・・・本会の発足理念・開催趣旨
2016年9月12日
「21世紀の京都大学吉田寮を考える」実行委員会は、京都市左京区,京都大学吉田南構内にある、現存する日本最古の学生寮「京都大学吉田寮」の未来を考えるために、2016年9月6日に発足しました。
吉田寮現棟は1913年に竣工した木造2階建ての学生寮ですが、経年劣化等による老朽化や耐震性能の不足が2000年以前から危険視され、寮内外を巻き込んで具体的な解決策が模索されてきました。しかし、2016年9月現在、京都大学当局と吉田寮自治会の間での交渉は膠着しており、具体的な解決策は進んでいません。このままでは半年や1年後に吉田寮現棟が存在するかどうかすらわかりません。まして、吉田寮現棟取り壊しを契機とした吉田寮の廃寮すら考えられます。
この状況を私たちは非常に憂慮しております。しかし、私たちは吉田寮をこのまま廃寮にするのか、それとも歴史文化遺産として21世紀に存続させるべきか、私たちはまだ確固たる答えを持っていません。
私たちはこれらの事について、様々な意見や立場の方々と共に色んな角度から考えてみたいと思い、本委員会を設立しました。本委員会主催によるイベントを通して各方面の方からの意見や提言を通して、21世紀の京都大学吉田寮を考えてゆきます。
「21世紀の京都大学吉田寮を考える」実行委員会 事務局