小児の医療被ばくを低減する

新たな経鼻胃管先端位置確認システム

関西医科大学 小児外科学講座

土井 崇

 

本邦における医療被ばく量は世界で最も高い水準にあり、とくに小児は成人よりも放射線の影響を数倍受けやすく、発がんなど成長発育上のリスクが高い。また経鼻胃管挿入留置におけるカテーテル先端位置確認の方法は様々であるが、本邦ではそのほとんどがX線撮影で行われている。

本講演では医療被ばくを低減する新たな経鼻胃管先端位置確認システム「タムガイドⓇ」を紹介し、その安全な使用方法と、小児の胃内における適切な位置にカテーテル先端を誘導し確実に留置するための手技工夫を解説する。


共催:株式会社大塚製薬工場