IoT製品はセキュリティ面の不安が指摘されることもありますから,セキュリティ面でも差別化できるかもしれないですね.

[審]動機はいいんですが、これ、特に目新しいわけではなくて、また、タップを動かす上での消費電力上昇分がどうなるかが、評価されていないので、気になりました。

[審]市販のスマートコンセントとスマートフォンの組み合わせでも似たことができますがそれに比べて優れているのはどんな点かよくわかりませんでした。この点をアピールしてくれるとよかったと思います。

#73

[審]「あいドッグ」の開発に対して継続的に尽力されている様子が伝わってきて,大変素晴らしいと思いました.視覚に障がいのある方にとって盲導犬は欠かせない存在だと思いますが,盲導犬の機能を果たしてくれる存在は,究極的に考えれば,犬の形でなくても良いのかもしれません.段差を乗り越えるのが難しいと書かれていましたので,例えばドローンのように地面を走行しない形にする,などの発想の転換もアリかもしれません.今後,実用化に向けて取り組みを続けられることと思いますので,とても楽しみです.

[審]機能だけを考えると、犬型である必要はないと思いました。(持ち主は、目が見えないので、犬型でも、そうでなくても、視覚では認知できないです。)使われている要素技術は、特に目新しいものはないように思います。例えば、「2号機は……飛躍的に向上した」となっていますが、どの程度向上したのか、データをもとに示してほしかった。

[審]社会的意義はある研究ですが、ロボットさらに犬型である狙いは何でしょうか。視覚障碍者へのアシストだけなら例えば信号を認識し「青信号」と音声で人に伝えるとか、貴賤から外れたら音や振動で人に伝えるとか、もありますのでそれに比べての良いところのアピールが欲しいです。

#74

[審]遺伝子情報に対して形態素解析を用いてアプローチしたこと,及びタンパク質の発現量が高くなる配列を機械学習で導いたこと,どちらもすばらしいと思います.研究目的と手法のつながりが明確に説明されている点もとても良いと思いました.案1と案2で提案されていることの有効性が実験で再現されると良いと思いますが,たとえ予想と少し異なる結果になったとしても,その原因がどこにあるのかは,研究過程を後ろ向きにたどっていくことでみつけられそうですね.実験結果が楽しみです.

[審]タンパク質の構造の分析・解析に機械学習を利用したことは、おもしろい。先行研究には、どのようなものがあるのか、この研究のオリジナリティがわかりやすく提示されるなら、さらに、評価をしやすくなります。

[審]自然言語処理と共通の手法や機械学習を利用しているとはいえ、情報学分野というより遺伝子分野の研究というべきだと思います。そちらの分野のコンテストに応募するほうがより的確な評価を受けられると思います。

#75

[審]試行錯誤と、その過程での考察がきちんとまとめられていて、とても良い研究だと思います。

[審]実際の発話から音声素材を取り出して,再利用できる形にしようとするチャレンジングな試みに対して,一定の成果を収められている点が素晴らしいと思いました.一方で,課題にも示されているように,自然な音声を合成しようとする場合には自動処理になんらかの改善が必要であることも見えてきたと思います.人が何気なく発話していることで,同じような音を発音していたとしても,実際には前後の音や,語全体のアクセント位置などによって相当な影響を受けるというのが,とても面白いとこで,先行研究もたくさんあります.ぜひ今後も先行研究を踏まえながら研究を発展させていってもらえるとよいと思います.

[審]内容は、「面白い」とは思いますが、この研究の、先行研究・オリジナリティがわかる記述がないので、どこが、発表者が考案したことなのかが、よくわかりませんでした。あと、発音は人それぞれ違うので、その違いを機械学習が、どの程度抽象化しているのか、言い換えると、汎化性能がどの程度なのかも知りたかったです。

[審]説明されていることの中で、あなたがたが独自に研究工夫した範囲はどこなのかがよくわかりませんでした。明示してくれると評価しやすかったです。

#76

[審]高校らしい興味の持てる研究テーマで、分析の方法もよく考えられていると思います。成果がうまく出ていなところが残念に思います。今後、モデルの改善を図り、よりよい分析につながることを期待します。

[審]内容は、「面白い」とは思いますが、この研究の、先行研究・オリジナリティがわかる記述がないので、どこが、発表者が考案したことなのかが、よくわかりませんでした。多分、他にはあまりない分析手法だとは思います。それで、A、B、Cの値を決める根拠もよくわからなかったです。例えば、なぜ、代表点までの距離をAにすると、後の回帰式の変数として位置づけることができたのかが、この説明では推測できなかったです。あと、全体的にコード進行の分析に限られているのですが、ヒット曲はコード進行だけで決まるわけでははないのも、この方法での予測の精度が上がりにくい原因に思えました。例えば、「小室進行なら流行る」「丸サ進行なら流行る」というわけではないです。流行には時代の影響もあります。発表時(オリジナル)は流行らなかったけど、あとで別の人が歌ったら大流行した、ということもありました。となると、流行った・ランキング上位だったということを指標に使うよりも、別の指標を予測するもののほうがいいかもしれません。

[審]着眼点はおもしろいですが、いろいろな仮説を立ててさらに比較調査することが必要だと思いました。

#77

[審]身近な問題に着目した研究で、研究の進め方が具体的でわかりやすくまとめられているところを評価しました。今後、スマホの使用内容に着目した対策が明らかになるように進められることを期待します。

[審]やってみたいことはとても興味深いのですが、サンプル数が10人と不足していて、結果として、説得力がない結果になってしまいました。これを、例えば、200人から300人を対象とした研究にすれば、どんな結論になっても、説得力がある研究につながったと思います。なお、こういう分析をする際には、単に回帰式や相関係数を求めるだけでなく、検定も考えてみるといいと思います。

[審]今回は強い相関はみられなかったようですね。さらに調査項目や調査範囲を広げてみるとよいでしょう。

#78

[審]「射幸心を煽る」という言葉があったり、また、景品表示法という法律もあります。この観点から、ガチャの当選確率がどのような制限を受けているのかについても、調べてみてほしかったです。

[審]ひとつの考えに関して調査してみたもののようですが、より深く広く調査項目も考えて総合的結果を出すことが期待されます。

[審]やりたかったことに一歩ずつでも近づいていく努力を続けてください。

#79

[審]動機と作ってみたものの概略はわかりましたが、これがどのような設計をしているのか、また、他にどのようなものが合って、それを調べたのか、調べた結果として、どうしたのかが、このポスターだけでは、わかりませんでした。ポスターには高校名を書いてほしいです。また、参考文献としているものは、URLのみになっていて、どのようなものかがっわからないのも困ります。

[審]ゲームの全体像がよくわからなかったです。似た既存のものに比べて何が優れているのかのアピールも欲しかったです。

[審]大変興味ある研究開発です。さらに目標に近づけるよう、研究開発を深めてください。

#80

[審]乱数に興味を持って実験しているのはすばらしいと思いました。評価方法については今後も検討いただければと思います。

[審]乱数とは、どのような手法で作られるのかを、自分たちの考えで作ってみたという点では、面白いと思いました。ただし、その評価をするために、「円の面積に基づく確率」を利用するのはあまり得策ではないと思います。なお、円周率を、類似の手法で近似値を求めようとするなら、それは乱数ではなく、格子点を利用するのが最もよいです。例えば、0<x<10000, 0<y<10000 の範囲のすべての格子点(x, y座標が共に整数の店)について、半径 10000 の円内に入るかどうかを調べる、ということです。ですから、乱数の質を問うのなら、このような面積計算ではなく、例えば、シャノンの情報量を利用した平均情報量を用いてみるなどの、違う尺度で評価するほうがよいと思いました。

[審]モンテカルロ法で円周率を求めること自体は、高校の情報科教科書などにも紹介されている方法ですね。「乱数」と言っているのは一様乱数のことですが、これはただ「でたらめ」な数の列ならいいのではなく、その範囲(0~9)の数が等確率で出現するものでなければなりません。今回5.結果では円周率を求めているのではなく、逆に円周率を既知としてそこからこの等確率性を検証するものになっていますね。(が、その目的であれば円周率を持ち出す必要性は無いでしょう)。次回はこのあたりを整理して研究をすすめることを期待します。

#81

[審]顔認識のアルゴリズムを独自に検討していることはすばらしいと思いました。

[審]「人間がどのように人の顔を人の顔として認識しているのか知るために、人の顔判別システムを作成した」と補足動画内のプレゼンで拝見しました。そうなのであればポスターにも、記述された方が良いと思います。人の顔判別システムを構築される際に、目で判別しているのではと言う仮説を基に研究を進められているますが、目以外の鼻や口など他の部位や、それら他の部位との組み合わせではなく、目だけに着目したのは何か妥当性はありますか?ポスターや補足動画からは、その理由が見えませんでした。また、顔認識技術に関する技術はスマートフォンのカメラなどでも活用されていると思います。そうした事例の先行研究でどこまで明らかになっていて、今回あなたが実践されたは、なぜ目に着目したのかの妥当性が見出せませんでした。「人間がどのように人の顔を人の顔として認識しているのか」という、着想は良いと思います。人の顔判別システム以外にも様々な研究の手立てが考えられると思いますので、今後の研究の発展を期待しています。

[審]顔認識に関してはいろいろな既存技術がありますのでそれらも勉強してみるとよいでしょう。

#82

[審]回答してもらう前に、実験の目的などを丁寧に説明する(直接でもいいし、文書にして配布するでもいいと思います)だけで、回答者が親身になってくれる可能性はあるかと思います。問題についてももう少し色々な種類のものを入れるといいかと思います。有意差検定の結果などを詳しく書いた方がいいでしょう。

[審]研究としての厳格さを担保する難しさを考える良いきっかけになったのではないでしょうか。原因に挙げられている通り回収方法やアンケートの実施環境により、どこまで匿名が担保された状態なのかという問題もあります。また、それ以外にもアンケートの実施環境が回答結果自体に影響を与える可能性もあります。理系・文系がほぼ同数とありますが、数としては何名に実施できたのでしょうか。また研究動機に挙げれていた「匿名のネット掲示板が犯罪を助長している」という問題意識から匿名の影響を、というのであればまた違った研究手法も考えらてても良いかと思います。統計数学に関しては、参考文献が挙げらていましたが、匿名の影響に関する先行研究に関する調査はどこまでできたでしょうか。先行研究の知見も踏まえて、さらに研究を発展されることを期待しています。

[審]記名無記名に限らず他のことも調査し統計をとって総合的に結論を導くとよいでしょう。

#83

[審]面白そうな研究でこれからが楽しみです。実験②において、センサー1とセンサー2ではセンサー2の方がどちらも土壌水分量の絶対値が大きいのには何か理由があるのでしょうか。

[審]伝統農法の効果をセンサーを用いた検証において、丁寧に土壌水分量を調査されており、人間の経験則から編み出された農法の効果を、現代の科学で検証するという試みは非常に面白いと思います。急傾斜地農耕システムは環境負荷が少ないため、世界農業遺産に認定されたとありますが、先人たちがこの農法に感じたメリットは何でしょうか。少なくとも環境負荷低減以外にメリットがあるから、この農法が伝わってきたと推察いたします。そのメリットの部分と、今回の調査で明らかになった点との関係性なども興味深いですし、ph濃度などの土質についてなど、さらに研究を発展されることを期待しています。

[審]高校生として情報技術を使って社会の問題へのよいアプローチをしています。

#84

[審]既存研究がどこまで行われているのかの確認は出来ていませんが、本研究は、新規性、有用性ともに高いと思われます。今後の成果に期待します。

[審]XR分野の今後の普及を見据え、現在はまだ高コストのトラッキングシステムに着目した着眼点がまず素晴らしいと思います。問題解決のために今はまだ存在しないシステムを製作し、評価用のアプリなども実装されており高校生の探求活動として非常にレベルの高いものを感じます。精度検証はこれからのようですので、検証改良を重ね知見をまた発表されることを期待しています。

[審]たいへん高度な研究ですが今回独自に工夫したことは何なのかよくわからなかったです。

#85

[審]数学についての先行研究を英単語学習に応用しており、被験者数は少ないものの比較的良い結果が得られているようです。追加実験については、今後の成果に期待します。

[審]データを準備し、分析、精度比較検証、追加実験を重ねるといった研究の一連のデザインが非常に考えられています。先行研究の内容も踏まえ、新規性もわかりやすく研究として非常に綺麗にまとめられていると思います。今後も研究を進められ、広く研究の知見を世に発表されることを期待しています。

[審]発表内容の中で、あなたがたが独自に研究工夫したことが何なのかがよくわからなかったです。それを明示してくれると評価しやすかったです。

#86

[審]身近な課題解決にチャレンジして、実際に使ってもらうところまでいったところは素晴らしいと思います!一方で、研究という視点から考えると、既存のサービスや研究との比較がないと、「作ってみました」の域をでずに、非常にもったいないと感じました。

[審]コロナ禍における学習意欲の向上にICTを活用しようとしていることに意義があると思います。

[審]アプリの構成や、データ分析に関してよくデザインされていると思います。検証については、どの期間運用したのか。また意見は一部抜粋となりポジティブに思える意見が抜粋されていましたが、他にはネガティブに見える意見はなかったのか等が気になりました。学習データというセンシティブにも見える情報を集める際に配慮した事項等について、対面でのポスター発表があれば伺いたい項目だとと思いました。全体としては構想、実装、検証まで高い力を感じます。今後、さらに研究を進められることを期待しています。

・Googleのサービスを上手く活用している。学習成果の可視化は大学生でも必要であり,興味深い研究である。是非成果を公開していただきたい。

#87

[審]ブラウザベースのVCを構築され,テストもされた点が大変素晴らしいと思いました.一方で,今回構築された環境がブラウザでないVCと比較してどのように性能面ですぐれているのかについても知りたいと思いました(VCですから,あまりにも性能が落ちすぎてしまうと本末転倒ですよね).ブラウザベースだと性能が落ちるのか,それとも意外と性能には差がないのか,ブラウザベースにするときに技術的に難しいのはどんな点なのか,といったことがわかると,非常に納得感が高まると思います.

[審]Webブラウザベースの分散処理システムの評価に意欲的に取り組んでいます。

[審]ポスターを見る限り、本発表において明らかになったのは、ベンチマーク1〜3の値であり実装はこれからというふうに見えました。実装の部分の記述の語尾がおそらく途中で見えなくなっており、実装されたのかどうかが読み切れませんでした。着想や着眼点は独特で面白いと思います。今回開発したものがあるのであれば、その考察も紹介してもらえたらより議論ができるので、ポスターないでご紹介ください。今後も研究を深めその知見をまた広く伝えられることを期待しています。

#88

[審]It is great to see that you're trying to ease into the world of programming and AI. At the same time, from the Computer Science research perspective, just developing something demonstrable is NOT the "research". What makes your project "research" are strong and clear Research Questions (RQs) that your solution attempts to solve/answer. You are expected to quantitatively or qualitatively prove that your solution answers the RQs you set. I hope the feedback would be beneficial for your future "research" projects.

[審]オブジェクトトラッキング技術と形状認識技術はロボティクスやオートモーティブの分野で必要不可欠な重要技術である。机上の評価ではなく、様々な対策を組み込んでデータ処理を行った点が評価できる。

[審]コンピュータビジョンの技術を用いて四角形の検出が無事にできたこと自体は、高校生の探究学習として素晴らしい成果だと思います。今後は発表者ご自身が探究活動の中で見出された内容も踏まえて発表されるとより良い研究発表となるのではないでしょうか。今後も健さんを積み、また知見を広く発表されることを期待しています。