起承転結にそって、四つの文で出来た物語
一文中に、句点(。)は一つまで。
四文転結の乱、四文転結の変と、四文転結イベントも今回で三回目です。
今回のイベントでは当初、翻訳コンテストも併せて行うことを考えていました。四文転結という短い文芸スタイルの利点を考えたときに、翻訳のしやすさがあるのではないかと考えたからです。しかし、翻訳作品を評価する方法を確立できず、翻訳コンテストは断念せざるを得ませんでした。運営側としても非常に残念です。
とはいえ、四文転結はこれで海外進出を諦めたわけではありません。今回のイベントを海外進出の足掛かりと捉え、まず優秀作品の翻訳から行っていきたいと思います。素晴らしい文芸作品を、一緒に少しずつ世界に発信していけたらと思います。
また今回は初めて、投票によるトーナメントではなく、選考委員による評価方式にしました。どうなるのか、不安と楽しみが入り混じっています。皆様の御参加、御協力よろしくお願いします。
(小竹田夏)
「#四文転結の役」のハッシュタグをつけて、Twitterに四文転結作品を投稿してください。
書式は自由です。
一人何作でも投稿可能です。
テーマは自由です。
投稿作品は、著作権や他の権利を侵害しないよう、ご注意ください。
後日、三名の選考委員からなる選考委員会で優秀作品を選出し、発表します。
優秀作品は以下の副賞があります。賞金はありません。
優秀作品全作品:四文転結運営による作品の英訳と、英訳版を当サイトおよびTwitterで公開。
最優秀作品:アナウンサー・なかむらあゆみさんによる朗読と、その音声を当サイトおよびTwitterで公開。
権利の侵害等が明らかになった場合、開催後でも優秀作品の選出を取り消します。
海野久実
四文転結作品の各媒体への発表数が世界一(運営調べ)
『チャチャヤング・ショートショート・マガジン10』(Kindle版あり)に四文転結作品99作掲載、
『ショートショートの宝箱Ⅰ~Ⅳ』(アンソロジー、光文社)
小竹田夏
四文転結発案。
第五回星新一賞優秀賞。 川端康成青春文学賞優秀賞。
『ショートショートの宝箱Ⅱ~Ⅳ』(アンソロジー、光文社)
松本エムザ
四文転結の変、決勝進出
『誘ゐ怪談』(単著、竹書房怪談文庫)、
『田舎の怖イ噂』(アンソロジー)など竹書房ホラー文庫に掲載多数、
『5分後にぜんぶ『はじめて』な恋』(アンソロジー)など角川ビーンズ文庫に掲載複数、
『ショートショートの宝箱Ⅲ』(アンソロジー、光文社)、
『それでもキミは僕の相棒』(WEB連載、光文社)
海野 久実
中学生の頃から漫画を描いていたので、起承転結と言う言葉はおなじみでした。
漫画歴前半はストーリー漫画で、後半はほぼ4コマ漫画ばかり。
それで、起承転結に磨きがかかったのだと思います。
結局漫画家を諦めたのち、しばらく創作から遠ざかり、ツイッターに出会って140文字のツイッター小説を書き始めました。
これがまたほぼ起承転結のあるお話ばかり。
ツイッター小説をずっと書き続け、四文転結に出会い、「これだ!」と思いました。
四文でオチのある小説を書かなくてはいけないという制約がまた楽しいのですね。
小竹田 夏
四文転結のイメージをさらに押し広げる作品をお待ちしております。
四つの文章で表現できることは、想像以上に広いと思います。
できれば、四つの文章で最も活きるものを。
あるいは、四つの文章でしか表現できないものを。
松本 エムザ
映画が好きです。
古今東西、制作国、ジャンルこだわりなく見るのですが、言語や文化の違いはもちろん、
「この国の人たちは、こんな感情表現をするんだぁ」と、
お国柄による「感性の違い」が興味深かったりします。
逆に、国は違えど変わらない琴線を発見し、感動することも多々あります。
今回開催される「四文転結の役」では、優秀作品の翻訳が行われるとのこと。
笑い、喜び、哀しみ、恐怖etc。世界人類共通の心の糸に触れる作品に出会えることを、
楽しみにしております。
最優秀作品を朗読いただく、なかむらあゆみさんの経歴は以下の通りです。
四国放送ラジオキャスターを経て、現在はフリーアナウンサーとしてイベント司会・朗読などを中心に活動中。作家活動としては第3回阿波しらさぎ文学賞徳島新聞賞、第15回とくしま文学賞随筆部門最優秀賞。掌編『赤いパプリカ』の英訳版『Red Bell Peppers』(翻訳:Toshiya Kamei)が米誌「Deracine Magazinesi」(12月刊行号)に掲載。
なかむらあゆみさんからのコメント
『四文転結』はルールがあるからこそ個々のスタイルが際立ち、シンプルだから心に響くと思っています。どんな作品を朗読できるのか楽しみにしています
作品の受付はTwitterへの投稿のみです。
タグの付け忘れ、つけ間違いに気づいた場合は、期間内に再投稿するか、返信等で追記してください。
1ツイートを超える作品はTwitterでは見づらいことがありますので、以下のツールなどもお使いください。
四文画像: https://shinodana2.gitlab.io/4buntenketu/
文GIF: https://shinodana2.github.io/bungif/
投稿作品は選考のしやすさ等も考慮して、随時、リストやTogetterなどにまとめます。希望されない場合は、Twitterで、@4buntenketu までご連絡ください。
サイトの内容や運用方法を、イベント期間中でも予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
「#四文転結の役」のハッシュタグをつけて、投稿期間内に投稿された作品のみを選考の対象とします。
下読みや一次選考はなく、選考委員が直接作品を読みます。
各選考委員が独自に、優秀10作品を選出し、それを元に優秀作品を数作程度、選出します。
一人の選考委員が強く推す作品ではなく、多くの選考委員が高く評価した作品が選出される評価方法です。
選考委員には今回、以下の二点も考慮した評価をお願いしています。
純粋に作品だけで良し悪しを評価
海外の人にもお奨めできる作品か