日時:2025年9月9日(火)〜 2025年9月11日(木)
場所:総合研究大学院大学 葉山キャンパス(神奈川県葉山町)
2025/08/31: 参加者のポスター発表のタイトルを公開しました!
2025/07/21: 旅費支援の追加募集を開始しました!
2025/06/27: 参加申込を開始しました!
2025/06/11: Xアカウントを作成しました!
2025/04/01: HPを公開しました!
本研究会は、若手研究者に、多様な分野の基礎理論の学習機会や参加者の交流機会、新規共同研究の開拓の場などを提供することを目的としております。現在、生物学の各分野における数理科学の専門家が協同を果たす事で、様々な生物学研究を加速・促進させる新しい「融合研究」を展開する事が、数理生物学に期待されています。特に、数理モデルを専門に扱う若手研究者にとっては、あらゆる生命現象に関する話題に対応し、定量・予測のための信頼できる数理科学的手法を提案することが非常に重要な能力です。一方で、数理生物学の若手は分野ごとに全国に散在しているため、体系的な数理的手法を習得する機会は少なく、大学院生を含む若手教育を牽引していく中心的な研究機関も存在しません。このような時代の要請に継続的に答えるために、過去4回にわたり、学生が主体的に企画・運営を行うことで、体系的な講義を提供するとともに若手の交流を図り、分野横断的な手法の習得を促進する機会を提供してきました。
ご参加希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。
参加申し込み 締め切り:2025年8月29日(金); 宿泊施設の利用を希望する方は、8月1日(金)まで
*参加者多数のため、2日目夜の懇親会参加は締め切りました。
*参加に関してご相談のある方は下記のお問合せメールから、ご連絡ください。
参加費
学部・修士:無料
博士:1,000円
ポスドク以上:2,000円
*支払いは現金のみとなります。当日のご準備よろしくお願いいたします。
会場に関する案内は詳細をご覧ください。
本研究会では、参加者の皆様に原則としてポスター発表をお願いしております。
数理生物学に関する内容であれば、現在取り組んでいる研究、研究計画、あるいは今後の研究テーマに関するアイデアなど、どのような段階のものでも構いません。
皆様の積極的なご発表をお待ちしております。
P1:豊川航さん
「効率とリスクの累積的文化進化」
P2:井川敬介さん
「機械的な力による細胞排除機構の解明」
P3:山本渓一さん
「ゼブラフィッシュの網膜における錐体モザイク形成を支配する細胞間力の数学的条件」
P4:村上史佳さん
「数理モデルで考えるヒトの教示行動の進化」
P5:國枝世津さん
「scRNA-seqによるCOVID-19感染およびワクチン接種後の免疫細胞間相互作用ネットワークの解析」
P6:田中ももさん
「エージェントベースモデルを用いた認知行動療法による行動変容の分析」
P7:赤尾マルワさん
「ecDNAの不均等分配が細胞集団に与える影響の定量的評価」
P8:藤原杏吏さん
「アリー効果を考慮した2種競合モデルにおける代替安定性の数理解析」
P9:明石涼さん
「糞虫の種子散布と種子の定着を数理モデルで考える」
P10:土井友理香さん
「偏頭痛におけるCSDの数理モデルの検討」
P11:三石宏大さん
「人は罰場面を回避するのか? ―場面選択型第三者罰ゲームを用いた検討―」
P12:久保日嵩さん
「羽化戦略における進化的分岐現象」
P13:太田圭祐さん
「High-frequency eDNA monitoring uncovers high-resolution biological cycles of marine fish」
P14:一色竜一郎さん
「なぜ水鳥ではメスがオスより大きく派手なのか?」
P15:廣瀬草太郎さん
「沖縄島におけるチョウの個体群動態の種間比較」
P16:遠藤智也さん
「攻撃性の進化と抑制」
P17:入江祐眞さん
「中立変異の固定時間分布の導出」
P18:北條拓也さん
「分裂酵母Schizosaccharomyces pombeの非対称な交配相手認識精度の進化的形成を探る」
P19:吉﨑凜人さん
「文化進化において単方向性の形質切替えが与える影響」
P20:三好玲人さん
「属性依存的な規範の文化進化モデル」
P21:神亮太さん
「時間再配置型病態進行モデリングとパーキンソン病への適用」
P22:Bo-Moon Kimさん
「Dynamic optimization of resource allocation represents the tragedy of the commons in plants under competition for limited resources」
P23:細江隼平さん
「データマイニングを用いた有害細菌の環境ストレス耐性の評価」
P24:油布隆太さん
「意見構造から考える、多様な意見の共存できる社会」
P25:下平剛司さん
「多様性に着目した文化進化モデルの検討」
P26:森下皓生さん
「アイデア出しタスクを用いたLLM集団における性格特性の進化」
P27:小池二元さん
「脳コネクトームの配線原理を理解するデータ駆動型解析」
P28:工藤秀一さん
「食害応答における揮発性有機化合物を介した植物個体内の最適シグナリング戦略」
P29:飯干成美さん
「グループ内の他のプレイヤーのスキルを上げるための教示的な行動がグループ間の団体戦におよぼす影響の分析」
P30:中野来喜さん
「言語進化速度を説明する理論の構築」
P31:林玲奈さん
「抗ウイルス薬投与後の再陽性化」
P32:冨塚暖史さん
「ベイツ型擬態の生態進化」
P33:三宅慶典さん
「都市-田舎表現型クラインの空間スケール依存性とその非平衡状態における時間変動」
P34:矢部清隆さん
「寿命進化シミュレーションのIBMによる実装」
P35:犬塚健剛さん
「ベイズ推論に基づいた”ひらめき”の定量的解読法の開発」
P36:上坂真裕子さん
「野生イノシシにおける豚熱感染動態への慢性個体と死体感染の影響」
P37:吉村雷輝さん
「AIと数理モデルを駆使した疾患発症の前兆を検出するアプローチの開発」
P38:赤木哉巴さん
「差別と偏見のダイナミクス」
P39:南駿さん
「種内自他認識の多型の進化:Crozier's paradoxとRed Queen」
P40:宮崎翔太さん
「大規模言語モデルによる主観的評価に基づく仮想生物進化」
P41:加藤雅己さん
「Generalized game dynamics and its application to ideal free distribution」
P42:河井雪野さん
「Exploring Phenotypic Factors behind Avian Flight Styles: Neighbor-Joining Clustering with ML-based Distances」
最優秀賞
P14:一色竜一郎さん
「なぜ水鳥ではメスがオスより大きく派手なのか?」
P30:中野来喜さん
「言語進化速度を説明する理論の構築」
P32:冨塚暖史さん
「ベイツ型擬態の生態進化」
優秀賞
P17:入江祐眞さん
「中立変異の固定時間分布の導出」
P19:吉﨑凜人さん
「文化進化において単方向性の形質切替えが与える影響」
P39:南駿さん
「種内自他認識の多型の進化:Crozier's paradoxとRed Queen」
本研究集会についてのお問い合わせは以下のメールアドレスへお願いいたします。
第5回数理生物学夏の学校 実行委員会 宛
件名:冒頭に、「【第5回数理夏学】」を加えてください。
assoc.young.math.bio(at)gmail.com
*(at)の部分を@に変えてください。
※お問い合わせへの返信は Gmail アドレスから行っています。当該アドレスからの返信メールが、迷惑メールなどに振り分けられていないか設定をご確認ください
今年度も、対面形式にて第5回夏の学校を開催する運びとなりました。第5回では、数理分野に興味のある若手研究者を中心に、数理生物学の学習と研究者ネットワークの拡充のきっかけを作ることを目指しております。それだけではなく、幅広い分野の数理的手法と応用例に関する講義を提供することで、学生を中心とする若手研究者が生物学を数理科学の観点から研究する手法の体系的な習得と、数理生物学全体の発展に関して議論する場を提供することを目指しております。
各分野を代表する先生方による講義だけでなく、聴講者の方々にも研究内容を発表していただける口頭発表やポスター発表の場を設ける予定です。本年度の発表会も、様々な分野で活躍される方と交流を深められる場にできると確信しております。研究を始める前の学部生の皆様から既に研究を進められているポスドクの方まで、分野・性別・キャリアを超えた多くの方にご来場をいただけますと幸いです。皆様におかれましては、周囲の学生への周知をお願いいたしますとともに、当日のご参加を心よりお待ちしております。
実行委員代表 吉村 雷輝(名古屋大学)・明石 涼(北海道大学)
2025年1月 数理生物学夏の学校に再度名称変更
2024年9月8日〜2024年9月10日 第4回 理論生物学 夏の学校
北海道大学札幌キャンパス 学術交流会館
講師:本田 直樹先生、小林 徹也先生、近藤 倫生先生、大槻 久先生
実行委員:森田 慶一、熊倉 大騎、西山 尚来、吉村 雷輝、明石 涼、中野 来喜、南 駿、一色 竜一郎
2024年 理論生物学夏の学校に名称変更
2023年8月23日〜2023年8月25日 第3回 数理生物学 夏の学校
総合研究大学院大学 葉山キャンパス
講師:巌佐 庸先生、佐々木 顕先生、井原 泰雄先生、山道 真人先生、姫岡 優介先生、原 朱音先生
実行委員:森田 慶一、熊田 隆一、熊倉 大騎
2019年9月13日 第1回 数理生物学若手の集い
東京大学数理科学研究科講義室
講師:巌佐 庸先生、佐々木 顕先生、稲葉 寿先生、小林 徹也先生
2019年8月29日〜2019年8月31日 第2回 数理生物学若手の会・夏の学校
総合研究大学院大学 葉山キャンパス
講師:佐々木 顕先生、岩見 真吾先生、山口 諒先生、高田 壮則先生、石原 秀至先生、守田 智先生
大会会長:佐々木顕 実行委員長:山口諒
2018年8月30日〜2018年9月1日 第1回 数理生物学夏の学校
総合研究大学院大学 葉山キャンパス
講師:佐々木 顕先生、大槻 久先生、山口 諒先生、佐竹 暁子先生、森下 喜弘先生、守田 智先生