はじめに
~講師よりごあいさつ~
~講師よりごあいさつ~
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(2021年2月~12月)が放映され、渋沢栄一の知名度が一気に高まっていた同年の9月から簿記教室は始まりました。
簿記教室は、明治の草創期に渋沢栄一が広めたと言われている簿記を、彼が設立に尽力した深谷商業高校の二層楼(深谷商業高校記念館)で、渋沢栄一の精神にもとづきボランティアで行いたいという私の提案に対して、当時の深谷商業高校校長の西木成男先生の熱心なご指導・ご支援のもと、深谷市協働推進部ならびに深谷商工会議所のご協力があり実現しました。
簿記教室も関係諸機関のご支援のもとに3回目を迎えますが、その間、特に深谷商業高校においては二層楼使用をはじめとする全面的なご支援をいただいてきたことは感謝の念に堪えません。
さて、皆さんのなかには「簿記って難しそう」とか、「簿記ってなに?コンピューターの時代に必要なの?」と思う人も多いかと思います。答は、難しくないし、コンピューターの時代にも必要な知識です。
簿記は簡単に言ってしまえば、企業の活動を記録したうえで、1年間にいくら儲かったか?年度末にどのような財産がいくらあるかなどを記した書類を作成するための技術のことです。生徒が1年間にどれだけ成長し、年度末にどれだけの知識や技能をもっているか報告するために、先生が通知表を作るようなものです。このように簿記は技術(テクニック)ですから、繰り返し学ぶことで誰でも習得できるのです。決して難しいものではありません。それでは簿記を学ぶことが何の役に立つのでしょうか。
簿記は経理関係の仕事をしている方に必要な知識ですがそれだけではありません。簿記を学習するなかで、いろいろな会計用語や商品の売買、従業員への給料の支払い、税金の支払いといった具体的な取引が出てきます。これらの学習をとおして、社会人として必要な経済に関する一般常識、仕事上のスキルアップ、経営管理能力等々を身に付けることができます。
ところで、簿記の学習では最初から会計の専門用語が出てきます。また、技術は身体で覚えるものだからでしょうか?「なぜそうなるのか?」という問いに応えてくれるテキストも多くありません。そのため簿記を独学でマスターするのはなかなか難しいものがあります。
簿記教室は、簿記教育に関して経験豊富な講師が、「なぜそうなるのか」を意識しながら懇切丁寧に指導します。なお、将来に役立つと言ってもなかなか勉強が進むものではありません。そのため簿記教室では「日商簿記検定3級合格」を目標に学習を進めます。
ぜひ、皆さんもこの機会に「渋沢栄一記念簿記教室第5弾」に参加し、素晴らしい国登録有形文化財の二層楼で簿記を一緒に学ぶことをお勧めいたします。
簿記教室講師 蛭 川 幹 夫