企画概要
質的研究に携わっているとフィールドの出来事や人の発言に違和感—ときには憤慨や戸惑いのかたちで経験されることもある—を覚えることがある。文化心理学的な観点から見れば、この違和感の正体は「記号のズレ」を感得した瞬間、すなわち異なる文化と出会った瞬間として位置づけられるかもしれない。このような自分(感受主体)の違和感を基盤としたアプローチは「違和感分析」と呼ばれ、「何か変だな」という違和感を手掛かりに、人間と人間とのズレ、あるいは人間とシステムとのズレを見出し、現場/当事者にとっての意味に迫るための方法として提案された。しかしながら、違和感分析と文化心理学の理論的な関連は必ずしも明確ではなく、洗練の余地を有している。当企画では、フィールドワーク/エスノグラフィに携わる研究者が覚えた違和感にまつわる報告をもとに、「違和感分析」を「現場の文化の発見の技法」として位置づける方法、利点、可能性を議論する。
実施日時
2026年9月18日(金) 14:30~16:30
場所
立命館大学 大阪いばらきキャンパス
C471
オンラインあり
挨拶
矢藤優子(立命館大学 総合心理学部長)
企画者
日高友郎(福島県立医科大学)
司会
滑田明暢(静岡大学)
話題提供者
神崎真実(京都教育大学)
波多野(上川)多恵子(創価大学)
日高友郎(福島県立医科大学)
指定討論者者
ヤーン・ヴァルシナー(オールボー大学)
サトウタツヤ(立命館大学)
場所:た藁や 茨木店(https://tawaraya.cosmicdiner.jp/ibaraki/)
時間:18時開始(~20時,120分制)
内容:た藁やコース 4,500円 (飲み放題付き)
当日払い、現金支払いのみ
企画概要
近年、TEAは保育実践研究や保育者養成にも活用されている。その一例として、具体的な保育場面の映像を基に、TEAの枠組みから子ども理解をする試みもなされてきた。ただし、TEAの分析は映像や記録を特定の枠組みで切り取ったものであり、現場保育者の実践的理解(日々の関係性や経験に基づく瞬間的判断)とは異なる前提をもつ。両者はどちらが正しいかではなく、それぞれ異なる方法で構成された理解である。本シンポジウムでは、TEAが保育実践の何を可視化し、何を捉えきれないかを具体的場面から議論し、TEAを実践理解を問い直す思考ツールとして再び位置づけることを目指す。
実施日時
2026年9月21日(月) 14:30~16:30
場所
立命館大学 大阪いばらきキャンパス
C471
オンラインあり
企画者
濱名潔(認定こども園立花愛の園幼稚園・名古屋市立大学大学院)
中坪史典(広島大学大学院)
司会
中坪史典(広島大学大学院)
話題提供者
渡邉真帆(福山市立大学)
濱名潔(認定こども園立花愛の園幼稚園・名古屋市立大学大学院)
宮﨑英輔(認定こども園 武庫愛の園幼稚園)
指定討論者者
ヤーン・ヴァルシナー(オールボー大学)
通訳
平林祥(ひかり幼稚園)
場所:はなの舞 JR茨木駅前店(https://www.hotpepper.jp/strJ000768669/)
時間:18時開始(~20時,120分制)
内容:コース 4,000円 (飲み放題付き)
当日払い、現金支払いのみ
企画概要
記号論的文化心理学やTEA(複線径路等至性アプローチ)は、人が成長や人生の転機のなかで、社会的・文化的な記号とどう関わり意味世界を編み直していくかを問うてきた。一方、記号創発ロボティクスは、ロボットが身体やセンサを通じて世界と関わるなかで、ことばや概念を自ら獲得していく過程を構成論的に解明しようとする研究分野である。両者は対象も方法も異なるが、いずれも「記号や意味はあらかじめ与えられたものではなく、相互作用のなかで創発する」という前提を共有している。本シンポジウムでは、生命の発生から人間社会に至る記号過程の連続性を探る生命記号論の知見も交えながら、記号創発ロボティクスのアプローチが記号論的文化心理学やTEAにどのような新たな視座や方法をもたらしうるかを検討し、両分野の協働がひらく発展可能性を議論する。
実施日時
2026年9月22日(火) 14:30~16:30
場所
立命館大学 大阪いばらきキャンパス
C471
オンラインあり
挨拶
サトウタツヤ(学校法人立命館理事・副総長)
企画者
宮下太陽(株式会社日本総合研究所)
司会
安田裕子(立命館大学)
話題提供者
宮下太陽(株式会社日本総合研究所)
谷口忠大(京都大学)
鈴木大地(筑波大学)
指定討論者者
ヤーン・ヴァルシナー(オールボー大学)
時間:18時開始(~20時,120分制)
内容:コース 4,500円 (飲み放題付き)
当日払い、現金支払いのみ