「25時」
場所は東京都西東京市ひばりが丘。団地街のはずれにある隠れた一軒家の1階が25時です。
25時は作家のアトリエでありながら、展示空間としても使えるように作られたスペースです。普段はプライベートスペースのため、完全予約制、住所は公開しておりません。同世代アーティストの必要の部屋として、年に1、2回イベントを開催しています。
都心とアート業界の中心から離れて、新しく出来上がったものとじっくり向き合い、気心の知れた友達や、初めましての人と作品を介して話をする。そんな役割の空間を目指します。
「25 時」というアトリエの名前は、彫刻家の戸谷成雄氏が 2017 年に武蔵野美術大学卒業式での祝辞で引用した、吉本隆明氏の言葉に由来しています。
「一日の中に25時を作る」。生活や仕事のために費やす 24 時間から離れて、現実には存在しない創造的な時間を自らのために作ること。その喩えとして「25 時」という言葉が使われました。
企画 木下理子
関連書籍:oar review #1 – 木下理子「25時のピクニック」
2024年9月20日発行 B6判(18.2×12.8cm)/48頁+図版18頁